シロー・アマダとは、機動戦士ガンダム 第08MS小隊の主人公である。CV:檜山修之。通称アマちゃん。
概要
地球連邦軍少尉。後に脱走軍人。選民思想に染まったサイド3の国民を救うため、軍人を志す。宇宙世紀0075年、士官学校に入学。
サイド2出身。休暇で帰郷中にジオンのブリティッシュ作戦に遭遇。毒ガスにより家族を失う。
そのためか、「生き残る」という結果に非常にこだわっている。
地上に転属され、移動中のシャトル付近で友軍が襲われているのを見て、彼は果敢にもシャトルに積んであった作業用のボール(通称:動く棺おけ)に乗り込み、単身援護に向かう。作業用ワイヤー等を巧みに駆使して敵新型ザクは撃破するものの、自らも漂流してしまう。
漂着した破壊された戦艦(地球連邦軍のマゼラン)で、新型ザクのテストパイロットであったアイナ・サハリンと運命の出会い。彼女との出会いでジオンをただ憎んで殺せばいいのか?という疑問を持つ事になる。
無事生還した後は激戦区である東南アジア戦線のコジマ大隊に、第08MS小隊長として着任する。しかし、部隊のメンバーは腕は良いが性格が一癖二癖ある連中ばかり。シローは新米小隊長として苦闘しながらも、その頑張りで08小隊のメンバーを一つにまとめていく。
その後、地上での敵新型モビルアーマー破壊任務において、モビルアーマー・アプサラスのパイロットであったアイナ・サハリンと運命の再会を果たす。
交戦の際航行不能に陥ったアプサラスは機体に張り付いていたシローの陸戦型ガンダムと共に雪山で大破してしまい、遭難。最悪二人揃って凍死という極限状態で、秘技「ビームサーベルで瞬間湯沸し」をひらめく。宇宙での一件といい、さすがです少尉。
しかし、ここでアイナとの再会してしまった事が切っ掛けで、上層部からスパイ容疑をかけられてしまう事になる(この後の調査の顛末を綴った作品が『ミラーズ・レポート』である)
ミラーの策略により雪山での経緯を自白させられた結果、『自身含む部隊の最前線送り』か『銃殺刑』の選択を迫られることになり、前者を選ぶことになる(実際にはスパイ容疑に謹慎を破ったという重罪が重なっているため、銃殺刑以外の選択肢が残されただけでも奇跡的ではある)
この一件が元で着任したジオン軍秘密基地攻略作戦において、最終的に地球連邦を離反する事を決断。
アプサラスIIIに決死の特攻を駆けてアイナを救出、メガ粒子砲でガンダムの下半身を消し飛ばされながら、アプサラスIIIにガンダムの拳を叩き込んで相打ちになる。その後、仲間達の必死の捜索にも関わらず行方不明となった。
なお、後日談『ラスト・リゾート』では片足を失うも山奥の小屋でアイナと平穏に暮らす様子が綴られている。小説版では話の流れが幾らか異なるが、こちらでも最終的にはアイナと添い遂げている。
小説版では、戦争アニメ「キャプテン・ジョー」の愛好家で、暇を見つけてはいつも視聴している。軍人を志したのもキャプテン・ジョーの影響とされている。サイド7に友人がいるらしく、彼から録画したものを送ってもらっているとか。だが、戦争の過酷な現実を知った事でキャプテン・ジョーへの熱は冷めていき、全て破棄している。だが再生機の中に入っていた1枚は処分し忘れており、これが最終局面で思わぬ助けとなる。
人物像
宇宙世紀ガンダムには珍しい、愛に一途な熱血漢で、戦闘での機転にも優れ、度々窮地を乗り越えた。また、小隊長としての面倒見の良さにも定評があり、仲間達からの信頼も厚い。が、そのあまりの一途さから、敵を撃つ事に躊躇いが見られるようになってしまい、本人へのスパイ疑惑、戦闘での仲間の窮地を招いてしまうなど、軍人としての能力には少々問題がある人物と言える。
作中でノリス・パッカードに放った「倍返し」が、ガンダムEz-8の必殺技に採用される事が多いが、原作ではあっさりとかわされた技である事は有名。
搭乗機体
劇中での戦績
有名なセリフ
- 「銃身が焼きつくまで打ち続けるんだ!!」
- 「倍返しだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
- 「なぁ、アイナ・・・風呂・・・入らないか?」
- 「俺は生きる!生きてアイナと添い遂げるっ!」
- 「必ず生きて帰れ!これは命令だ!!」
関連動画
関連コミュニティ
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関連項目
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