シルバーウイングとは、ホンダが製造しているビッグスクータータイプのオートバイである。通称「銀翼」。
400cc版と600cc版の2種類がある。
概要
シルバーウイングは2001年4月、ホンダのビッグスクーターの最上級クラスの車種としてまず最初に600cc版が発売された。同年11月、400cc版も発売された。2005年にはAT限定普通二輪免許用の400cc教習車としても発売された。
400cc版にはTモードと呼ばれる燃料噴射量・点火時期変更スイッチがあり、発動させると低中速域でのパワーがアップするというシステムが搭載されていた。のちに600cc版にも採用された。教習車はこの機能はオミットされている。
2008年9月、排ガス規制が強化され販売が終了するが、2009年3月、フルモデルチェンジし再発売される。その際フロントマスクが同社の250ccビッグスクーターであるフォルツァに似たスタイリングになってしまった。
余談ではあるが、一部のメディアでは「シルバーウィング」とイが小文字になっているが、ホンダ曰く、「シルバーウイング」と全て大文字で表記するのが正式表記だという。
スペック
400cc版 | 600cc版 | |
形式名 | EBL-NF03 | EBL-PF02 |
全長 | 2285mm | |
全幅 | 770mm | |
全高 | 1430mm | |
ホイールベース | 1600mm | |
地上最低高 | 135mm | |
シート高 | 730mm | |
最小回転半径 | 2.8m | |
車両重量 | 249kg (ABS付きは252kg) |
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乗車定員 | 2名 | |
エンジン形式名 | NF01E | PF01E |
総排気量 | 398cc | 582cc |
気筒数 | 並列2気筒 | |
冷却方式 | 水冷 | |
吸排気弁構造 | DOHC4バルブ | |
内径×行程 | 64mm×62mm | 72mm×71.5mm |
圧縮比 | 10.8 | 10.2 |
最大出力 | 39PS/8000rpm | 50PS/7500rpm |
最大トルク | 3.8kgf/6500rpm | 5.6kgf/5500rpm |
燃費 (60km/h定地走行テスト値) |
32km/L | 30km/L |
燃料タンク容量 | 16L | |
エンジン始動方式 | セルフスターターのみ | |
燃料供給装置 | PGM-FI(燃料噴射装置) | |
点火装置 | フルトランジスタ・バッテリー点火方式 | |
変速機 | CVT(ホンダVマチック) | |
フロントタイヤ | 120/80-14M/C 58S | |
リアタイヤ | 150/70-13M/C 64S | |
ブレーキ | 前後とも油圧式シングルディスク | |
サスペンション | 前:正立テレスコピック式 後:スイングアーム式 |
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フレーム形式 | バックボーン式 | |
価格 | 77万7000円 (ABS付きは82万9500円) |
89万2500円 (ABS付きは94万5000円) |
400cc版と600cc版の見分け方
- メーターのバックライトの色(600cc版は青色、400cc版はオレンジ色)。
- タコメーターのレッドゾーン(600cc版は8000rpm、400cc版は9000rpm)。
- グリップエンドがクロームメッキ加工されているのが600cc版。
- サイドのエンブレムがゴールドなのが600cc版、シルバーなのが400cc版。
- シートにパイピングの刺繍が入ってるのが600cc版、入ってないのが400cc版。
ライバル車種
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関連項目
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