ティアラは決して譲らない。
導く者たる器を見せる時だ
シーザリオ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「シーザリオ」をモチーフとするウマ娘である。CV:佐藤榛夏
概要
誕生日:3月31日 身長:167cm 体重:微減(レース前で節制気味)
スリーサイズ:B80・W53・H84理知的で懐が深いウマ娘。
名トレーナーの父と教育熱心な母の影響で、後進の育成に興味を持つ。
ティアラウマ娘は引退後に後進育成に注力することが多いと知り、自分の理想そのものだと憧れている。
同室の親友いわくオンオフが非常にはっきりしているらしい。
理知的で懐が深い、真面目でしっかり者のウマ娘。
オンとオフの切り替えがかなりはっきりしており、周囲を驚かせることが多い。
チーム<アスケラ>所属。
同じチームのラインクラフトと良き友、良きライバルとして切磋琢磨しながら、ティアラ路線で活躍し、次代のウマ娘の礎となれるような存在を目指す。
2024年1月26日に唐突にウマ娘公式Xアカウントで発表されたウマ娘。ノーザンファーム系列の一口馬主クラブ・キャロットファームの所有馬では初のウマ娘化となる。また、2005年クラシック世代からも初のウマ娘化。
ぱかライブTVの放映も数日後に控えているのに、なぜこのタイミングで発表?と皆が驚き訝しんだが、同日に「ウマ娘」の特集記事が組まれたキャロットクラブの会報が先行配信されており、そこで紹介されているため、それに合わせたものと思われる。[1]
発表から9日後の2月4日、5th EVENT「GO BEYOND -YELL-」DAY2にて同期のラインクラフト、エアメサイア、デアリングハートのウマ娘化が発表され、3月下旬公開のメインストーリー第2部にてラインクラフトとともにチーム<アスケラ>の所属としてメインキャラを務めることが発表された。勝負服もPV内で初公開。
史実の父であるスペシャルウィークに似せたキャラクターデザインだが、モチーフ馬が比較的珍しい青毛というところから、同じ青毛のヴィルシーナと同様に青系の髪色(ただし実際の青毛は真っ黒な毛色のこと)で、クールな印象を与えるデザイン。馬名の由来が恋愛劇の男装ヒロインの男装時の名前というところからか、「男装の麗人」的なイメージにも寄せたものか。身長167cmは実装ウマ娘の中ではかなり長身の部類となる。
性格は「オンオフが非常にはっきりしている」とキャラ紹介にあるが、その切り替わりぶりが尋常ではなく、オンモードとオフモードで二重人格レベルで雰囲気が変わる。メインストーリー第2部前編公開(とラインクラフト育成実装)までオンモードの描写しかなかったため、メインストーリー第2部でオフモード初見になったトレーナーは全員キングヘイローと同じ顔になったことであろう。
このオンモードとオフモードの切り替えに関しては、メインストーリー第2部中編とシーザリオ育成シナリオにおいて、全く逆の形でそれぞれ印象的に活用されることになる。
シェイクスピアの戯曲が由来の名前を持つにもかかわらず「苦手なこと」に「悲恋物語」とあるが、彼女の名前の元ネタになった『十二夜』はハッピーエンドであり、主人公シーザリオ(ヴァイオラ)は最後に思い人と結ばれるので別におかしくはない。
ゲームでの扱い
育成ウマ娘[Future Weaver]
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
99 | 89 | 95 | 79 | 88 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | G | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
G | A | A | F | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
G | A | A | C | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『Guiding Sea』 | |||||||||||||||||||
残り800m地点で中団だと少しの間少し前に出て加速力がちょっと上がる。さらに根幹距離のレースで後方だと加えて加速力がわずかにあがる | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
育成目標
- ジュニア級6月:メイクデビュー(阪神・芝1600m)に出走
- クラシック級3月後半:フラワーC(GⅢ)で5着以内
- クラシック級4月前半:桜花賞(GⅠ)で5着以内
- クラシック級5月後半:オークス(GⅠ)で5着以内
- クラシック級10月後半:秋華賞(GⅠ)で5着以内
- シニア級5月前半:ヴィクトリアマイル(GⅠ)で3着以内
- シニア級11月前半:エリザベス女王杯(GⅠ)で1着
- シニア級11月後半:ジャパンカップ(GⅠ)で1着
概要
2024年9月10日、シーザリオのオークスおよびアメリカンオークスが描かれるメインストーリー第2部中編公開(9月20日)に先んじて育成実装。
適性はマイル・中距離、脚質は先行・差しだが、所持スキルおよび固有スキルを考えると事実上は中距離・差し専門としての運用になるだろう。固有スキルは2400mなら終盤即発動の加速スキル、2000mか2200mなら中盤発動で終盤接続の複合スキルとなる。しかしチャンミ用などとしては、同じ脚質にネオユニヴァースとジャングルポケットという強力なライバルがいるのがやや辛いところ。
メインストーリーでサンタアニタパーク競馬場が実装された一方、育成シナリオではサンタアニタには行けないため、マンハッタンカフェなどの海外遠征→故障引退組と同様、大事を取ってアメリカンオークスを回避するというIF展開となる。
関連ウマ娘
- ラインクラフト
- 同室のウマ娘で、メインストーリー第2部で同じくチーム<アスケラ>に所属する。モチーフ馬は桜花賞で激闘を繰り広げた同期最大のライバルにして、同じ福永祐一のお手馬。
- エアメサイア、デアリングハート
- 同期組。モチーフ馬はラインクラフトと合わせ、この4頭で桜花賞の1~4着を占めた。さらにエアメサイアとはオークスでワンツーを決めている。
- スペシャルウィーク
- モチーフ馬は父。先に登場した事もあり、キャラクターデザインには彼女の造形を意識した所が随所に見られる。
- キングヘイロー
- メインストーリー第2部でチーム<アスケラ>の先輩として登場。オンザリオの初見時に見せる表情は必見。
- デアリングタクト
- モチーフ馬は孫(父エピファネイアの母がシーザリオ)、かつデアリングハートの孫(母デアリングバードの母がデアリングハート)でもある無敗の三冠牝馬。
- シンボリクリスエス
- モチーフ馬は配合相手で、産駒が2頭(エピファネイア・ロザリンド)いる。『ウマ娘』に登場する配合ありの組み合わせでは、産駒がGI馬となった初の事例。なおロザリンドの方も産駒オーソリティが種牡馬入りしたため、血統が繋がる見込み。
史実
喝采に迎えられて
その名の由来は
自身をいつわり
報われぬ恋に身を焦がす
舞台劇のヒロイン。ところが彼女は運命に抗い
みずからセリフを書き換える。
「かなわぬ想いなどない」と。
僕らの前で、そして海の向こうで
披露された全身全霊の演技は
大いなる喝采を浴びた。
2005年に日米のオークスを制した「ジャパニーズスーパースター」にして、繁殖牝馬としても驚異的な成績を残して現代の競馬にその血が広がり続ける、ブエナビスタと並ぶスペシャルウィークの代表産駒。
2002年生まれ。父スペシャルウィーク、母*キロフプリミエール、母父Sadler's Wells。馬名はシェイクスピアの戯曲『十二夜』で、主人公のヴァイオラが男装してオーシーノ公爵に小姓として使える際に名乗った偽名。ウオッカと同じ栗東の角居勝彦厩舎に所属し、福永祐一が桜花賞を除き一貫して騎乗した。
父のスペは初年度産駒の2歳戦の成績が案外でやや評価を落としており、母の産駒や近親にも目立った活躍馬が少なかったため、クラブの募集価格は3.5万円×400口=1400万円(しかも満口に届かず)と、当初は決して期待されていた存在ではなかった。しかしデビュー後は無傷の3連勝でGⅢフラワーカップを圧勝、一躍牝馬クラシックの大本命に躍り出る。
本番の桜花賞では福永にラインクラフトの先約があったため、「桜花賞を勝ってもオークスでは福永に戻すから」という角居師の配慮もあり、中央の騎手ではなく名古屋競馬所属の吉田稔[2]が騎乗することに。レースは1番人気に支持されたが、後方からラインクラフトにアタマ差届かず2着に敗れる。
ラインクラフトが距離適性からオークスではなくNHKマイルカップに向かい圧勝したため、福永が戻った優駿牝馬では1.5倍の断然人気に支持されると、完璧なレースをした武豊騎乗のエアメサイアを後方から豪脚でクビ差かわして勝利。樫の女王に戴冠し、スペシャルウィーク産駒、キャロットファームはGI初制覇となった。
続いて向かったのは、前年にダンスインザムードが挑んだハリウッドパーク競馬場の芝10ハロン戦、アメリカンオークス[3]。福永とともに挑んだアメリカGIでは持ったままで先頭に進出、直線で後続を突き放したところで実況が勝利を確信し、"Japanese superstar Cesario!!"と絶叫する圧倒的なパフォーマンスで4馬身差の圧勝。父内国産馬の海外GI初勝利、日本調教馬のアメリカGI初制覇を果たした。
しかしその後は繋靱帯炎を発症、復帰を目指したが翌年の調教中に再発したため引退。通算6戦5勝[5-1-0-0]。
引退後、故郷のノーザンファームで繁殖入りすると、産駒が驚異的な大暴れ。第3仔エピファネイア(父シンボリクリスエス)、第6仔リオンディーズ(父キングカメハメハ)、第9仔サートゥルナーリア(父ロードカナロア)と3頭のGI馬を輩出するというとんでもない繁殖成績を叩き出し、3頭とも種牡馬入り。
シーザリオは2021年2月27日に19歳で死亡したが、エピファネイアがデアリングタクトやエフフォーリアを輩出するなど種牡馬として大活躍しており、令和の日本競馬にシーザリオの血は広がり続けている。
詳細は当該記事へ→シーザリオ
関連動画
関連静画
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- ウマ娘の関連項目一覧
- 2005年クラシック世代
- 福永祐一
- スペシャルウィーク(ウマ娘) - 史実の父
- シンボリクリスエス(ウマ娘) - 史実の配合相手
- デアリングタクト(ウマ娘) - 史実の孫
- 汗かいちゃったね、シーザリオ
脚注
- *なお、特集記事の内容はウマ娘プロジェクト全体の詳細な解説から始まり、ウマ娘シーザリオのイラストと実馬シーザリオの戦績、ウマ娘に登場している競走馬一覧、加えてスポーツ紙記者や細江純子氏へのインタビュー、更にはヒーロー列伝を意識したかのようなウマ娘登場記念ポスター風写真まで付いており、とても気合が入った内容となっている為、一読をオススメする。
- *吉田稔騎手は87年から2012年まで活動した騎手で、94年から2003年まで10年連続で愛知県競馬(名古屋・中京)リーディング1位を獲得。中央にも積極的に参戦し、2002年・2003年と中央の愛知杯を連覇し、2004年には阪急杯と関屋記念で勝利するなど成果をあげた。
引退後の現在は北海道で育成牧場を立ち上げ、門別競馬場のパドック解説でも活動している。 - *当時の正式名称は「アメリカンオークス招待ステークス」。日本ではシーザリオの戦績を語る際に「日米オークス」としてまとめられるが、ダートが中心のアメリカでのクラシック競走としての「オークス」にあたるのはダート9ハロン戦であるサラトガ競馬場の「CCAオークス」か、チャーチルダウンズ競馬場の「ケンタッキーオークス」のどちらかで、アメリカンオークスは2002年創設の新興のレースである。なお、現在はハリウッドパーク競馬場の閉鎖により、「アメリカンオークスステークス」としてサンタアニタパーク競馬場で開催されている。日本で言うと関東オークス?
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- キングヘイロー(ウマ娘)
- スペシャルウィーク(ウマ娘)
- サイレンススズカ(ウマ娘)
- トウカイテイオー(ウマ娘)
- メジロマックイーン(ウマ娘)
- ナイスネイチャ(ウマ娘)
- アドマイヤベガ(ウマ娘)
- アグネスタキオン(ウマ娘)
- ビワハヤヒデ(ウマ娘)
- シンコウウインディ(ウマ娘)
- スーパークリーク(ウマ娘)
- ライスシャワー(ウマ娘)
- アグネスデジタル(ウマ娘)
- フジキセキ(ウマ娘)
- エイシンフラッシュ(ウマ娘)
- メジロドーベル(ウマ娘)
- メイショウドトウ(ウマ娘)
- マヤノトップガン(ウマ娘)
- ナカヤマフェスタ(ウマ娘)
- ゼンノロブロイ(ウマ娘)
- スイープトウショウ(ウマ娘)
- カレンチャン(ウマ娘)
- ミスターシービー(ウマ娘)
- ツインターボ(ウマ娘)
- イクノディクタス(ウマ娘)
- メジロパーマー(ウマ娘)
- マチカネタンホイザ(ウマ娘)
- キタサンブラック(ウマ娘)
- サトノダイヤモンド(ウマ娘)
- ダイタクヘリオス(ウマ娘)
- モブウマ娘
- シリウスシンボリ(ウマ娘)
- ヤエノムテキ(ウマ娘)
- サクラチヨノオー(ウマ娘)
- メジロアルダン(ウマ娘)
- メジロブライト(ウマ娘)
- ナリタトップロード(ウマ娘)
- サクラローレル(ウマ娘)
- アストンマーチャン(ウマ娘)
- ヤマニンゼファー(ウマ娘)
- ツルマルツヨシ(ウマ娘)
- コパノリッキー(ウマ娘)
- シンボリクリスエス(ウマ娘)
- タニノギムレット(ウマ娘)
- ワンダーアキュート(ウマ娘)
- ホッコータルマエ(ウマ娘)
- デアリングタクト(ウマ娘)
- ケイエスミラクル(ウマ娘)
- ダイイチルビー(ウマ娘)
- メジロラモーヌ(ウマ娘)
- シュヴァルグラン(ウマ娘)
- サトノクラウン(ウマ娘)
- カツラギエース(ウマ娘)
- ジャングルポケット(ウマ娘)
- タップダンスシチー(ウマ娘)
- ネオユニヴァース(ウマ娘)
- ヒシミラクル(ウマ娘)
- サウンズオブアース(ウマ娘)
- ノースフライト(ウマ娘)
- ドゥラメンテ(ウマ娘)
- ヴィルシーナ(ウマ娘)
- ヴィブロス(ウマ娘)
- サムソンビッグ(ウマ娘)
- ロイスアンドロイス(ウマ娘)
- デアリングハート(ウマ娘)
- ラインクラフト(ウマ娘)
- エアメサイア(ウマ娘)
- オルフェーヴル(ウマ娘)
- ジェンティルドンナ(ウマ娘)
- ウインバリアシオン(ウマ娘)
- スティルインラブ(ウマ娘)
- ダンツフレーム(ウマ娘)
- ノーリーズン(ウマ娘)
- フリオーソ(ウマ娘)
- トランセンド(ウマ娘)
- エスポワールシチー(ウマ娘)
- ブエナビスタ(ウマ娘)
- ドリームジャーニー(ウマ娘)
- カルストンライトオ(ウマ娘)
- ビリーヴ(ウマ娘)
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