ジャグラーとは、
- ジャグリングをする人、おおまかに曲芸師を指すこともある。
- 遊戯王OCGの魔法使い族通常モンスター ⇒遊戯王カードWiki - 《ジャグラー》
- 北電子が製作・発売したパチスロ、およびそのシリーズ、同作中に登場するキャラクター。本項で述べる。
- 特撮ドラマ『ウルトラマンオーブ』に登場するキャラクター⇒ジャグラスジャグラー
- ポケモンのNPCの一種。初期にはジプシージャグラーという名前だった。→ジプシージャグラー
- 車田正美先生の漫画B'T-X及び、同アニメ版に登場するキャラクター。通称・道化師ジャグラー。
概要
ジャグラー(Juggler)は、1996年に北電子が製作・販売し、以後28年間続くロングセラーシリーズでもある。主な作品に、『ゴーゴージャグラー』(2001年)、『アイムジャグラーEX』(2007年)など。
シリーズを通じて、完全告知(ある条件が揃った時に、ボーナス確定を必ず知らせる)形式を採り、液晶機が主流の現在も液晶画面を搭載しないシンプルな筐体デザインで、「GOGO CHANCE!」の絵柄が光る「GOGOランプ」にて知らせるスタイルとなっている。
シンプルながらも奥深いゲーム性で老若男女問わず根強い人気があるようで、アイムジャグラーEXは一時期全国で20万台近く設置されていた。現在でも多くの店舗で主力機種となっている。金が無いとか言ってやるな。
機種一覧
太字は現行機種
4号機
- ジャグラー(1996年):初代。余談だが当初は「ピエロ」の名で出す予定だったらしい。
- ジャグラーV(1999年):先告知搭載・筐体カラー、リプレイ図柄の変更など。
- ゴーゴージャグラーSP(2001年):MAXベットボタン搭載、ボーナス中BGM変更など 30パイ仕様の「S30」(2003年)も。
- ハイパージャグラーV(2002年):リールフラッシュ演出・効果音演出などの搭載。
- ジャグラーガール(2003年):GOGOランプの光源をLEDに変更。俗に「ガコッ」などと呼ばれる衝撃の告知音搭載。新キャラクター「ジャグリー」登場。後にパネル違い機もリリース。
- ゴーゴージャグラーV(2004年):ゴーゴージャグラーの後継。リプレイ図柄をリスに変更など。
- ジャグラーTM(2005年):衝撃効果音廃止。
- ファイナルジャグラー(2006年):4号機最後のジャグラー。TMとほぼ同様のシステム。
アイムジャグラー系
- アイムジャグラーEX(2007年):5号機最初のジャグラー。同シリーズ最大のヒット作。プレミアムBGMに「軍艦マーチ」、ベートーベン「運命」。
- アイムジャグラー7(2007年):ボーナス中のベット数変更(1枚⇒2枚)。BARなしチェリーでもランプ点灯。
- アイムジャグラーSP(2009年):EXとの入れ替え需要を意識。仕様はEXをほぼ踏襲。白パネルモデルもある。
- アイムジャグラーAPEX(2011年):仕様はEXとほぼ同等。プレミアムBGM追加、およびその発生条件の拡大など。
- ニューアイムジャグラーEX(2012年):同シリーズ最新作、EXの入れ替え需要を意識。仕様もほぼ同等。3連LEDなど筐体デザインを一部変更。同年11月に黒パネル仕様を追加。
- ニューアイムジャグラーEX-KT(2014年):この機種もニューアイムジャグラーEXの検定切れの為に発売され、これと言って前作との変更点などはない。
- ニューアイムジャグラーEX-KA(2016年):ニューアイムジャグラーEXのパネルが赤と金になっただけ。仕様は変わっていない。
- アイムジャグラーEX AnniversaryEdition(2017年):ジャグラーシリーズ20周年記念エディション。白とピンクの2種類がある。
- アイムジャグラーEX-AE(2017年):初代ジャグラーを意識したデザイン。新たに楽曲を収録。
- アイムジャグラーEX(6号機)(2020年):6号機のアイムジャグラー。ランプの追加により多彩な告知が可能になった。
マイジャグラーシリーズ
- マイジャグラー(2010年):ランプ位置移動(左端⇒中央、ナナメから見えにくい位置に)。機種コンセプトに基づき告知音廃止、リプレイ図柄変更、ボーナスBGMは歴代機種から6種類でランダムに流れる。フリーズ演出搭載。歴代最高の出玉率(機械割)。
- マイジャグラーⅡ(2012年):マイジャグラーの続編機。前作同様ランプは中央配置でスペックも前作と同一。ランプが7色に光るプレミア追加。
- マイジャグラーⅢ(2015年):ランプの色や光方が増えた。
- マイジャグラーⅣ(2018年):演出の追加。楽曲「ねこふんじゃった」の追加。
- マイジャグラーⅤ(2021年):6号機のマイジャグラー。ランプのプレミアム演出が多彩に。
ハッピージャグラーシリーズ
- ハッピージャグラーV(2010年):ゴーゴージャグラーVを意識した作り、リプレイ図柄変更、ビッグボーナス成立時に7・BARどちらでも揃えられる。
- ハッピージャグラーVⅡ(2014年):ハッピージャグラーVの検定切れの為に発売され、55ゲーム以内にBIGBONUSを引くとトランスver・ヘビメタverを聴ける。
- ハッピージャグラーVⅢ(2022年):6号機のハッピージャグラー。ボーナス枚数が減った代わりにボーナス確率が軽くなる。55ゲーム以内にBIGBONUSを引くとマーチver・レゲエverを聴ける。
ファンキージャグラーシリーズ
ミラクルジャグラーシリーズ
- ミラクルジャグラーK(2011年):リール逆回転や流星フラッシュなど派手な演出を多数搭載。
- スーパーミラクルジャグラー(2017年):払い出し枚数はそのままに若干ボーナス確率が軽くなった。
- ウルトラミラクルジャグラー(2024年):
ゴーゴージャグラーシリーズ
- ゴーゴージャグラー(2014年):後告知のみで告知音のないジャグラー。ゲーム性はクラシックジャグラーと同じ。
- ゴーゴージャグラー2(2019年):性能は前作と同様だが、リールのスロー回転など演出を追加。
その他
- ラブリージャグラーA(2007年):ボーナスゲーム内容・及びボーナス図柄条件の変更。通常時3枚賭けのみ。
- ジャンキージャグラー(2008年):レギュラーボーナス時の獲得枚数増加。など
- クラシックジャグラー(2009年):初代ジャグラーを意識した作り。ランプ光源を白熱球に変更。
- ミラクルジャグラー(2011年):紫の筐体。シリーズ初のリール逆回転、フリーズ、フラッシュなど様々な演出を搭載。BGM・効果音も変更。
- ジャグラーガールズ(2013年):同年1月29日に公式サイト上で発表された、ジャグラーガールの続編機。新キャラが1人増え、プレミアパターンの告知方法などが追加された。
- みんなのジャグラー(2013年):北電子50周年記念として、全国よりデザイン・仕様等のカスタマイズを公募し、投票により決められた。
現行機一覧
現行機はすべて6号機。
アイムジャグラーEX
正式名称 | SアイムジャグラーEX-TP | 告知方式 | 先告知1/4 後告知3/4 |
---|---|---|---|
通称 | アイム、アイジャグ | 告知音(ガコッ) | 後告知時の1/2で発生 |
登場時期 | 2020年12月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | 1G連で発生 |
合成確率 | 1/168.5~1/127.5 | リプレイ図柄 | ツノっち(サイ) |
機械割 | 97.0%~105.5% | 特徴 | BB払い出し枚数が多い |
基本的な、といっても差し支えないジャグラー。ジャグラーシリーズで最初の6号機でもある。赤いパネルと緑のパネルがあるが、色が違うだけで中身は同じ。
他の6号機ジャグラーと違い、アイムだけは払い出しが294枚ある(他は280枚)。ただし、ボーナス確率・機械割は他の6号機ジャグラーよりも低め。
とはいえ、その代わり高設定が投入されることも多くある。多くのホールの顔になっているのは間違いないだろう。
ファンキージャグラー2
正式名称 | Sファンキージャグラー2KT | 告知方式 | 先告知1/4 後告知3/4 |
---|---|---|---|
通称 | ファンキー | 告知音(ガコッ) | 後告知時の1/2で発生 |
登場時期 | 2021年10月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | 1G連で発生 |
合成確率 | 1/165.9~1/119.6 | リプレイ図柄 | まろ吉(犬) |
機械割 | 97.0%~109.0% | 特徴 | 力強い演出が多い、BB偏向型 |
他のジャグラーよりもド派手な演出が多い。また、RB確率が重い代わりにBB確率がやや高く、ぶどう確率も高め。高設定で引きがよければ大量出玉も期待できる。
マイジャグラーV
正式名称 | SマイジャグラーVKD | 告知方式 | 先告知1/4 後告知3/4 |
---|---|---|---|
通称 | マイジャグ | 告知音(ガコッ) | なし |
登場時期 | 2021年12月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | 3G以下連で発生 |
合成確率 | 1/163.8~1/114.6 | リプレイ図柄 | トラっぴ(トラ) |
機械割 | 97.0%~109.4% | 特徴 | GOGOランプが中心にある |
Vはナンバリング。すなわちマイジャグラーシリーズで5番目の台である。
アイムジャグラーに並び、ジャグラーシリーズではメジャーな台。GOGOランプが台の中心にあり、他人から見えないような配置になっているのが最大の特徴(だから”マイ”ジャグラー)。告知音も鳴らない。
演出もGOGOランプ絡みばかりなので大人しい台かと思いきや、設定6の合成確率・機械割は他のジャグラーを圧倒する性能を誇る。
BB中に流れるBGMは、歴代のジャグラーシリーズの中からランダムで選ばれる(これもマイジャグラー特有の要素)。もちろんマイジャグラーオリジナルのBGMもある。
ハッピージャグラーVⅢ
正式名称 | SハッピージャグラーVⅢEA | 告知方式 | 先告知1/4 後告知3/4 |
---|---|---|---|
通称 | ハッピー、ハピジャグ | 告知音(ガコッ) | 基本的になし |
登場時期 | 2022年10月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | なし |
合成確率 | 1/161.8~1/120.0 | リプレイ図柄 | オっぽ(りす) |
機械割 | 97.0%~108.4% | 特徴 | ボーナスの図柄が異なる |
Vはナンバリングではなくそういう名前。Ⅲがナンバリングである。すなわち、ハッピージャグラーVの3代目の台。黄色いランプが特徴的。
他のジャグラーシリーズのリール配置・制御はほとんど共通化されているのだが、ハッピージャグラーは他のジャグラーとはかなり異なっている。例えばチェリーがBARの隣にないので、目押し初心者は若干苦労するかも。
BBは「777」「BARBARBAR」のどちらでも入賞する。他のジャグラーと異なり、「77BAR」ではRBに入らないので注意。
細かい点では小役優先制御を採用している。そのため、いわゆるぶどう抜きが不要で、40秒経過しても自動停止しない。
なお告知音は鳴らないが、まれにプレミア演出としてリールの回転開始時に鳴ることがある。鳴ればBIG確定。
ゴーゴージャグラー3
正式名称 | Sゴーゴージャグラー3KA | 告知方式 | 後告知のみ |
---|---|---|---|
通称 | ゴージャグ | 告知音(ガコッ) | なし |
登場時期 | 2023年7月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | 1G連で発生 |
合成確率 | 1/149.6~1/117.4 | リプレイ図柄 | ツノっち(サイ) |
機械割 | 97.2%~106.5% | 特徴 | ボーナス確率軽め、演出控えめ |
ゴーゴージャグラーシリーズでは3代目の台。ランプはふわっと光る紫色で、気づかないこともたまにあるほど。
演出は他の台に比べかなり控えめ。中には「そんなん誰が気付くんだよ」って言いたくなるような違和感演出も搭載している。もちろん発生すればBB濃厚である。
合成確率も他の台に比べてかなり軽く、設定1でも150分の1より軽い。ただし、ぶどう確率はやや抑えめになっているので、機械割はそこまで伸びていない。
ジャグラーガールズSS
正式名称 | SジャグラーガールズSS-KH | 告知方式 | 先告知1/4 後告知3/4 |
---|---|---|---|
通称 | ガールズ | 告知音(ガコッ) | 後告知時に必ず鳴る |
登場時期 | 2024年4月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | なし |
合成確率 | 1/159.1~1/119.2 | リプレイ図柄 | ツノっち(サイ) |
機械割 | 97.0%~107.5% | 特徴 | 綺麗な演出が多い |
後告知時は必ずガコるのが大きな特徴。GOGOランプは他の台よりも一段とまぶしく光る。
なお、もし後告知なのにガコらなかった場合はプレミア演出でBIG確定。故障ではないのでご安心を。
ミスタージャグラー
正式名称 | SミスタージャグラーKK | 告知方式 | 後告知のみ |
---|---|---|---|
通称 | ミスター、ミスジャグ | 告知音(ガコッ) | 後告知時の1/2で発生 |
登場時期 | 2024年7月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | 1G連で発生 |
合成確率 | 1/156.4~1/118.7 | リプレイ図柄 | コンたろ(きつね) |
機械割 | 97.0%~107.3% | 特徴 | 消灯系演出が多い |
完全新作台。ただし、リール配列などの系譜的にはみんなのジャグラーに似ている。
他のジャグラーシリーズのリール配置・制御はほとんど共通化されているのだが、ミスタージャグラーは他のジャグラーとはかなり異なっている。特に左リールの配置上、一部取りこぼしが発生してしまうため「ピエロ・ぶどう・ぶどう」がぶどうの代用になっている。
ピエロ重複ボーナスを6号機ジャグラーで唯一搭載している(みんなのジャグラーを引き継いだ要素)。ピエロが揃った時の4分の1の確率でペカる。
ハッピージャグラーと同様に小役優先制御を採用している。そのため、いわゆるぶどう抜きが不要で、40秒経過しても自動停止しない。
ウルトラミラクルジャグラー
正式名称 | SウルトラミラクルジャグラーKT | 告知方式 | 先告知1/4 後告知3/4 |
---|---|---|---|
通称 | ウルミラ、ミラジャグ | 告知音(ガコッ) | 後告知時の1/2で発生 |
登場時期 | 2024年12月 | 軍艦マーチ(ジャンバリ) | なし |
合成確率 | 1/164.3~1/121.6 | リプレイ図柄 | ベコたん(牛) |
機械割 | 97.0%~108.1% | 特徴 | BB偏向型 |
ミラクルジャグラーシリーズの3代目。勝手に回転したり、勝手に7が揃ったりするフリーズ告知があり、ファンキージャグラーとは違った方向性で派手な演出が多い。
ファンキージャグラー同様に、RB確率が重い代わりにBB確率がやや高く、ぶどう確率も高め。高設定で引きがよければ大量出玉も期待できる。
簡単な用語集
ここでは少ししか紹介しません。もっと詳しいのは適当にググってください。
ボーナス関連
- BIG・REG(BB・RB)
- ビッグボーナス・レギュラーボーナス。ビッグボーナスを引けば280枚、レギュラーボーナスを引けば112枚払い出される。
- ハッピージャグラー以外は「777」がビッグボーナス、「77BAR」がレギュラーボーナス。
- ペカった時点でどっちが揃うかは決まっており、目押しで狙っても違うほうに止まることはない。
- チェリー重複ボーナス
- 1回の抽選でチェリーとボーナスを同時に当てること。
- そもそもパチスロ全般に言えるが、抽選の時は「そのゲームはどんな役が成立するか」が「レバーを叩いた瞬間に決定する」という仕組みである。つまりボタンを押しているのは出来レースなんだよね……
- ジャグラーの場合は、レバーを叩いた瞬間に「ぶどうが揃う」だとか「BIGが揃う」だとかはすべて決まっているというわけだが、たまに「チェリーもBIGもどっちもそろえられる」というフラグを引く場合がある。このときはチェリーを狙えばチェリーが止まってペカるし、全部7を狙えばBIGが揃う。
- チェリー重複だからといって直接的に旨味があるわけではないが、頻発するようであれば高設定の可能性が高くなる。
演出関連
- ペカる
- GOGOランプが点灯すること。ペカればボーナスが揃うようになる。
- 先ペカ・後ペカ(先告知・後告知)
- GOGOランプが光るタイミングのこと。上記でも触れたが、パチスロで抽選が行われているのは唯一「レバーを叩いた瞬間」のみである。
- つまり、ボーナスが確定するのもその瞬間なのだが、ペカるのは必ずしもそのときではなく、「レバーを叩いた瞬間」に光ることもあれば、「ボーナスが確定したゲームで、すべてのリールを止め、さらにボタンを離したとき」に光ることもある。前者が先ペカ、後者が後ペカ。
- プレミアム演出
- ふつうのボーナスとはちょっと様子が違う演出。発生したらBIG濃厚。
- 台により演出はまったく違い、ファンキー・ミラクルは派手な演出が多く、ゴーゴーは大人しい演出(ほんの違和感程度)に特化している。
チェリー関連
- 単チェリー
- 左リールと中リールのチェリーが有効ライン上に並ばないか、もしくは左リールにしかチェリーがない状態。順押しのときに発生した場合はボーナス濃厚。
- 連チェリー
- 左リールと中リールのチェリーが有効ライン上で並んでいる状態。ボーナス濃厚の単チェリーと違って特に旨味があるわけではないが、たまーにペカる(ボーナス時に絶対単チェリーになるわけではない)。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt