ジストとは、『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』に登場するキャラクターである。
概要
エフラム・エイリーク兄妹が出会ったジスト傭兵団のリーダーの男。テティスとマリカは傭兵団の仲間。
砂漠の虎の異名を持つ実力者で顔に横一文字の傷が特徴。
物語の途中、ヒーニアスに雇われてグラド帝国と戦い、エフラムルートではヒーニアスの命令でエフラムの加勢に、エイリークルートではヒーニアスに身を案じられて解雇されたが、説得の結果仲間になる。
元々ジスト本人は傭兵になる気は無かったが村に住んでいた幼馴染が傭兵になると言い出し、その幼馴染が心配でついていった結果、ジストもまた傭兵になった。その後ある国の騎士[1]に敗れて顔の傷ができたり、サレフに幼馴染がやられたりと色々あったようだ。
支援属性は雷で支援相手はヒーニアス、テティス、マリカ、サレフ、ヨシュア、ロス。
テティス、マリカ、ヨシュアとは後日談有り。
ユニットとしての性能
初期クラスは傭兵。聖魔で傭兵として加入するユニットは彼だけである。
また下級職レベル10で加入しながら初期能力値がとても高い強ユニット。
下手したら加入時点でそれまでに経験を積んでいるはずのエイリークやヨシュアより強く、すぐに最前線に送っても問題なく戦える。
HP・力・技がよく伸び、体格もいい。特にHP・攻撃・守備はカンストすることも多い。
反面速さは伸びにくいが、それでも追撃を受けない程度の水準にはなる。
GBA三部作においては傭兵自体が剣士の劣化と言われがちだが、加入してから最後まで安定した強さを見せつけるジストはGBA傭兵ユニットの集大成といわれている。
クラスチェンジ先は勇者とフォレストナイト。
勇者なら斧も使えるようになり、重い斧でも高い体格が活かせるので難なく振り回せる。
また勇者の速さ上限値が低いので速さも十分カンストを狙えるが、その分クリア後のフリーマップで物足りなさを感じるかもしれない。
フォレストナイトにすると弓も使えるようになり移動力が伸びるが、高い速さの上限値はジストの成長率とはかみ合わない。
勇者の方がジストの成長傾向とマッチしてはいるが、どちらのクラスでもそれほど差は無いのでプレイヤーの好みで選べばいいだろう。
ファイアーエムブレムヒーローズにおける性能
2019年に実装された。兵種は歩行斧兵で、レアリティは☆5。
HPと攻撃に振りつつある程度の速さと防御を確保したステータス配分となっている。とはいえ、インフレの激しいヒーローズにおいて彼の36という速さは決して速いわけではないため、そういう意味では原作通りともとれる。武器は自他ともに反撃を封じる「火薙ぎの斧+」、初期スキルは「飛燕の一撃4」「恐慌の惑乱3」「歩行の鼓動3」。
初期状態ではHPの高さと武器特性を生かしたビルドになっており、恐慌の惑乱で自身よりHPの低い相手のバフをデバフに反転させ、歩行の鼓動で自身よりHPの低い自軍歩行ユニットの奥義カウントを加速させる。さらに攻め時に速さが大きく伸びつつ、敵の反撃は火薙ぎ効果で封じて一方的に追撃を当てて殺しきるのがジストの得意な戦法となる。こちらからも敵に反撃出来ないが、これは「やっつけ負け」しないメリットにもなりうる。
とはいえ、上記の通りインフレした現在の環境ではジストの速さでは追撃をとれないことが多く、攻め性能は微妙なものになる。さらにヒーローズにおける受けユニットは「やっつけ負けしない」だけでは足りず、「反撃を受けつつ敵を確殺する」ことまで求められており、ジストの初期ビルドと噛み合っていない。
要するに「やりたいことははっきりしているがそれを生かせる環境がない」という不遇な立ち位置に属しており、活躍させるにはスキル継承による魔改造が必要である。しかし改造するとなると、専用武器を持っていない点で2020年に専用武器を持って実装されたディークの影がちらつくのだが…。
さすがに初期実装された斧歩行よりは総合値に優れるため、やりたいことさえはっきりさせれば明確な役割は持てる。彼を好きなプレイヤーであれば高級スキルをつぎ込んで改造してやろう。
余談であるが担当声優である津田健次郎は過去に「ファイヤーエンブレム」を演じた事がある。
関連動画
関連項目
脚注
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