シートベルトとは、乗員の身体を座席に拘束することで負傷を防ぐために設置されたベルト状の安全装置である。
概要
人を所定の位置や座席に固定するための安全装置。
身体を軽く拘束することで急ブレーキを踏んだ際や事故を起こした際にフロントガラスに頭から突っ込んだり、はたまた座席外へ投げ出されたりするのを防ぐことが出来る。
車に設置された3点式シートベルトを着用した場合の交通事故による死亡リスクは、着用しなかった場合に比べ45%も低減することが判明している。
“航空学の父”の異名を持つジョージ・ケイリーが19世紀に実験用グライダーに乗るパイロットを固定する目的で開発したモノが最初のシートベルトだとされる。現在多くの車などに採用されている3点式シートベルトは1959年にボルボの車に初めて実装されたが、利権よりも人々の安全性を優先するボルボ社はこの技術を公のものとし特許権を放棄したため、1968年にはアメリカの全ての車に装備が義務付けられるなど急速に普及した。
米国疾病予防管理センターは「シートベルトの着用は人命を救い、事故による怪我を減らす最も効果的な方法である」と述べている。
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