ジゴワット(Jigowatt)とは、1985年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する架空の単位である。
本来はギガワット(GW, Gigawatt)の事であるが、下記の理由から独自の単位として派生した。
概要
劇中に登場するタイムマシン「デロリアン」のフラックス・キャパシター(次元転移装置)を作動させるのに必要な電力として「1.21 jigowatts」という台詞が登場するが、これは共同脚本家のボブ・ゲイルと監督のロバート・ゼメキスが科学関連の設定を有識者に相談した際、相談相手が「ジゴワット」と発音したのを聞き(英語圏ではgigaをjigoに近い発音をする者も少なからず居る)、ゲイルはその訛った発音を聞いた通りに綴ってしまった事に由来する。
字幕翻訳を担当した戸田奈津子はこのスクリプトを元にそのまま「1.21ジゴワット」と翻訳したため、日本語字幕・吹き替え共にジゴワット表記が使用されている。だいたいこいつのせい
多作品への影響
エンバーミング(漫画)
和月伸宏の漫画『エンバーミング』では、人造人間(フランケンシュタイン)の起動に1.21ジゴワットの電力が必要、という遊び設定がある。
新スタートレック
日本語吹き替え版『新スタートレック』の第51話『愛しき人のために』(原題:The Survivors)では、ウォーフ中尉(吹き替え:銀河万丈)の「艦長、敵は400ジゴワットの粒子ビームを撃ってきています」という台詞がある。しかし、英語原音では「400 gigawatts」としっかり発音されているため、翻訳者の遊び心であると考えられる。
セブンスドラゴン2020
ドラゴンのリーダー格として7体登場する『帝竜』の内、『池袋/山手線天球儀』に現れる帝竜が『ジゴワット』と名付けられている。
その名前に違わず、雷属性の攻撃や麻痺で攻めてくる。
関連動画
関連項目
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