シンタックスシュガー(英:syntactic sugar, syntax sugar)とは、プログラミング言語の読み書きのしやすさのために、既に存在する構文に別の記法を与えたもの。糖衣構文などと訳される。
概要
プログラミング言語で、ある意味の記述をする際に有効な構文が存在するが、別の読み書き構文を用意して同じ意味を持たせることがある。これをシンタックスシュガーという。
有名な例として、C言語の添字演算子がある。これは *(a+b) を a[b] とも書けるようにしただけのものであるが、添字演算子を使うことでより配列としての面を強調できる。それに何より書きやすい。(この例についてはC言語におけるポインタと配列変数、メモリの関係を学習すると明らかである。)
逆参照演算子によるアクセス(C言語): 本来の記述方式
/* 例えば
int i ; int arr[] = {1,2,3,4,5}; int *p = arr; こんな前提とする*/
i = *(p+4);
i に p が指しているアドレスから4つ分進んだ場所の中身を代入するという意味。
添字演算子によるアクセス(C言語): シンタックスシュガーを利用した記述方式
/* 例えば int i ; int arr[] = {1,2,3,4,5}; int *p = arr; こんな前提とする */i = p[4];
上と同じ。
関連項目
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