ジェラール(声:浪川大輔)とは、漫画『FAIRY TAIL』に複数人登場する魔導士である。
この概要は面白くない
前作『RAVE』に登場したジークハルト・シーザーを「別人」として復活させたキャラクター。
現時点で同じ顔の人物が3名登場している。以下はその特徴など。
ジェラール・フェルナンデス
元はエルザらと共に楽園の塔という禁忌魔法設備の建造の為に黒魔導士教団に強制収容された奴隷の一人(これ以前の前歴や両親などについては今のところ明らかではない)。
ある日、教団に反旗を翻し、エルザを救出に向かった際、逆に捕らえられてしまい、そこでゼレフ(を騙ったウルティア)の洗脳により、性格が豹変。エルザの目の前で黒魔導士の生き残りを(読者には見えないが)魔法で全員惨殺し、自身の命令どおりに動かないと判断したエルザを奴隷達の命と引き換えに外界へと放り出す。
暫く後に評議会に後述の思念体を潜入させ、極秘裏に楽園の塔建設を進め、エルザ開放からおよそ8年後、塔が完成間近となった矢先に妖精の尻尾が襲撃。エルザの幼馴染だった奴隷達も妖精側に寝返ったことで、暗殺ギルドに彼らの抹殺を命じるが失敗。
ついに自ら戦線に立ち、エルザと再会。隙を突いて行動不能としたことでゼレフ復活が叶うと思いきや、自身が「妖精最大の脅威」としていたナツ・ドラグニルが現れ、直接対決に至る。
攻撃力で勝る天体魔法で優位に立ったジェラールだったが、エーテリオンを吸収したナツの前に敗れ去り、そのまま塔と運命を共にしたかに思われた。
だが、その身柄は六魔将軍によって保護されており、ウェンディの力で復活。しかし、エーテリオンの影響で記憶障害が生じ、エルザの名前以外一切の記憶を忘れてしまう。エルザから真実を聞き、自殺を試みるが、エルザの説得により踏みとどまり、ナツのことを思い出したことでゼロとの戦いを援護し、ニルヴァーナ破壊に一役買う。
しかし、既にエーテリオンを悪用し、国家転覆を図った大犯罪者として評議会に知れていたジェラールは直後に逮捕され、内部から魔法が使えない特殊な独房に幽閉され、看守から虐待に等しい扱いを受けていた。
7年後、悪魔の心臓を抜けたウルティア、メルディの二人と独立ギルド「魔女の罪(クリムソルシエール)」を設立。
エルザを、そして妖精の尻尾をサポートすることを約束するが、真実を知ったエルザ以外からは、かつての悪行全てを許されたわけではなく、脱獄犯である関係上、顔を知られるわけにもいかず、人魚の踵(マーメイドヒール)在籍の魔導士からも強い憎悪の念を抱かれている。
ジークレイン・フェルナンデス
ジェラール・フェルナンデスの思念体。
評議会にスパイとして潜り込ませる為に自ら大量の魔力を消費して作り上げた文字通りの分身。
同じ顔、同じ声、同じ体格と思念体である関係上、外見は全く同じとなるため、ほかの人間には「ジェラールの双子である」と偽っていた(エルザもその一人)。
主人公ナツを差し置いてこの漫画最初のページに登場した人物の一人である(もう一人はウルティア)。
当初は名前が似ていることから作者に「ジークハルトとの関係はあるのか?」との質問が大量に送られてきたが、単行本にて「全く関係ない人物でコイツは悪人」と表明したことで一気に沈静化した。
ミストガン
ラクサスはどこかからその正体を知り、アナザージェラールと呼んでいる。
普段は顔を覆面で覆っており、ギルド内では強力な眠りのミストを発するため、ラクサスに覆面を破られるまでは誰も素顔を知らなかった。
実はエドラス王国の王子で、父である国王が別世界のアースランドから魔力を集めるというアニマ計画を阻止するため、幼少時より単身アースランドに出向き、各地のアニマを潰していた(それでも全てを防ぐことはできず、リサーナなどが影響を受けた)。
アースランドに来て7年後、マグノリアを覆い尽くした巨大アニマを防ぎきれず、かろうじて無事であったルーシィやガジルをエドラスに転送すると自身は魔水晶にされたマグノリアを救うために奔走する。
妖精メンバーとマグノリア市民を救い、国王の野望も阻止されたが、有限の魔力が存在する限り人々の争いを止めることにはならないと考えた彼はアニマを逆展開し、エドラスの魔力を枯渇させる。
そこに魔王を装ったナツによる「妖精の尻尾壮行会」と題した芝居により、民をまとめることに成功。アニメ版ではこの続きが少しだけ描かれ、国王を追放、元兵士たちを復興に向けての人材として活用するなど、今後名君として育つであろう素質が垣間見られた。
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