ジェットセットラジオフューチャー(JSRF)とは、2002年にセガからXbox向けに発売されたインラインスケートアクションゲームである。Dreamcastで発売されたジェットセットラジオ(JSR)の続編。
概要
ショウワ99年の架空都市トーキョーを舞台に、ストリートを駆け抜けグラフィティ(スプレーアート・落書き)を描く。
Xbox本体と同時発売タイトルであり、当時の次世代機としての性能を活かして60fps表示やDolby Digital 5.1chに対応したほか、マップ・キャラクター・楽曲などは前作からのボリュームアップが図られている。
ゲーム性
前作でコマンド入力を行っていたグラフィティやターンは1ボタン操作に簡略化されたほか、ブーストによる急加速も可能になり、簡単操作で走り回る爽快感を得られるようになった。
マップの広大化に伴いステージごとの時間制限が廃止された。このため「制限時間内にグラフィティを描いてハイスコアを目指す」というプレイスタイルから、「街を走り回って目的の人や物を探索する」というプレイスタイルに変更された。
公式に設定されているゲームジャンルは前作のストリートアクションから、ストリートアクションアドベンチャーに変更されている。
以上のようにゲーム性は前作と別物になっており、ファンの間でも好みが分かれるところである。
映像
マンガディメンジョン(JSRにおけるトゥーンレンダリングと漫画的表現を用いた映像表現の呼称)は、ブラーや集中線が追加された。
遠景まで表示される広大なマップ、多数の通行人やオブジェクトの表示など、新ハードのパワーをわかりやすく体験できる。
音楽
作曲は前作に引き続き、主に長沼英樹が担当。前作で楽曲提供した面々は長沼氏の楽曲Remixで参加している。また、ギターベイダーは楽曲提供の他、長沼氏が「I LOVE LOVE YOU」をRemixしている。
今作では当初から海外市場も視野に入れ、米国グランドロイヤル社からの楽曲提供を受けている。
その他
- Xbox発売当時はインターネット接続機能が提供されていないため、前作にあったネット接続関連の機能はなくなっている。(スコアランキング・自作グラフィティの投稿・グラフィティのダウンロード・JPEG画像の取り込み機能)
- ストーリー中に登場する人物クラッチは、時間が経つと出現しなくなりストーリー進行が止まるという不具合がある。
- Xbox360で互換対応されているが、以下の不具合がある。
・金のサイ出現後のシブヤターミナルでグラフィティが描けない箇所がある。
→ウォールライドかジャンプ中なら描ける。
・99番街などの高負荷場面での処理落ち
・グラフィティエディタの表示不具合
関連動画
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関連項目
外部リンク
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