ジェムナイト・パールとは、遊戯王OCGのカードであり、ガイアナイトを継ぐものである。たぶん。
概要
アニメやOCGがゼアルに突入し、DTもゼアルに名を変えてリニューアルした12弾、「DUEL TERMINAL -エクシーズ始動!!-」(2011年4月下旬より稼動)で登場したエクシーズモンスター。テキストは以下の通り。
エクシーズモンスター ランク4/地属性/岩石族/攻2600/守1900 レベル4モンスター×2※遊戯王カードWiki より引用
やはり登場した、何の効果も持たないエクシーズモンスター。シンクロモンスターのときも「大地の騎士ガイアナイト」や「ナチュル・ガオドレイク」、「スクラップ・デスデーモン」が存在したため、いずれエクシーズモンスターにも効果なしが出るだろうと予測する人も多かった。
効果は無いが、その代わりに素材2体を要求するランク4としては最大の攻撃力を持つ。同じランク4の「No.39 希望皇ホープ」と比べるとたった100の違いで、効果がない分こちらが見劣りするように思えるが、2500ラインには「スターダスト・ドラゴン」や、悪名高い「真六武衆-シエン」、さらに2550という絶妙なラインに「ヴェルズ・オピオン」が存在するため、それらに一方的に打ち勝てるのは向こうにはできない芸当。
「大地の騎士ガイアナイト」は、1ヶ月後に「ゴヨウ・ガーディアン」が登場したことで長い間評価が低かった(現在は「ゴヨウ・ガーディアン」が禁止カード化やエラッタ等があり、素材指定なしのレベル6シンクロの最高打点となったため見直されている)が、パールさんには現在上位互換は存在していない。
ランク4に2600以上+メリット効果持ちなどというものが出てこないことを祈る。
このカードそのものの話に戻るが、このカードはジェムナイトの名を持っており、ジェムナイトはレベル4のモンスターが多いため無理なく投入できる。ジェムナイトは融合召喚を主軸とするタイプのデッキだが、肝心の「融合」、「ジェムナイト・フュージョン」が手札に来ない場合の保険として採用することもできる。高い攻撃力を持つので戦闘でも活躍できるだろう。
また、素材はレベル4モンスターであればなんでも良いので、レベル4モンスターを多く採用しているデッキなら無理なく採用できる。そのときはチューナーを加えてシンクロ主軸にするという方法もあるが、どちらにするかはデッキと相談しよう。レベル4モンスターの採用が多い3色のガジェットを用いたデッキや、機皇デッキでの採用も検討できる。ただ、機皇デッキでは皇つながり&希望で、「No.39 希望皇ホープ」にネタでのアドバンテージは大きく差をつけられている。また、ホープの自壊効果も機皇帝とシナジーするので、機皇デッキではホープのほうが優勢か。
素材がなくなっても効果が使えなくなったり、自壊するなどのデメリットがないため、エクシーズ素材をコストに要求する魔法カード「鬼神の連撃」、「エクシーズエナジー」などを使用しやすい。「鬼神の連撃」のイラストにはこのモンスターが描かれており、製作側もそれを意識してデザインしているのかもしれない。
同様の理由から、素材を気にせず蘇生もしやすい。
一方で、素材を能動的に墓地へ送れないというデメリットに働くこともあるので注意が必要。
また、前述のガイアナイトと違い、インフェルノイド主体のデッキでは特殊召喚が少々難しい点も注意。
テキストがとても短いことも特徴。その文字数はわずか11文字。これは遊戯王OCG全体で見ても第3位の短さである。エラッタされテキストが変わったカードの旧テキストも含めた場合は11番目。
このカードより文字数が少ないのは「深海に潜むサメ」の5文字と、「戦場の死装束」の8文字。この2枚は第2期を最後に絶版になっている。
存在が明らかになった際には、あまりにもシンプルなテキストと雄々しき姿から「パールさんマジ刺激的」と讃えられた。
(刺激的:「ジェムナイト・ルマリン」のフレーバー・テキストに書かれている、ルマリンの生き方。ジェムナイトには彼の生き方に共感する者が多いらしく、転じてジェム使い最大の賛美として扱われる)
第2期以前は融合モンスターのテキストの書き方が特殊(素材1体で1行)であったために素材モンスターのカード名に「」(かぎかっこ)が存在しなかった(「青眼の究極竜」など、例外あり)。が、第3期以降のフォーマットでは素材を改行なしで1行にまとめて書くようになったため、どこまでで1体のモンスターを表しているか分かりやすくするために全て「」をつけるようになった。
つまり、上記「深海に潜むサメ」と「戦場の死装束」の記録は少々ずるをしているともいえなくない。上記の「エラッタされたカードも含めた場合」のエラッタされたカードとは、それら初期の融合モンスターのうち再録されて「」(かぎかっこ)がつけられたモンスターたちである。
上記の2体が再録されて「」をつけられた場合、「深海に潜むサメ」は9文字、「戦場の死装束」は12文字になる。「戦場の死装束」が再録されるとこのカードはテキストの短さランキング2位になることができるのだ。「簡易融合」対象外のレベル6のため難しいかもしれないが、2位をねらう人たちは再録されることに期待しよう。
第7期フォーマットはテキスト欄がかなり広く、字も小さめなので、テキストの空欄部の面積では恐らくダントツだろう。
ここまでで何度も出てきた「大地の騎士ガイアナイト」とは、攻撃力と属性が同じで、エクストラデッキから特殊召喚するモンスターである点でも共通する。効果が無いので「絶対魔法禁止区域」などの効果対象にもなれる。
また、初登場のレアリティも共にスーパーレアである。ただ、絶版にならなければスターターデッキで確実に手に入ったガイアナイトと違い、こちらはプレイ1回(=カード1枚)100円で、確実に当たる保証はないので、こちらのほうが入手しにくい。
DUEL TERMINAL世界では、エクシーズの力を得たジェムナイトとして登場。
負の感情(効果?)を持たない心優しい戦士であり、負の感情を探知・肉体と魂を吸収する「ヴァイロン・ディシグマ」との戦いではセンサーをくぐり抜け、「鬼神の連撃」でディシグマを葬り去った。
(OCGでもディシグマの効果を受けず、攻撃力でもって一方的に倒すことが出来る)
しかし全ての黒幕である「ヴェルズ」と、「セイクリッド&ジェムナイト」連合軍の最終決戦において、「ヴェルズ・ウロボロス」の一撃から「セイクリッド・トレミスM7」を庇い、戦死してしまった。
最後まで闘い抜いて散ったパールさんマジ刺激的。
これらの情景は「エクシーズ・リバーサル」「鬼神の連撃」「エクシーズ・ソウル」等のイラストで見ることが出来る。
ちなみに漫画版遊戯王ZEXALでプリンセス・コロンちゃんが使用したエクシーズサポート「鬼神の追撃(これは未OCG化)」にもパールさんは描かれている。
関連動画
ジェムナイト・パールに関する動画を紹介してください。アニメに出してやってください。
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