ショーン・オブ・ザ・デッドとは、2004年にイギリスで製作されたホラー映画である。
概要
タイトルからわかるようにゾンビ映画であり、過去のゾンビ映画へのパロディオマージュがふんだんに盛り込んであるコメディ映画でもある(例:「ゾンビ」、「死霊のえじき」、「サンゲリア」)。ゾンビの群れの中をゾンビのふりをして歩いたり、ラストの結末などは今までのゾンビ映画にあるようでなかった衝撃のシーンであり非常に挑戦的な作品になっている。
イギリスではヒットしたが、かつて日本ではDVDスルー作品として扱われていた。しかし「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン」といった作品を通じてエドガー・ライト監督が日本でも有名になった影響なのか、イギリス公開から約15年という月日を経た2019年3月29日よりTOHOシネマズ系列での限定上映という形になるが日本初の劇場公開が行われることになった。
あらすじ
家電製品店で働くショーンは、マンネリ気味の毎日を変えようとする努力をしないことから彼女のリズに愛想を尽かされフラれてしまう。
そしてその夜、ルームメイトのエドと共にいつものようにパブで飲んだくれ、失恋の悲しみをアルコールでごまかした翌朝。ショーンは家の庭に不気味な女が立っていることに気づく。最初は事の重大さに気付かず最初は酔っ払いだと勘違いするバカ二人。しかし、ある出来事を境にショーンとエドは街がゾンビだらけになっていることに気づく。
そこで、緊張感のないショーンとエドは行きつけのパブであるウィンチェスターに立てこもる計画を立て、ショーンの両親と元恋人とそのルームメイトを巻き込んでいくが・・・。
登場人物
- ショーン/サイモン・ペッグ(横島亘)
家電製品店で働く冴えない29歳。大学時代からの親友エドとピートと3人で暮らしている。職場で年下の部下に説教するも空回りし、逆に自身が職場に来た義理の父親に説教される始末。自宅でクラブなみのDJプレイや彼女とのデートに毎回パブをチョイスするセンスの持ち主である。ゾンビ発生の際に某サイバトロン司令官並みに「私にいい考えがある」と、都合のいいプランを提案し実行するも当然のごとく挫折。以降は優柔不断なリードで株がダダ下がりになるが、パブにたてこもる際にはたくましくリーダーシップを発揮する。本編には出ないが妹がいる(エドにエアガンで足を誤射されたことがあるらしい)。 - エド/ニック・フロスト(茶風林)
ショーンとは小学校からの付き合いであるニート属性のデブ。ショーンの家に同居しており、一日中ゲームをしているかビールを飲んでいるか屁をこいているかしかしていない。ゾンビの発生を面白がっており、ショーンが庭にいた女ゾンビに襲いかかられた際も記念写真を撮ったりゾンビに囲まれても携帯電話で通話する始末で、肝心な場面で空気が読めない。得意なモノマネは映画「ダーティー・ファイター」のオランウータン、クライド。 - リズ/ケイト・アシュフォード(本田貴子)
ショーンの恋人。本人いわくショーンとはギリシャで旅行中に知り合ったらしい。毎回エドをつれてパブでデートを済ませて二人きりの時間を作らないショーンに嫌気が差し、ついにショーンに別れを切り出す。ゾンビが発生した後はルームメイトのデービットとダイアンと共にマンションの部屋に立て篭もっていたが、ショーンの誘いに乗り一緒にパブを目指すこととなる。 - デービット/ディラン・モーラン(てらそままさき)
リズのルームメイト。大学で講師をしている。留年しすぎたハリー・ポッターのようなルックスのオーナーで、学生時代にリズに振られている。ゾンビ発生後は事あるごとにショーンと対立、利己的で後先考えない場当たりな行動を起こし足を引っ張りまくる。 - ダイアン/ルーシー・デイヴィス(魏涼子)
こちらもリズのルームメイト。リズに振られて海よりも深く落ち込むデーヴィットに近づき、恋人になる。デーヴィットがリズへの好意を引きずっていることを知っている。売れない女優であり中盤、ショーンたちにゾンビの演技をレクチャーする。 - バーバラ/ぺネロープ・ウィルトン
ショーンの母親。エドからは「バーバラママ」の愛称で親しまれている。ゾンビが発生してもあまり状況を理解していない。ダイアンにゾンビの演技を絶賛される。中盤からとある秘密を抱くようになる。 - フィリップ/ビル・ナイ(野沢那智)
バーバラの夫でショーンの義父。ショーンが12歳のときにバーバラと再婚した。ショーンの職場に出向き説教したり、ショーンに厳しく接しているが立派な男になってほしいと切に願っている。しかし、家に入ってこようとしたゾンビに噛まれてしまう。愛車はジャガー。 - イヴォンヌ/ジェシカ・スティーブンソン
ショーンの友人。最近家を買ったらしいが、騒動の際にはショーン達と同じようなメンツを連れてサバイブしている。終盤では意外な形で再登場する。 - ピート/ピート・セラフィノイス
ショーンのルームメイト。同じルームメイトであるエドとは犬猿の仲で常に一触触発である。通行人に手を噛まれバスルームで全裸のままゾンビ化する。余談だが中の人は「スター・ウォーズ」のダース・モールの声を担当している。
スタッフ
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
ショーン・オブ・ザ・デッドに関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
- 4
- 0pt
- ページ番号: 4554968
- リビジョン番号: 2754132
- 編集内容についての説明/コメント: