ショック・ドクトリン(英: shock doctrine、惨事便乗型資本主義)とは、要するに火事場泥棒のことである。
概要
日本では、ナオミ・クライン氏の著書『ショック・ドクトリン〈上〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』及び『ショック・ドクトリン〈下〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』によって拡まった言葉である。
狭義は「大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義改革」のことであり、前述の著書の内容に由来する。
ただし、この著書『ショック・ドクトリン』の内容には様々な事実誤認が含まれており、いわゆる「陰謀論」的であると批判する声もある。そのまま鵜呑みにしてよいものでもない。どのような批判がなされているのかといった具体的な話については、「ミルトン・フリードマン」の記事も参照されたい。
上記の著書の内容を受けて、広義で「大惨事につけ込んで実施される種々様々な社会変革」のこととして、政治の場に於ける「火事場泥棒」の別称として用いられることもある。
ただし、上記のように事実誤認が含まれる本の内容を元にしてさらに派生した言葉であるため、「自分が気に入らない政策」への蔑称、要するにいわゆる「レッテル貼り」として用いられているふしもある。
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関連項目
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「概要」に、ナオミ・クラインの著書に陰謀論的であるという批判もあることも追記しました。「関連項目」に「陰謀論」を追加しました。