シーザー・クラウンとは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターである。
概要
パンクハザードの研究所を根城にしているマッドサイエンティスト。元は世界政府所属の科学者でベガパンクに次ぐ立場だったが、パンクハザードで化学兵器による爆発を起こしたことで追放される。
その後は技術力を買われ、ドンキホーテ・ドフラミンゴの部下として働き、人造・悪魔の実や殺戮兵器の開発をしている。
部下や誘拐した子供を平然と実験台にする非道な性格。おまけに短気で資金援助者に対する態度もよくない。しかし普段は情け深く誠実な人徳者を演じているため、彼の本性を知らない部下たちからは信頼されている。懸賞金は3億ベリー。笑い声は「シュロロロロ」。
また、新世界の住人だからか、研究者という職業に就いている割に戦い慣れしている。
麦わら海賊団との一度目の戦いは酸素を奪う能力でルフィたちを苦戦させるも、研究所内の戦いではほぼ一方的に倒されてしまった。その後はルフィたちの捕虜となり、心臓をローの能力で盾にされたまま、気球代わりに扱われていた。また、心臓をとられた際に思考力や精神力なども少しずつ落ちたのか、本編が進むにつれて、立ち回りが悪くなった。
だが、ドフラミンゴ一味との交戦の最中に、ある研究を依頼していたビッグマム海賊団の一行が乱入したために、麦わら海賊団の一部メンバーとともにモコモ公国、万国へと強制的に移送させられる羽目に。
その後も、万国の統治者との衝突を始めとするトラブルに巻き込まれ、道化役のように騒ぎつつ逃げ惑う描写も見せるようになったが、一応心臓を取り戻し、麦わら海賊団ともお別れとなった。
能力
自然系悪魔の実「ガスガスの実」の能力者。体を様々なガスに変えることの出来る他、一定範囲の空気を操って酸素を奪うこともできる。
その一方でスモーカーや黄猿のような、能力による高速移動はできないらしく、人間サイズのものを運んでいるときはさらに鈍足になる。
一応、速度や威力の高い攻撃技もあるが、直線的で軌道の読みやすいものや、小道具が必要と思われるような技も少なくないからか、オペオペの実などで体の一部をとられた状態では流石に発揮しづらいのか、研究所での衝突以降では使用頻度が減少した。
関連項目
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