常に勇猛なるトルコよ
そなたの軍隊は幾度となく
祖国の敵を打ち負かし
ジェッディン・デデンとは、トルコにおける伝統的な軍楽の楽曲である。
英語表記は『Ceddin Deden』。
概要
オスマン帝国時代に、西アジアと中央アジアの要素を受け継ぐ「メフテル」と呼ばれる音楽が発展した。
戦意高揚や威嚇を目的として軍楽隊は遠征などにも同行し、西欧諸国にも大きな影響を与えている。
現在でもブラスバンドの編成などに、メフテルの影響がみられるという説もある。
現代でも残るメフテルの楽曲でも、とりわけ知名度が高いのがこの『ジェッディン・デデン』である。
「ズルナ」と呼ばれるチャルメラのような管楽器が高らかに鳴り響く出だしが特徴的。
日本ではNHKドラマ『阿修羅のごとく』、中外製薬の「グロンサン」やダイワハウスのCMにも起用されたりと、何かと耳にする機会の多い曲。
19世紀末~20世紀前半ごろのオスマン帝国末期に成立したとされているが、実は作曲者については諸説あり確定していない。
この頃は既にメフテルも西洋音楽の影響を受けており、オスマン帝国隆盛期のものとは異なるともされる。
冒頭にも挙げた歌詞の内容は戦意高揚を目的としたメフテルらしく、かつて欧州を震え上がらせたトルコ軍の勇猛さを歌ったものである。
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