シーカーストーンとは、以下のものを指す言葉である。
- ゲーム『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』及び『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』に登場する石像
- ゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に登場するアイテム
ゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に登場するアイテムであるプルアパッドについてもこの記事で記述する。
1の概要
『スカイウォードソード』ではスカイロフトの剣道場近くに、『時のオカリナ3D』ではコキリの森にあるリンクの家の前と時の神殿内に設置されており、大型のゴシップストーンの様な見た目をしている。調べるとダンジョン攻略のヒント映像を見ることができる。
『時のオカリナ3D』のものは下部に大きく口を開けたような穴が開いており、ここにリンクが頭を入れて映像を見る。
2の概要
1万年前に厄災を討伐する勇者をサポートするために古代シーカー族によって作られた、Nintendo Switch大のタブレット端末。
様々な機能が搭載されているほか、各地の勇導石から新たな機能を入手することができる。
ゲーム開始時点ではリンクが眠る回生の祠内に安置されており、手にすると記憶を失っているにもかかわらず何故か懐かしさを感じる。その後はゲーム中を通して腰に下げ持ち歩くこととなる。
100年前、大厄災に備えて古代遺物の発掘調査を行っていたシーカー族の研究者プルアとハイラル王国の姫巫女ゼルダによって回生の祠から発掘された。その後はゼルダの持ち物となったが、リンクが厄災との戦いで倒れ回生の祠に運び込まれた際にともに安置されることとなった。
前面に画面、背面にシーカー族の紋章、左側に取っ手、右側にリモコンバクダンのピンがある。
ハイラル各地に建つ試練の祠と同じような素材で作られていると推測される。
1万年前に作られて今も動作しているだけあって極めて高い耐久性が特長であり、完全防水であるのはもちろん、リンクが瀕死になる程度の落下や敵からの攻撃、圧力に耐え、服が燃えるほどの異常な高温や高山のような低温下でも問題なく動作する。
ただ、ゲーム開始時点では100年前は使えたはずの基本機能が欠損しており、データの保持期限は存在する様子である。
機能
基本機能
シーカーストーンに最初から備わっている機能。
身分証明
ゲーム中のハイラルで唯一無二のものであるため、100年前の出来事に詳しい人々はリンクが腰に下げたシーカーストーンを見てリンクの正体を察することができる。シーカーストーンを奪おうとする人物も登場しないので持ち主を認証する機能が備わっているのかもしれない。
祠の登録・開錠、神獣制御
各地の古代シーカー族によって築かれた祠や神獣の制御装置に設置されたIC端末の様な台座にかざすことでワープポイント登録・開錠、からくりや神獣の制御を行うことができる。
100年前にゼルダが祠の開錠を行おうとした時は祠が起動していなかったために開錠できなかった。
回生後のリンクが大厄災で塔頂部が露出した始まりの塔を起動したことによって初めて祠が起動した。
マップ
ハイラル全土を記したマップで、GPSのようにリンクの位置情報も知ることができる。チャレンジの目的地を表示したり、スタンプやピンを打つことも可能である。
極めて高精細な地図であり、木々の生えている位置やコログサークルの形すらも記されている。
初期状態では何も記されておらず、各地のシーカータワーを起動し地図をダウンロードすることで記される範囲が増えていく。地名などもこの際に記されるが、村、廃墟、橋などの施設名や温泉などの隠し地名は実際に行ってからでないと表示されない。
ゲームクリア後は左下に達成率が表示されるようになる。神獣解放、祠起動、コログ発見、地名表示などをカウントしている。
DLC第1弾『試練の覇者』をダウンロード後は足跡モードが追加される。直近200時間分の足跡の表示と再生が可能になる。
ワープ
マップから登録済みの祠やシーカータワーなどにあるワープポイントを選んでワープすることができる。
リンクの身体が分解されてワープ先で再構成されるようなエフェクトだが、女神に仕えるシーカー族が作ったものなので魂がその場に置き去りになる心配は不要。たぶん。
DLC第1弾『試練の覇者』をダウンロード後はローメイ島地下でワープマーカーが手に入るようになる。
ワープポイントを一か所だけ任意で設置可能になる。新たに設置すると以前のものは削除される。
祠やシーカータワーが近くにないお気に入りの地点に設置する、探索中に寄り道して戻って来たいときにその場に設置するなど使い方は自由。
望遠鏡
遠くの景色を拡大して見る機能で、見ている場所に対応するマップ位置にピンを打つことができる。
打ったピンは現地に行くと消える。
温度計
メイン画面右下に温度メーターが表示されており、現在温度と現在の装備で耐えられる温度範囲が表示されている。範囲外の温度になるとその環境によってメーターにもエフェクトが付き、視覚的に分かりやすくなっている。
マップ画面左下には摂氏で温度が表示されている。
天気予報
メイン画面右下に現在の天気と2時間ごとに変わる4時間後までの天気が表示されており、同じエリアに留まっている限りは的中率100%である(にわか雨は予測できないが)。予報というより予知。
始まりの台地で手に入る機能
始まりの台地の4つの祠の最初に設置されている勇導石からダウンロードできるシーカーアイテム。
攻略に必須であり、これらを手に入れなければ台地から脱出することができない。
リモコンバクダン
古代エネルギーで作られた、遠隔操作で任意に起爆できる爆弾を生成する能力。
クールタイムは存在するがノーコストで生成できる。
また、シーカーアイテムの中で唯一空中でも使用できる。
転がりやすく投げた時の飛距離が長い丸型と、転がりにくく飛距離が短い四角型の2種類がある。同時に1個ずつ生成可能。
炎属性ではないので単体では着火に使えない代わりに濡れても使用できる。
とても軽く、水に浮き風で飛ぶ。
トロッコの稼働や大砲の発射にも使用する。
ハテノ古代研究所で古代のシャフト3個と引き換えにリモコンバクダン+にアップグレードできる。
威力が上がり、クールタイムも短くなる。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のリンクも使用。こちらは投擲武器としても使用できる。
マグネキャッチ
マ・オーヌの祠『磁力のちから』で手に入る。
磁力の力で金属製のものを自由に動かす能力。
金属のブロックや板を積んで足場や橋にしたり、水に沈んだり高所にある鉄製の宝箱を取ったり、重いものを敵に叩きつけて攻撃したりと様々な用途に使用できる。
リンクが直に乗っているものを動かすことは出来ないが、金属製のものを二つ重ねて乗り下側に使えば可能である。あくまでも一部の開発者がこっそり仕込んだ裏技であるため操作が難しいがこれを利用すれば空を飛ぶこともできる。
ビタロック
対象の物体の時間を止めることができる能力。
物体の時間が止まっている間に衝撃を与えると力を溜めることができ、再び時間を動かした瞬間に解放される。これを利用して重いものを動かしたり、岩や樹木に乗って高速飛行することができる。
ハテノ古代研究所で古代のコア3個と引き換えにビタロック+にアップグレードできる。
モンスターなど邪悪な者の時間も止められるようになる。
詳細は記事ビタロックを参照。
アイスメーカー
ある程度の深さと広さのある水面や滝に氷の柱を作り出す能力。
3つまで同時に作成可能で、4つ目を作ると最初に作ったものが破壊される。任意で破壊することも可能。
できた氷は高温や衝撃に強く、足場や壁として使うことができる。
ただしリンクが氷の下に潜り込むと一瞬で破壊されてしまうので注意。アイスメーカーで川を渡ろうとする→間違えて氷の下に→氷が破壊される→繰り返し でグダるのはお約束。
また、水面に浮かんでいるものを回収するのにも使用できる。
その他の機能
シーカーセンサー
台地外のいずれかのシーカータワーを起動することによって使用可能になる。
未発見の祠がある方向に向かって進んでいる時に画面右下の表示と音で教えてくれる。方向が正確であるほど反応が大きくなる。
うるさいのでオフにすることも可能。
ハテノ古代研究所で古代のネジ3個と引き換えにシーカーセンサー+にアップグレードできる。
後述するハイラル図鑑に登録されたものの探知も可能になる。
ウツシエ
ハテノ古代研究所の勇導石から手に入る機能の一つ。本来は基本機能であるらしいが、100年の間に欠損してしまった。
見えている景色から瞬時に精巧な「写し絵」を作る能力。早い話が写真機能。
撮った写し絵はアルバムに保存される。
100年前は撮った写し絵をプリントアウトする技術もあったようだが、現代まで受け継がれているかは不明。
アルバム
ウツシエで撮った写し絵を48枚まで保存することができる。
それとは別に100年前にゼルダが撮った写し絵が12枚保存されており、リンクの記憶を取り戻す手掛かりとなる。
ハイラル図鑑
ウツシエで撮影した動物・魔物・素材・武器・お宝を登録でき、説明文・手に入りやすい場所等を閲覧できる。
登録された写し絵は後から差し替え可能。
シーカーセンサー+を入手後はハテノ古代研究所のシモンから研究所の勇導石に残された写し絵を購入しハイラル図鑑に登録することが可能になる。
amiibo
始まりの台地でシーカーアイテムをどれか一つ入手後に使用可能になる機能。
使用するにはオプションで「amiiboを使用する」に設定しておく必要がある。
amiiboを読み込み、対応するアイテムを手に入れることができる。
マスターバイク零式
DLC第2弾『英傑たちの詩(バラッド)』で追加されるメインチャレンジ「英傑たちの詩」をクリアすることで手に入るリンクのための神獣で、一部地域を除きシーカーストーンでどこでも召喚できる。
馬を模した黒いバイクで、神獣繰りの試練の導師ミィズ・キョシア曰く古代シーカー族の技術の粋を集めて作られた最高傑作。
馬と異なり加速・減速・街道での移動含め全て自分で操縦しなければならないが、速さ5の馬を凌ぐ平均速度、高い悪路性能、敵の攻撃や高所からの落下などあらゆる衝撃を吸収する耐久性を誇る。
燃料の概念が存在し度々補給しなければならないが、素材アイテムなら入れれば何でもエネルギーに変換可能というリンクの胃袋並みの機構を持つ。
『マリオカート8 デラックス』にも登場する。「マスターバイク」の名はもともと『マリオカート8』のDLCでリンクが使用する車両として登場したものなので、逆輸入されたと言える。
プルアパッド
厄災討伐後、ゼルダのハイラル各地の調査をサポートするためにプルアとロベリーら現代のシーカー研究者によって作られたタブレット端末。シーカーストーンと比べてさらにNintendo Switchに似た見た目をしている。
シーカーストーンに搭載されていた一部機能が改良した上で再現されているほか、新機能も存在する。
ゲーム開始時点ではゼルダが所持しているが、故あってリンクの手に渡ることとなる。
基本機能
- 祠の登録・開錠
本来は鳥望台などシーカー技術による装置を登録するための機能だが、ゾナウ族の学者ミネルによって破魔の祠や根などゾナウ関連の建造物の登録も可能になった。 - マップ
- ワープ
- 望遠鏡
- 温度計
- 天気予報
- 人物名鑑
新機能。冒険の中で出会った重要人物の情報が記録される。 - 冒険手帳
各チャレンジの進行状況やムービーの再視聴ができる機能。『BotW』ではシーカーストーンとは関係ない機能だった。
後から追加される機能
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- インパ
- イーガ団
- ガノンドロフ
- ゲルド族
- コログ族
- ゴロン族
- ゼルダ
- ゼルダ史
- ゼルダの伝説関連項目一覧
- ゼルダの伝説(初代)
- ゼルダの伝説 スカイウォードソード
- ゼルダの伝説 知恵のかりもの
- ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
- ゼルダの伝説 夢をみる島
- ゼルダ無双
- ゼルダ無双 厄災の黙示録
- ゾーラ族
- チンクル
- テリー(ゼルダの伝説)
- デクの樹サマ
- ハイラル王国
- ハイリア
- ハイリア人
- プルア
- マスターソード
- リト族
- リンク(ゼルダの伝説)
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