ジェネリック(Generic)とは、「一般的な」「ノーブランドの」などを意味する単語である。
概要
generic【形容詞】
「ジェネリック」は普通の外来語であるため、「ジェネリック医薬品」のみならず「ジェネリック農薬」や「ジェネリックプログラミング」など、ジェネリックを冠する用語が複数存在している。しかし、ジェネリック医薬品という造語がテレビコマーシャルで宣伝され広く浸透したため、いまや「ジェネリック」という言葉は「ジェネリック医薬品」を指して使われることも多い。
さらに、このジェネリック医薬品から転じて、ブランド品と似ている商品が「ジェネリック○○」と揶揄されることもある。たとえば、宮城県の銘菓「萩の月」にそっくりな商品は「ジェネリック萩の月」、北海道の銘菓「白い恋人」にそっくりな商品は「ジェネリック白い恋人」のように呼ばれる。また、そのような菓子は総称して「ジェネリック菓子」と呼ばれているようだ。ただし、こうした呼称は聞く側にネガティブな印象を与えうる。すでに商品として存在していることを知らず、偶然に類似の商品として開発・販売された可能性を考慮する必要はあるかもしれない。もっとも、「○○の月」「○○の恋人」など、商品名までオマージュした意図的な商品もあるのだが。類似の商品が増えることは、その菓子が一つのジャンルとして確立されつつあることの証左とも考えられる。
ちなみに、“欧米では処方時にブランド名ではなく一般名(generic name)が使われることが多く、ジェネリック医薬品(generics)と呼ばれている。それが世界共通の名前となって、日本でも「ジェネリック医薬品」という名前が広まった。”[1]と説明されることもある。しかし、上記のように“generic”という単語自体に「ノーブランド」という意味合いがあり単純にそちらに由来するとも考えられ、本当に“generic name”に由来するのかどうかはやや疑わしくもある。
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関連項目
脚注
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