ジェノスとは、ONEのWeb漫画『ワンパンマン』の登場人物である。
ヒーローネームは【鬼サイボーグ】。テレビアニメ版の声は石川界人。
概要
19歳の正義のサイボーグ青年で、脳以外の身体の大部分を機械化している。
ヒーローランキングはS級17位(S級最下位)→S級16位(隕石破壊)→S級14位(47撃目~現時点の順位)。
15歳の時に故郷を火の海にした狂サイボーグに復讐すべく、自ら志願して正義の科学者クセーノ博士の改造を受け戦闘サイボーグへと生まれ変わる。サイタマと出会うまでは単独で正義活動をしていた。
本編では5撃目(5話)でかっこよく初登場するものの「完全に油断」してモスキート娘に敗北。勝機を無くし自爆を試みるも、偶然出会ったサイタマが彼女をビンタ一発で吹き飛ばしたため未遂に終わる。サイタマの強さに惹かれたジェノスは強引に弟子入り志願するが拒否されてしまう。
その後ハンマーヘッドの件で知名度の低さを思い知ったサイタマにヒーロー協会のことを教えたところ、「一緒に登録してくれたら弟子にしてやる」と提言されたため喜んでプロヒーロー入り。無事プロヒーローとなったサイタマに渋々ながら正式な弟子と認められ、サイタマの強さの秘密を学ぶべくZ市にある彼の部屋に転がり込む。
現在は「当分の修行」と称したサイタマの適当な提案に従い、S級ランキング10位以内を目指す。
性格
復讐心や正義感は強いが、境遇のせいかサイボーグ化の影響か基本的にクールな性格。しかしタツマキのようにサイタマを侮辱したり暴言を吐く者には陰からにらみつけるなど、怒りの感情はよく見られる。
サイタマと出会うまでは心に余裕が無く、自らに課した使命に取り憑かれたように怪人を倒していた。悲劇的な背景設定といいイケメンな顔といい、こいつの方が主人公っぽい。
尊敬するサイタマと恩人のクセーノ博士以外には滅多に敬語を使わず、年上のバングやタツマキにも呼び捨て&ため口(初対面のバングに指摘され、パワーを使い切った時に「逃げるんだバングさん」と言ったことはある)。
相手の実力を見誤り油断する悪い癖があり、深海王戦でも「また油断・・・・俺も学習が下手だな」とつぶやいている。キングの弱さにも気づかず、顔を合わせるようになってからも実力の噂に疑いを持たない。
サイタマとの関係
サイタマの別次元な実力を正当に評価する数少ない理解者で、彼を「先生」と呼び心酔というか崇拝・全肯定し絶対的な信頼を寄せる。
だが良かれと思って暴走する事もしばしばあり、長話を理解できないサイタマにだらだら語ったり、頭髪に余計な気を使ってたびたび怒られている。サイタマにしつこく挑んでくるソニックを(笑)つきで呼んで「先生を邪魔する執念深いストーカー」として敵対するなど、過剰な行為も見られる。そしてファンのいないサイタマの前で自分の人気ランキング評価を読みあげるなど、基本的に空気は読まない。
孤児だが金銭的には恵まれているようで、同居を嫌がるサイタマに部屋代として札束を渡し了承を得ている。また家事全般はジェノスが(勝手に)行うようになり、サイタマはよりヒマをもてあますようになった。
精神的にはまだまだ未熟だが、弟子入りしてからはサイタマの一挙手一投足を観察し様々な事を勝手に学び取り、徐々にヒーローらしいメンタルに成長している。
戦闘能力
現代アートのような姿になるまでズタボロにされたり頻繁に腕をもがれるなど、サイタマの対比に使われるせいかあまり良いところがない。だが決して弱くはなく、推定災害レベル虎や鬼の怪人も独力で討伐する実力がある。
ヒーロー登録直後は最下位とはいえS級にランクされる程。アニメ版では受験前の非公認なヒーロー的活動とその際に周辺にもたらした被害などから「謎のサイボーグ」として協会や公安関係者からマークされていた描写があり、戦力評価にそれまでの活動も加味された模様。協会としては野放しにするよりは管理下に置けた方がいいという判断もあったと思われる。
ソニックとはたびたび対立するものの、互いに勝負がつかない関係にある(ジェノスの攻撃はソニックに当たらないが、ソニックの攻撃もジェノスにとってはダメージにならない)。
生身ではないため、童帝の「オカメちゃん」では肉体強度を測定できず鍛錬も無意味だが、代わりにクセーノ博士にパーツを強化してもらう事で強くなれる。倒した怪サイボーグのパーツを博士の元に持ち帰って強化パーツへの応用を頼むこともある。そのせいか髪型を含め度々外観が変わっている。
損壊は博士が修復するが通常メンテナンスは自分でできるようで、手首周りの故障なら修理も出来る。
必殺技
主な得意技は素早い拳のラッシュ「マシンガンブロー」、掌や腕の各部に仕込まれた「焼却砲」。決め台詞は「排除する」、焼却砲使用時の「焼却」。
焼却砲の利用法は多岐にわたり、通常の収束型放射による中〜遠距離への攻撃だけでなく、拡散放出して周囲の敵を焼き払うなどの芸当も可能。出力を抑え、温風で食器を乾かす描写も散見される。腕に強化ユニットを装備しエネルギーコアを直結することで焼却砲をフルパワーで放つ事も出来る。ただしボディに多大な負荷がかかる上エネルギーを使い果たしてしまう諸刃の剣である。
エネルギーコアは強力な自爆装置を内蔵しており、本人が周囲の人間を巻き込む事を危惧して使用を躊躇っている事から相当な威力の物であると推測できる。
関連動画
関連項目
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