シルエットミラージュ単語

シルエットミラージュ

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シルエットミラージュとは、1997年にセガサターンで発売されたアクションゲームである。開発元はトレジャー、発売元はESP。1998年には発売元もトレジャーとして、プレイステーションで発売。現在は2010年よりゲームアーカイブスで配信されている。

概要

ほとんどの敵キャラクター、攻撃が青の「シルエット」、赤の「ミラージュ」のどちらかの属性（一部機械キャラの持つ黄の「ノーマル」があり）となっている。プレイヤーキャラのシャイナは向いている方向によって属性を変更し、「ショット」と「リフレクター」を使って敵を倒していく。よって敵の属性、布陣に合わせて立ち位置を決め、ショットで素早く撃破していく、リフレクターで待ち戦法を取る、といった戦略眼をとわれるゲームである。このシステムは同社製の「斑鳩」に近い物がある。

また、SDのような可愛らしいキャクター達と、「世界崩壊と同義の世界救済」、「暴走した研究とその代償」といった重い本作のテーマの対比も味わい深い。

西暦2XXX年、「エド」と呼ばれるシステムの暴走により、生物体内の属性分子が異常活性、全世界の生物は「シルエット」「ミラージュ」どちらかの属性を持つ異形の存在へと変貌を遂げたのである。小競り合いを繰り返す両者により、混沌としていく世界。そんな中、ある日1人の少女が目覚める。名を「シャイラ・ネラ・シャイナ」、体内に相反する「シルエット」「ミラージュ」両方の属性を持つ、世界を元に戻す使命を帯びた旧世界の遺産である。サポートプログラム「ゲヘナ」に従い、「エド」へと出発する彼女。しかし新世界の住人達は、彼女を自分達の世界を滅ぼす破壊の使者と判断、彼女へ攻撃を加えるのであった…

2つの属性

　先述のとおり、全てのキャラクター、攻撃は「青」の「シルエット」、「赤」の「ミラージュ」、「黄」の「ノーマル」のいずれかの属性を持っており、ほとんどは前者2つのどちらかである。シャイナは向いている向きによって属性を切り替えることができ、画面に映っている服の色がその時の彼女の属性である。

フィジカルとスピリット

　シャイナを含むほとんどのキャラにはフィジカル(HPに相当)とスピリット(MPに相当)があり、フィジカルが0になると戦闘不能(シャイナの場合はゲームオーバー)、精神力が減ると攻撃力ダウンとなる。

マネーの存在

　道中、ショップで回復アイテムやパラサイトを購入できるが、マネーが必要となる。通常撃破では少額しか手に入らず、ショップを有効利用するためには後述のマネーをとるコマンドでマネー稼ぎが必要となる。

主な手段のみ説明する。

　ショットを撃つ。当たった敵が同属性ならばスピリットが、異属性ならばフィジカルが減る。ただしノーマルの敵はショットが無効となる。後述のパラサイトの切替によって、ショットの形状、軌道を変えることができる。パラサイトの年齢が高いと攻撃力も上がるが、シャイナのスピリットが減ると攻撃力ダウンとなる。以下にパラサイトを紹介する。名前の元ネタは七つの大罪。