『シルマリルの物語』(The Silmarillion)とは、J・R・R・トールキンによる作品である。
概要
『指輪物語』に代表されるトールキンの伝説体系の一節。時系列的には『ホビットの冒険』と『指輪物語』の前史となる。『ホビットの冒険』や『指輪物語』に名前や逸話の断片だけが登場する英雄たちの物語が詳細に記されており、これを読破することで作品世界をより深く理解することができるだろう。
J・R・R・トールキンはこれを書いている最中に亡くなったため、息子のクリストファがその遺稿を編集し、出版された。日本語では『指輪物語』邦訳を補佐した田中明子の訳により1981-82年に初刊行されたのち、2003年の新版を経て、さらに訳を改めた最新版が2023年(物理書籍版)に刊行されている。
ちなみに中身はというと非常に難解であり、生半可な気持ちで挑むと多分挫折する。『ホビットの冒険』と『指輪物語』をしっかりと読んで、人物や地名の関係性を把握してから読むのをお勧めする。
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