シロナガスクジラ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどのメディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するキャラクターである、アニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラ)である。
CV:桑島法子(ゲーム版、けもフレ3)、演:伊藤梨花子(舞台版)
概要
地球生物史上最大の動物であるシロナガスクジラのフレンズ。雄大な容姿と海を悠然と泳ぐ姿から全てを受け入れ生物を産み出した母なる海をイメージさせたのか、母性本能と包容力を備える女の子となった。女性らしい優しさと魅力を見せ、時に優しく・必要時にはしっかりと叱り、愛を以って接する様は女子を越え母の領域であり、他フレンズからは「お母さん」と呼ばれ親しまれている。特に同じクジラ・イルカ系フレンズの面倒を見ており、彼女らからは実の母同然に懐かれている。
です・ますなどの丁寧語口調でおっとりした喋り方をする。元動物の名残で遠泳能力に優れ、大きさの関係もありちょっとした運動気分でRPGゲームレベルの長旅を行う。判明している中で最も大きな音を出せる動物のフレンズだからか、時々大声を出して喋る。愛情表現はハグなどのボディタッチが多いようで、プレイヤーにも積極的に仕掛けてくる。
シロナガスクジラは最大34mもの全長を誇る巨大生物だが、フレンズ化した事で人間の女性の体格にまで縮小。サイズがLとの事なので、女性としては高身長な部類に入るのかもしれない。ヒトの大きさになっても史上最大の動物としての身体能力はむしろパワーアップ。
外見
母性溢れるお母さんオーラを詰め込んだかのような穏やかな外見。長袖のネックセーター風ワンピースを着ており、黒のニーハイブーツとの組み合わせで絶対領域を生み出している。元動物の大きさに比例したのか胸は大きい巨乳キャラで、とてもグラマラス。
クジラの体を模した髪型。クジラ・イルカ系動物が備える背鰭と胸鰭も髪として再現され、鼻孔は髪の模様として表現。髪の色は元動物の体色に則ったモノ。後ろ髪は日光を受け揺れ煌く海の色をしている。お尻には大きな尾鰭が生えており、遊泳時に活用する。
瞳の色は深い青色。メガネ装備フレンズの1人で、水中を潜っていても問題なく機能し外れたりもしない。髪留めとしてジャパリパークマークと碇を模した髪飾りを装着。
ゲームでの扱い
シロナガスクジラです。
動物種の中でも最大と言われていますわ。
恐竜よりも大きな34mなんていうびっくり記録も!
この姿でも、パワーと包容力は健在みたいです。だからでしょうか、みんなは私を『お母さん』って呼んでくれるんです。
ピュア属性のレアリティレベル5(ゲーム中最大のレアリティ、流石史上最大の生き物)のフレンズとして登場。コスト400・攻撃タイプは中距離・サイズは当然のL。専用スキル「海と母の怒り」は敵チーム全員の攻撃力を20秒の間だけ35%低下させる。『七つの海のティコ』でもそうだったように、クジラを怒らせてはいけない。
強敵クエスト・シロナガスクジラ編にて強敵フレンズとして立ちはだかる。挑戦するには前日譚的なクエストである特定のフラグクエストを攻略しなければならない。また、クエストに参加可能なパーティーメンバーは、水棲動物系グループ「ウォーターガールズ」所属フレンズとイルカ・クジラ系フレンズのみ。
クエストをクリアすると彼女を仲間に出来る可能性があり、またクリア時に入手出来る指定アイテムを集めれば交換で仲間に出来る。
ある日を境にぱったりと姿を見せなくなった「おかーさん」ことシロナガスクジラ。愛想を付かされた・セルリアンにやられた?と心配したバンドウイルカ(ドルカ)は友達のマイルカ(マルカ)・シナウスイロイルカ(ナルカ)・イッカクと共に、泳ぎが上手いフレンズしか立ち入れないという難所「ナリモン大渦潮」へ探しに向かう。
同地でようやくシロナガスクジラを見つけ事の真相が判明するのだが、失踪理由が「ちょっとお腹の肉が弛んできたのでダイエットとして泳いでいた」というモノだった(ただし、シロナガスクジラの「泳いできた」は他フレンズにとっては長大なモノである)。大渦潮にまできて危険と叱る彼女に対し、もう子ども扱いされるほど弱くないと宣言するドルカ達。ドルカ達の成長を感じつつ、そう言えるだけの実力があるかどうかを確かめるべく、戦いごっこを挑む。
ストーリークエストでは第8章で登場。セーバルと会いにリウキウチホーの島へ向かうプレイヤー一行。しかし、セーバルが落下した島は黒いセルリアンが大量に包囲しており、上陸出来そうにない状況。そこにシロナガスクジラがド派手な水しぶきと共に海中から登場。彼女とイッカク達イルカ系フレンズで海中からジャパリバス(潜水モード)を牽引して進めば、島へ入れると提案。見た目以上の「存在感」(イッカク談)で、プレイヤー達を手助けしてくれる。
舞台での活躍
ここでも他のフレンズに「お母さん」と呼ばれ慕われている。他のフレンズを引っ張るパークの長のような立場にいるが、同じく実力者であるマンモスとはライバル関係にあるようだ。
みずべちほーで開かれていたPPPライブに颯爽と現れ、ジャパリパーク記念祭を執り行うこと、およびその目玉としてPPP対サバンナガールズのアイドル対決を実施することを宣言した。ついでにマンモスにも挑戦状を突きつける。
戦闘力の高さは舞台でも健在で、クジラらしく潮吹き攻撃でセルリアンと戦う。
演じる伊藤梨花子は出演するキャスト中最年少であるが、それに反して作中では「お母さん」と呼ばれる役ということに困惑したことを千秋楽講演後のキャスト挨拶で明かした。
ぱびりおんでの扱い
「はい、ギュッとしてあげますねぇ。」
2018年8月15日のかいようエリア解放と同時に登場。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「私」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは「~ちゃん」と呼ぶ。
他のフレンズのことは基本的には「~ちゃん」と呼ぶのだが、ジャイアントペンギンのことは「敬称無し」、オオウミガラスのことは「さん付け」で呼んでいる。また、少し珍しい呼び方としてはイワビーに対する「イワトビちゃん」というものがある。
イルカ達やイッカク、シャチから「おかあさん」と呼ばれており、マンモスからも「かいようの子たちみんなのお母さん」だと認識されている。基本的にはクジラ目(クジラ類)のフレンズ以外からはその場のノリを除けば「おかあさん」呼びはされない傾向にはあるが、パフィンが「シロナガスクジラのおかあさん」と呼称しており、同一けもトーク内で「おかあさん」呼びも確認されている。
ゆったりした性格は喋り方にも現れており、語尾に「ぁぃぅぇぉ」がつくときがあり、良い子にはギュッとしてあげる優しい「おかあさん」だが、とあるけもトークでは「怒ると怖そう」だとも言われている。
元がクジラということもあってか大声を出したときの声量は凄まじく、ぱびりおんの音響センサーがエラーを出すほどで、イルカ達曰く海の中全部に響く声だと言っている。なお普段の声量はちゃんと抑えられているので、日常会話には支障が無い。また乗った丸太が砂に沈むなど、重量級なフレンズでもある。
トキの歌に対して「……とてもいいと思うわぁ。」と言っているが、困り顔で「頭を揺さぶられる感じがしてぇ。」とも言っているのでお世辞の可能性がある。ただしショウジョウトキに対しては「あらぁ、お上手ねぇ。」と笑顔で言っているため、評価が難しいところ。なお元々ぱびりおんではトキ達の歌は一部フレンズを除き、どちらかといえば好評価な傾向にはある。
関連動画
関連静画
関連商品
関連チャンネル
関連項目
- 2
- 0pt