とくとご覧あそばせ。
真の強者というものを
ジェンティルドンナ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ジェンティルドンナ」をモチーフとするウマ娘である。CV:芹澤優
概要
誕生日:2月20日 身長:167cm 体重:パワフル スリーサイズ:B95・W63・H87
強さこそが正義、実力至上主義のウマ娘。
自身に対してはもちろんのこと、他者に対しても一切の甘さはなく、冷徹にすら感じられるほど。
敗者に語る言葉なし――それこそが、剛毅なる貴婦人、ジェンティルドンナである。
2024年2月22日放送の「ぱかライブTV Vol.38」にて発表されたウマ娘。それ以前に2023年放送のアニメSeason3第3話にてオルフェーヴルともども名前のみ言及され、その後もアニメやヴィブロスの育成シナリオなどで名前が言及されていたが、4ヶ月越しに正式なウマ娘化となった。アプリにも2日後の3周年アニバーサリーストーリーにて初登場、配布SSRサポートカードも実装された。
常に不敵な微笑みを浮かべ、過程や理屈を無意味と断じる勝利至上主義のウマ娘。一人称は「私(わたくし」。
アプリ3周年時点で全体6位となる身長167cm、全体4位となるB95、全体2位のW63をはじめとしたストロングボディの持ち主。プロフィールに記述されている"剛毅なる貴婦人"を身体でも表している。
特筆すべきはそのパワーであり、砲丸投げ用の鉄球を両手でこねてビー玉サイズまで圧縮する、踏み込みで練習用コースにクレーターを作る、ダンプトラックの衝撃に耐えるキック力測定装置を一蹴りで破壊する、瓦数十枚を指圧で粉砕する、子ゾウ並みの重さの鉄球を軽々と運搬する、足の指でクルミを粉砕できるなど力自慢のウマ娘の中でも規格外の存在として描写されている。
ゲームでの扱い
※アオハル杯シナリオ実装時の能力。基礎能力は成長するので省略
ステータス | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
? | ? | ? | ? | ? | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | G | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
G | A | A | B | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
E | A | A | D |
関連ウマ娘
- ヴィルシーナ
- 同期のライバル。デビュー前から自身に何度も挑み負け続けてもなお挑戦し続ける彼女を最も評価しており、ヴィルシーナ自身も「越えるべき壁」と最大級に意識し、プライベートでも邪見にしていないある意味相互で信頼関係がある。ちなみにジェンティルが高等部に対してヴィルシーナは中等部。
史実におけるクラシック戦線で文字通り勝負しあいトライアル含めて全て1着/2着になった史上初の組合せ。共にディープインパクト産駒。 - オルフェーヴル
- クラスメートにして討伐対象。育成シナリオのジャパンカップで対戦。「王」として唯我独尊であるオルフェーヴルにとっても鼻持ちならないながら自身に張り合う強者として評価している。
史実においても一歳年上で共に三冠馬、更に海外挑戦を繰り返す等、それぞれステイゴールド・ディープインパクト産駒の代表格でありサンデーレーシングの顔とも云える存在。 - ゴールドシップ
- オルフェーヴルと対極的ながら唯我独尊を地で行く存在かつ人気者であり、最強を志向するジェンティルにとって「面白い方」
ゴルシにとってはクラスメートでかつ「面白えやつ」の一人。育成シナリオにおいてはゴルシの破天荒な物言いにも乱れずに優雅に対応している。
史実における同期のクラシック二冠で対戦は宝塚記念と有馬記念の両グランプリのみだが共に1勝1敗でファンからも名勝負に挙げられている。 - ブエナビスタ
- ルームメイト。ジェンティルと接するにあたり萎縮するウマ娘が多い中、自然体で迎えかつ自身を磨いてゆく彼女の存在を好ましく見ており切磋琢磨しあえる同士と見ている。加えて彼女とドッコイの怪力持ちでもある(ジェンティルと同じ調度品をごく普通に使いこなしている)
史実の接点は共にサンデーレーシング出身で牡牝関係なく大レースを戦いあい世代代表と称された名牝。今もノーザンファームで共に居る。つまり史実同様のルームメイト。
史実
牝馬とは思えないパワフルな走りでGⅠ7勝、2度の年度代表馬に輝き、大種牡馬ディープインパクトの最高傑作の1頭に数えられる、2012年の牝馬三冠馬。主戦は岩田康誠。
2009年2月20日、ノーザンファームで誕生。父は言わずと知れたディープインパクトだが、彼女はまだ評価の定まっていなかった2年目の産駒である。母*ドナブリーニはイギリスの2歳GⅠ馬。赤バッテンの勝負服でおなじみ一口馬主クラブのサンデーレーシングにて、85万円×40口で募集され、ヴァーミリアンやアストンマーチャンを手掛けた栗東の石坂正厩舎に所属した。
馬名の意味は「貴婦人」(イタリア語)。ただし競馬ファンからは後述するレーススタイルなどからそれをもじって「鬼婦人」とも呼ばれる。
新馬戦は2着に敗れたが、未勝利戦を楽勝すると、シンザン記念で牡馬を蹴散らし評価を高める。しかし熱発で体調が整わずチューリップ賞は4着に敗れてしまう。
そのため本番の桜花賞では2歳女王ジョワドヴィーヴルに次ぐ2番人気だったが、4番人気ヴィルシーナと3番人気アイムユアーズとの競り合いを制してまず一冠。
続くオークスでは岩田康誠が騎乗停止になってしまい急遽川田将雅が代打騎乗。この時点でディープ初年度産駒のGⅠ馬が桜花賞馬マルセリーナと安田記念馬リアルインパクトだったので「ディープ産駒はマイラーなのでは?」と言われており、東京競馬場未経験ということもあって前走下したヴィルシーナ(2番人気)より下の3番人気に留まった。しかしレースは最後方からぶっちぎりの上がり最速の脚を繰り出して、2着ヴィルシーナを5馬身ちぎり捨てる大圧勝で二冠達成。
岩田騎手に戻って秋はローズSできっちりヴィルシーナを2着に下して三冠のかかる秋華賞に臨んだが、ここでは最後の一冠だけは譲りたくないヴィルシーナと直線で馬体を併せての熾烈な追い比べに。全くの横並びでのゴールとなったが、ハナ差競り勝って見事4代目牝馬三冠に輝いた。そしてヴィルシーナは牝馬三冠全てジェンティルドンナの2着という珍記録を残すこととなった。
続いてエリザベス女王杯ではなくジャパンカップへ向かい、前年の三冠馬オルフェーヴルと対決。史上初の三冠馬vs三冠牝馬は、直線で内を突いて抜け出しを図るが、外から内にササってきたオルフェーヴルと、前で逃げ粘るビートブラックに挟まれてしまう。進路を失い万事休す――かと思いきや、なんとジェンティルドンナはオルフェーヴルを外に弾き飛ばして進路を確保。そのままオルフェとの激しい追い比べを制し、三冠牝馬として初の牡馬混合GⅠ制覇を果たした。このJCの勝利もあって、三冠牝馬として初のJRA賞年度代表馬を受賞した。
なおこのJCの三冠馬対決は「名勝負」とも言われるが、オルフェを弾き飛ばしたタックルについては審議にもなったため、競馬ファンの間でもやや評価は分かれる。まあこれはジェンティルの気性ではなく岩田騎手のラフな騎乗スタイルの問題であるが。そしてジェンティルドンナには牡馬も弾き飛ばすそのパワフルさと、牝馬ながら秋華賞以降一度も牝馬限定戦を走らず牡馬とやり合い続けたスタイルから、競馬ファンの間ではゴリラのイメージが共通認識となったのであった。現在も中距離の第一線で牡馬と張り合う牝馬が登場すると「ゴリウー」と呼ばれるのは、だいたいジェンティルのせいである。
翌年はドバイシーマクラシックではセントニコラスアビーに蹴散らされて2着、宝塚記念ではゴールドシップを弾こうとして逆に弾き飛ばされて3着。天皇賞(秋)では突如覚醒したジャスタウェイの爆発的な末脚に4馬身ぶっちぎられて2着と悔しいレースが続いたが、岩田騎手からライアン・ムーアに乗り替わったジャパンカップで3歳牝馬デニムアンドルビーの追撃を振り切りレース史上初の連覇を達成。
5歳シーズンは京都記念6着とやや不安な滑り出しとなったが、ドバイシーマクラシックで直線、一度は完全に進路を失った前が壁!状態から減速して横っ飛びに外に出し、そのまま再加速して抜け出し押し切りという無茶苦茶なレースでGⅠ6勝目。
帰国しての宝塚記念はまさかの9着撃沈(6着ヴィルシーナに初めて先着された)。天皇賞(秋)では府中巧者スピルバーグの末脚に屈して2着。そして引退の花道として3連覇のかかったジャパンカップに挑んだが、エピファネイアの4着に敗れる。
これでは終われないと、陣営は急遽有馬記念への出走を決定。16頭中GⅠ馬10頭という超豪華メンバーのグランプリとなり、ラストランで初めての中山競馬場となったジェンティルドンナは4番人気に留まったが、ここを堂々の先行押し切りで並み居る牡馬たちをねじ伏せてGⅠ7勝目。見事に有終の美を飾ってターフを去った。
勝ったのはジェンティルドンナー!!
「こんにちは」と「さようなら」を同時にやってのけました中山競馬場!
初めての中山で、そしてキャリアのラストラン! 見事に締めくくってくれました!
この有馬の勝利で2度目の年度代表馬も受賞。通算19戦10勝、生涯獲得賞金17億2603万円(当時の歴代2位)。2016年にはJRA顕彰馬に選出された。
引退後はノーザンファームで繁殖入り。第3仔ジェラルディーナが2022年のエリザベス女王杯を制し、繁殖牝馬としてもGⅠ馬を送り出している。
詳細は当該記事へ→ジェンティルドンナ
関連動画
関連静画
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- ウマ娘の関連項目一覧
- 2012年クラシック世代
- 岩田康誠 - 主戦騎手
- 川田将雅 - 岩田の騎乗停止に伴い2012年オークスで代打騎乗
- 戸崎圭太 - 2014年秋天と有馬にて騎乗
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- ヤエノムテキ(ウマ娘)
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- メジロアルダン(ウマ娘)
- メジロブライト(ウマ娘)
- ナリタトップロード(ウマ娘)
- サクラローレル(ウマ娘)
- アストンマーチャン(ウマ娘)
- ヤマニンゼファー(ウマ娘)
- ツルマルツヨシ(ウマ娘)
- コパノリッキー(ウマ娘)
- シンボリクリスエス(ウマ娘)
- タニノギムレット(ウマ娘)
- ワンダーアキュート(ウマ娘)
- ホッコータルマエ(ウマ娘)
- デアリングタクト(ウマ娘)
- ケイエスミラクル(ウマ娘)
- ダイイチルビー(ウマ娘)
- メジロラモーヌ(ウマ娘)
- シュヴァルグラン(ウマ娘)
- サトノクラウン(ウマ娘)
- カツラギエース(ウマ娘)
- ジャングルポケット(ウマ娘)
- タップダンスシチー(ウマ娘)
- ネオユニヴァース(ウマ娘)
- ヒシミラクル(ウマ娘)
- サウンズオブアース(ウマ娘)
- ノースフライト(ウマ娘)
- ドゥラメンテ(ウマ娘)
- ヴィルシーナ(ウマ娘)
- ヴィブロス(ウマ娘)
- サムソンビッグ(ウマ娘)
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