ジェイドとは、
- (英) ヒスイ
- 「テイルズオブジアビス」の登場キャラクター → ジェイド・カーティス
- 漫画「キン肉マンII世」の登場キャラクター。本項目で説明。
- 本田技研工業がかつて製造、販売していたオートバイの名称。CBR250RRから流用した4st250cc水冷直列4気筒エンジン搭載。後継車種はホーネット
- ゲーム「ファイナルファンタジーII」にて登場するダンジョン名で、パンデモニウムへと通じている。
概要
ドイツ出身。伝説超人ブロッケンJr.を師匠に持つ。新世代正義超人の一人であり、ヘラクレス・ファクトリー二期生。同期にはスカーフェイス、クリオネマン、デッド・シグナルなどがいる。
幼少の頃、孤児として育った経験を持つ。親を知らないジェイドは、周りから厄介者扱いされていたが、優しい人間の老夫婦に拾われ、我が子同然に育てられていた。しかし、ある日ゴロツキによって老夫婦が惨殺されてしまい、再び孤児となってしまう。超人パワーを正しいことに使うためにブロッケンJr.の下で訓練を積み、その後ヘラクレス・ファクトリーに入学する。
ブロッケンのことは「師匠(レイラァ)」と呼んで尊敬しており、ジェイドと出会うまで自堕落な生活を送っていたブロッケンもジェイドの成長を生きがいとしており、師弟は固い信頼関係で結ばれている。二人の関係は、キン肉万太郎、テリー・ザ・キッド、ケビンマスクといった伝説超人の息子たちが偉大な父親との関係に問題を抱えていたのとは対照的に描かれている。
外見では深い緑色の服装で自転車競技に使用するようなヘルメットを装着している。軍帽にしなかったのはブロッケン一族の血族ではないことを表現したかったのだろう。Vジャンプ版のみの設定であるが、ジェイドのヘルメットは、後部が伸縮自在になっており、武器として使用することもできる。また、ブロッケン一族の証である「ドクロの紋章」を首飾りとして大切に身に付けている。なお、師匠と違ってジェイドは生まれながらの超人であるため、紋章が体から離れても人間に戻るといった変化はない。
師匠のブロッケンJr.と同様に女性人気の高いキャラクターであり、公式にも新世代超人No.1のイケメンと紹介されている。超人オリンピック編の頃には、ヒロインである二階堂凛子から想いを寄せられていた(後にカオス・アヴェニールに乗り換えてしまうが)。その反面、初登場以降の戦績は思わしくなく、かませ犬的な扱いを受けていたことは否めない。加えて、右腕を切断されたり、目を削り取られるなど毎回凄惨なやられ方をすることで知られている。真面目な熱血漢の好青年ではあるが、メンタル面の弱さが大きな欠点となっており、我を忘れたり、動揺したり、甘さが出たところを付け込まれやすい。
プロフィール
戦績
H・F一期生・二期生入れ替え戦編
ヘラクレス・ファクトリーの2期生として登場し、地球での任務を忘れて遊びほうけるTeam-AHOことキン肉万太郎たち1期生と地球駐屯超人の座を賭けた入れ替え戦をおこなうことになる。ちなみに、H・F時代のジェイドは卒業試験でバッファローマンを5分ジャストで倒している。
Aブロック1回戦でガゼルマンと対戦。鍛錬を怠っていたガゼルマンのスタミナ切れを誘い優位に立つも、ドクロの紋章を馬鹿にされたことで激怒。ベルリンの赤い雨でガゼルマンの胸を切り裂き、KOする。
次の試合ですでに戦闘不能となったテリー・ザ・キッドに対し執拗に攻撃する同じ二期生のスカーフェイスと対立。準決勝で対戦する両者に因縁が生まれる。
準決勝前の記者会見の場にブロッケンJr.が姿を見せ、2人の師弟関係が公になる。
準決勝はスカーフェイスの意向によって「コンクリート・デスマッチ」で対戦することになり、かつてラーメンマンに敗れたトラウマを持つブロッケンはセコンドとして指示が出せなくなる。精神攻撃を受けたうえ、体格とパワーで上回るスカーに圧倒されてしまう。トラウマから立ち直ったブロッケンのアドバイスによって盛り返すが、またもスカーの策略によってブロッケンへの不信感を植え付けられ精神的に動揺。「狂乱の仮面」を装着したスカーの残虐ファイトの犠牲となり右腕を無惨に切断され、最後は「アルティメット・スカー・バスター」によってKOされてしまう。
決勝ではあれだけ酷い目に遭わされながらも、スカーのことを正義超人と信じて健気に応援していた。
超人オリンピック ザ・レザレクション編
1シリーズ出番がない間に右腕は元に戻ったようで、超人オリンピック ザ・レザレクションのドイツ予選を戦い、ベルリンの赤い雨によってホフマンを倒し、ドイツ代表として出場することになる。
予選では、第3次競技「ビーチフラッグスでイエイ!」でキッド、バアロノスと同じ組になり、一時的にキッドと共闘してバアロノスを撃退。その後キッドが溺れている子供の救助に向かい失格となったため、勝ち抜く。最終競技の「二人三脚でZEIZEI!」では二階堂凛子をパートナーにし突破している。
本戦にはシード権を得たことで2回戦から出場し、ブラジル代表のヒカルドと対戦。試合中にヒカルドのオーバーボディが剥がれ悪行超人出身という正体を現すと、残虐ファイトの前に劣勢を強いられる。ヒカルドに「甘ちゃん」と言われたことで激怒し、ブロッケンのアドバイスを拒否してしまうという精神的な脆さがまたも出てしまうと、関節技によって戦闘不能に追い込まれる。見かねた凛子がタオルを投げ入れたことでTKO負けが確定するが、技を解かなかったヒカルドのトーチャー・スラッシュを喰らってしまい瀕死の重傷を負う。救急車で運ばれる際に駆け寄った万太郎と友情の絆で結ばれ、その様子を見ていたブロッケンは弟子の独り立ちを確信し、ジェイドの元を去っていく。
悪魔の種子編
キッドたちと共に与那国島に出現したジェネラル・パラストに向かうが、悪行超人に在籍したことがないためバリアを通過することができなかった。
万太郎の戦いを見届けた後、北海道の五稜郭へ向かいバリアフリーマンのセコンドを務めることに。最初は、スケベで不真面目なバリアフリーマンに怒っていたが、彼の真意を知ったことでセコンドとしてサポートする。
その後仲間たちと合流し、万太郎と喧嘩別れしたケビンマスクを追うが発見することはできなかった。
究極の超人タッグ編
肉体が消滅する危機に直面したケビンマスク救出のために20世紀へタイムワープすることとなり、天涯孤独で誰も悲しむ人はいないということで自ら危険なミッションに志願する。20世紀の世界で若き日のブロッケンと対面するが、他の伝説超人と同じく突如現れた新世代超人を信用せず、突き飛ばされる。
救出作戦が失敗したことで、究極の超人タッグが開催されることになり、ジェイドはH・Fの同期であるスカーフェイスとのタッグチーム「スーパー・トリニティーズ」として出場することになる。だが、純粋にケビン救出の使命を第一に考えるジェイドに対し、スカーはコンプリート・バルブの魅力に取りつかれてしまい、トロフィ奪取への野望に気持ちが傾き始めていた。
自分たちの試合が始まる直前に急きょリザーブマッチが開催されることになり、ブロッケンとジェロニモのテガタナーズが全ての元凶である時間超人タッグ世界五大厄と戦うことになる。徐々に悪行超人時代に戻りつつあったスカーの隣で若き日のブロッケンの戦いぶりが見れることに胸を躍らせていたが、テガタナーズは敗れ、ブロッケンは右腕を切断されてしまう。ジェイドが「師匠(レイラァ)」と呼んだことでジェイドが未来からやって来た自分の弟子だと悟ったブロッケンは、薄れる意識の中でジェイドと言葉を交わすと、無くなったはずの右腕でジェイドと握手をする。
ようやく始まった1回戦第4試合でスーパー・トリニティーズはヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン&セイウチン)と対戦。ブロッケンの想いを受け気合い十分のジェイドだったが、すっかり悪行超人時代に戻ったスカーと不協和音を起こしてしまう。かつての優しい姿をダブらせてセイウチンへの攻撃をためらってしまったことに加え、ブロッケンが右腕を失った影響でベルリンの赤い雨が打てなくなったことが発覚する。ついにはスカーに踏みつけられたままタッチされた挙句、パートナーとして見限られるという屈辱を味わう。これでもかというばかりに精神的ダメージを受けてばかりの惨めなジェイドだったが、改変された歴史の中で隻腕となったブロッケンから新しい必殺技を伝授された記憶が浮かび上がる。ピンチに陥ったスカーを救出するためにリングに入ると、新必殺技「ブロッケンの帰還」をセイウチンに炸裂させる。復活したジェイドの真摯な説得もあってスカーも正義の心を取り戻し、空中分解していたタッグが復活する。ところが、セイウチンの擬態によって騙される甘さが出てしまい、マスク・ジ・エンドによって失明させられる。ヘル・イクスパンションズのオプティカル・ファイバー・クロスボンバーによって絶体絶命のピンチに陥り、身代わりとなったスカーが顔の皮を剥がされ、1人になってしまう。心の目で放ったブロッケンの帰還もネプチューンマンを倒せず、オプティカル・ファイバー・クロスボンバーを喰らって敗れてしまう。もっとも、セイウチンの心の動揺が原因で顔の皮を剥がされるのだけは免れ、ヘルメットが飛ばされるのみとなった。
試合後病院送りとなるが、準決勝第1試合でマッスルブラザーズ・ヌーボーの応援のため会場に姿を見せる。さらに、カオスが死亡した後、ピラリアの花の花粉が起こした奇跡によって両目の視力が回復。キッド、スカーと共に万太郎のマッスル・スパーク会得のための特訓に付き合う。
Vジャンプ連載版
H・Fの2期生として登場するが、d.M.pによって洗脳された改造超人となり、本編では実現しなかった万太郎との対決がおでん巨塔3階コンニャクリングで実現する。本編と比べてヘルメットを使ったギミック系の技が多かったが、本当は万太郎と戦うために洗脳されたフリをしていた。正気に戻るよう説得しようとした洗脳が解けた他の二期生の2人を攻撃する場面もあったが、急所は外していた。試合は正々堂々とした熱戦となり、キン肉バスターを破る活躍を見せるが、マッスル・ミレニアムによって倒される。
主な必殺技
シングル技
- ベルリンの赤い雨
- 師匠のブロッケンJr.より受け継がれたブロッケン一族代々に伝わる必殺技。ジェイドもフェーバリット・ホールドとして愛用している。師匠のものと同じく右手から放たれる鋭い手刀によって相手を切り裂く技だが、ジェイドの場合は闘気によって炎が噴出されるようになっており、熱で物質を溶かすこともできる。
炎の噴出は、当初ジェイド特有のものかと思われたが、究極の超人タッグ編でブロッケンが使用する際にも右手から炎が噴出するようになっていた。 - ビーフケーク・ハマー
- ベルリンの赤い雨に次ぐジェイドの得意技。相手の片足を上げさせた状態のまま背後から両腕を掴んでクロスさせ、相手が受け身を取れない状態で放つスープレックス。
- 胴倒しかかと落とし
- ジャンプして空中で体を真横に倒した状態から放つ強烈なかかと落とし。
- ヘルム・シュヴァンツ
- Vジャンプ版でのみ使用。ヘルメットの後ろに伸びた部分がさらに長くなり、相手を串刺しにする。
- ヘルム・ギロチンドライバー
- ヘルム・シュヴァンツの状態からヘルメットを相手の首に当ててキャンバスに叩きつける。これもVジャンプ版のみの技。
- バズソー・シルト
- Vジャンプ版のみの技。アームカバーに仕込まれた刃物を仕込んだ盾「クライス・シルト」を回転させ相手を切り裂く。
- ブロッケンの帰還
- 時間超人に右腕を切り落とされたことで歴史が改変され、ベルリンの赤い雨が使えなくなったブロッケンが新たに編み出した、ジェイドに伝授した技。右肩を軸としてコーナーポストを旋回し、その勢いを活かし片足首を掴んだまま高速回転、掴んだ足を刃へと変化させ相手を切り裂く荒技。
ベル赤と同様に左脚から炎が噴出する。
隻腕であることが利点の技らしく、ジェイドは仕様の際に右腕をあいて封印している。
タッグ技
- レッド・レイン・テイル
- スーパー・トリニティーズ必殺のツープラトン技。スカーフェイスのスワロー・テールにジェイドがベルリンの赤い雨によって噴出させた炎によって点火し、相手を切り裂く技。廃ビルを真っ二つに両断してしまうほどの破壊力がある。
ヘル・イクスパンションズ戦では、ジェイドがベルリンの赤い雨を使えなくなっていたため、ブロッケンの帰還による炎で点火している。
タッグパートナー
キャラクターソング
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関連項目
- 2
- 0pt