シン(仮)単語

僕は、どうしようもないガラクタだ。

つまらない人生を彩るための言葉をやっと見つけたんだ。

　　「どんなに怖いことがあっても、嘘でも今楽しいって思えば、なんでも楽しくなる。」

僕は、楽しく感じるガラクタだ。エネルギーも尽きたただのロボット。
もう、人の愛に頼らず、自分の力で生きていくことにしたよ。

愛の重さ、
失うつらさ、
すべてに意味があるから、ありがとう。
僕はまだお酒に頼らないと生きていけないし、タバコもたぶん一生やめれないと思う もう、愛なんて諦めた。性欲なんて、リアルでは求めない、諦めた。
もう、人の幸せを妬んだり、悔しがったりしないよ。
なぜなら僕は、槍を持ったガラクタじゃなくなったから。 僕、もう何もエネルギーがない、錆びたガラクタとして生きるよ。
錆び鉄にも居場所はある。
錆び鉄にも、生き方はある。
僕を血のような愛で染めて、人にしてくれなかった過去のおかげで、
請びたガラクタとしての生き方を向き合える。 実は、錆び鉄になっても、歩いていくよ。稼働停止するその日まで。 ありがとう。夏草の香りすらしない駅地下のサーティーワン。
街中の細道にあった、カラオケ屋。夏の日差し。すべてが今灰色になったよ。 もう君のことなんていつか忘れちゃうんだろうね。でも漠然と、やけど跡のように残り続ける。
いつかやけど跡が治るような、そんな思い出が、僕の傷跡を癒せばいいね。
そんなことはもうあきらめてるけど、ただ歩きたい。僕は、歩きたい。
さようなら、会えたら、またね。そんな事は、もうないけど。
次の春を迎えたかった。そんなことはもう、諦めたけど。
愛だったから、さよならだね。