ジェームス三木とは、日本の作家、脚本家である。本名山下清泉。俳優の山下規介は息子である。
概要
1935年6月に、満州国奉天市(現在の中華人民共和国遼寧省瀋陽市)に生まれる。
日中戦争で日本が敗北して満州国が滅亡したことに伴い、日本に引き揚げ、大阪に住む。
高校在学中に演劇に傾倒し、俳優座養成所の入所試験に合格、中退して入所した。しかし学費を稼ぐのに苦しみ、方言がなかなか抜けないことなどから、2年後に中退した。
その後テイチクの新人歌手コンクールに合格して歌手に転向、下積み生活を続け、後にナイトクラブの専属歌手となった。
歌手としての人気が落ちてきた頃、文芸同人誌に初めての小説を執筆、投稿、これが文芸雑誌「新潮」に転載される。
このころより作家としての道を歩み始める。
1969年より、映画やテレビドラマの脚本を書き始める。
1985年にNHKの朝の連続テレビ小説「澪つくし」がスタートして大ヒットになる。
1987年には大河ドラマ「独眼竜政宗」がスタートし、史上最大の平均視聴率を稼ぐ空前のヒットとなった。
1989年には「善人の条件」で監督にも挑戦している。
大河ドラマにおいては3作品とも好評である。シリアスの中に時々ユーモアを入れるなど、ドラマ全体に緩急をつけた演出がされ、綿密な人物像の描写、さらには経験豊富な俳優を起用することでさらに重厚感を与えている。
反面、そのほかの作品では社会色、政治色が前面に出された作品が多く、好みが分かれる。
人物像
- 満州国からの引き揚げ者であるためか、反戦、護憲の立場をとる。「九条の会」の会員である。最近では脱原発運動にも参加、政治色の強いプロパガンダ映画の脚本も担当し、左派の思想を持つ。
- 私生活では1960年に山下典子と結婚したが、DVや不倫など生活は荒れていた。
- 息子である山下規介に対しては、「澪つくし」のほか、脚本をつとめた大河ドラマすべてにも起用している。
- 1987年には、トーク番組「スターご勝手対談」(関西テレビ、フジテレビ系)の司会を務めた。司会経験はこの番組のみである。
主な作品
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関連項目
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