基本データ | |
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正式名称 | シンガポール共和国 Republic of Singapore Republik Singapura 新加坡共和国 சிங்கப்பூர் குடியரசு |
国旗 | ![]() |
国歌 | Majulah Singapura (進めシンガポール) ![]() |
公用語 | マレー語(国語)、英語、 華語(中国語)、タミル語 |
首都 | シンガポール(Singapore) |
面積 | 約710km²(世界第187位) |
人口(’23) | 約579万人(世界第115位) |
通貨 | シンガポールドル(S$) |
時間帯 | UTC+8(SGT) |
シンガポール共和国とは、東南アジアに位置する国家である。首都はシンガポール(Singapore)、通称シンガポール。
概要
正式名称は「シンガポール共和国」、漢字表記では「新嘉坡」「星港」など。略称は「星」。
マレー半島南端のシンガポール島とその周辺の島々からなる。赤道直下にあるため年中高温かつ多湿な気候。
淡路島よりやや広い国土に、福岡県ほどの人口が暮らす。人口密度は約6,500人/km²で世界第2位。
住民のうち約4分の3を中華系住民、約7分の1をマレー系、約13分の1をインド系が占めており、この3民族によるコミュニティが互いに独立しながら共存している。このため公用語も3民族の言語に英語を加えた4種が定められている。東南アジアでは唯一中国系の人口比率がトップである。
1962年、マレーシアの一員と考えていたシンガポール住民は、イギリスからマレーシア連邦への編入を決定。なので元々はマレーシア連邦の一部だったが、1965年にマレーシアから分離される。マレー人優遇政策を続けるマレーシア与党とシンガポールの華人政党の対立が鮮明になったためだ。
以降、華人政党の代表だった李光耀率いる人民行動党による開発独裁政治により急激な経済成長を遂げる。資源や国土面積の限られたシンガポールでは、「党が経済第一主義の政治を率先し、一国としてが生き残る」政策が取られた。事実上の一党独裁であるが、議論の長期化はせず、迅速な経済政策が実行できた。その結果、今日のシンガポールにおける豊かさを築かれた。現在でも人民行動党によるヘゲモニー政党制が継続されている。
経済成長と引き換えに、民主主義と言論の自由は規制されている。シンガポールにも金盾のようなファイアーウォールが設置されている。また外国人労働者の使い捨ても問題視される。政府批判者は追放される場合もある。
また公用語に英語が含まれる点や移民や外国人労働者に寛容な点もシンガポールが経済発展した理由の一つだろう。
日本では主にマーライオン像や、厳格な法律と高い罰金などで有名。
アジアの各所と中東、欧州、オーストラリアを結ぶ海上交通の要所にあり、古くから貿易拠点として栄えた。現在も貿易・工業などを主産業とし、東南アジアにおける経済・金融・交易の中心地となっている。特に国の東部に位置するチャンギ国際空港は、世界有数の設備を持つハブ空港として有名。3~4時間程度のトランジットなら全く退屈せず過ごすことができる。いや驚きます。マジで。
都市の様子その他
- シンガポールの街を歩いていると、星の数ほどの「ホーカーセンター(あるいはホーカーズ)」と呼ばれるフードコートを見つけることができる。チキンライス(日本のとは全くの別物。詳しくはぐぐ(ry)、ラクサ、バクテーと言った名物料理や、多数派を占める華僑の胃袋を支える中華など、ありとあらゆるB級グルメを気軽に楽しむことができる。もちろん観光客が行列する有名ホーカーズに行くのもいいが、ガイドブックに載っていないローカルなホーカーズで地元民気分を味わうのも一興である。
- 酒税が高い(感覚的には外飲みの場合日本のほぼ倍くらい)。そのため俺はジョッキかグラスでしか飲まん!というこだわりが無ければ、入国審査後に空港の免税エリアで免税範囲の酒を買っておき、ホーカーズに持ち込むのが正解である。なおたばこも高いが、こちらは持ち込むには納税が必要になるので、愛煙家にはなかなかつらい国である。
- 車を所有する税金や維持費を意図的に高くし、それを公共交通の充実に回すことで、渋滞を抑える政策を取り入れている。それでも渋滞するときは渋滞するが。狭苦しい国土でしか普段運転できないせいか、同じ左側通行の日本(特にシンガポール人が好きな北海道)をドライブするのがブームらしい。
- 観光地しては今やマーライオンを上回るシンボルになったマリーナ・ベイ・サンズや、ユニバーサルスタジオなどレジャー施設が超充実しているセントーサ島、近未来を思わせる植物園ガーデン・バイザベイ、東南アジアの夜のジャングルを気軽に楽しめるナイトサファリなどが有名。どちらかと言うと家族連れに向いた観光施設が多い印象がある。
対日感情、日本との関係
華僑が多いことや、第二次世界大戦中に起きた「シンガポール華僑粛清事件」の記憶もあって他の東南アジア諸国と比べるとやや反日の傾向がある(特に中国から移民してきた老年世代)。国父とされる李光耀も日本の太平洋戦争(大東亜戦争)を「侵略行為」であるとし、日本軍に否定的な見解を述べていた。インドネシアのスカルノやフィリピンのフェルナンド・マルコスらとは対照的である。現在でもシンガポールの歴史教科書は日本軍や戦時中の日本に否定的に書かれている。中国との縁が薄くなった若い世代は反日でもない人が多いので安直に反日と決めつけてはいけない。
その一方で経済的な結びつきは強く、2002年、「日本・シンガポール新時代経済連携協定」(JSEPA、日星協定)が締結され、日本にとって初の自由貿易協定相手国となった。
また、シンガポールは国土も狭く森林もないため水不足になりがちである。隣国のマレーシアとの関係はあまりよくないが水をマレーシアに頼っているため何度か水の供給をやめたり値段を上げると脅されたことがあった。そのさい日本の濾過技術を導入し、下水を再利用して水需要を賄うと言うことが行われた。
現在の2ちゃんねるの運営会社であるPACKET MONSTER社は、シンガポール南部のテロック・アヤ・ストリートに所在する。
関連動画
関連項目
- 国の一覧
- 東南アジア
- シンガポール華僑粛清事件
- チームシンガポール
- PACKET MONSTER
- マーライオン
- MRT(シンガポール) - シンガポールの都市鉄道
- 華僑/中国人
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)
- ドラえもん達がシンガポールで飛んでる画像
- ごめん、同級会には行けません。
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