概要
スンナ派と袂を分かつイスラム教の二大宗派の一つ。人口は全体の1割ほどで、シーア派の方がずっと少ない。
シーアとはアリーの党派という意味で、イスラーム世界の指導者(イマーム)は血縁などとは関係なく、能力などにおいて最も適切な人物がなるべきだとするスンナ派に対し、指導者はムハンマドのいとこであり娘婿であるアリーとその子孫しか認めないという信徒が結成した。一部にはアリーに後を託すと生前ムハンマドが言ったという記録も伝わっている。
十二イマーム派が最も多く、初代イマームであるアリーから数えて十二番目のイマームが終末の日に再臨し、信徒たちを導くという神秘主義的な色彩がある。
ハメネイやホメイニなど宗教指導者としてメディアに露出するイスラム教徒はほとんどがシーア派。イランやイラクを中心に近年勢力を増してきている。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 2
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