ジャムるとは、
- 「詰まる」こと。この記事の上部で記述。
例1:プリンターが詰まること
例2:銃の薬莢が詰まること
例3:交通渋滞(traffic jam)になること - ジャムセッションをすること。(主にジャズの)演奏家たちが仲間内で行う即興演奏。
- ダンクシュートをすること。
- 『アンパンマン』のキャラクタージャムおじさん関連のこと。 → ジャムる(アンパンマン)
概要
主に自動装填の拳銃や自動小銃などで起こる弾詰まり・装填不良(動作不良)のこと。
主な原因としては
ジャムった場合、手動で詰まった空薬莢を排除しなければ次の弾を撃つことができない。
どうしてジャムるのか
原因は上に挙げたとおり空薬莢の排除の失敗だが、その原因としては単なる銃の排出機構の不良から始まって様々なものが上がる。
- もともと防げないエラー
- 銃も機械のひとつである以上、どうしても誤作動の可能性はある。
- 仮に薬莢排出に失敗する確率が0.1%だったとして、一分間に数十~数百発を撃つことが可能な火器では「1000発に1発ジャムる」の1発を頻繁に引き当ててしまう。
- 排出失敗の確率をいくら下げても、連射性能がそれを上回ってしまう場合、ジャムりやすくなるのはある意味仕方ないことである。
- 整備不良によるエラー
- もともと防げないエラーに加えて銃の整備状況が悪ければ当然のことながらジャムる確率は上がる。
- 長期的な使用で銃自体が徐々に劣化していくのは仕方ないとはいえ
- ・可動部・機関部の潤滑油が切れる、不足する。
- ・可動部・機関部の潤滑油に砂塵や泥・ホコリ・雨水が混ざり潤滑性が弱くなる。
- ・可動部・機関部に砂塵や泥、ホコリが一定以上溜まる、固着する。
- ・射撃後、薬室や機関部内の潤滑油が焼けて煤となり固着する。[1]
- …など、正常な動作を阻害したり、薬莢排出に失敗しやすくなる。
防ぐためには定期的なメンテナンス(分解清掃)や目視点検・動作確認等が必要である。 - 銃の使用法によるエラー
- ジョン・ウーの映画などでよくみられるオートマチックの拳銃を横に構えて撃つスタイルは、実はジャムりやすくなる射撃法であるといわれている。
- オートマチックの拳銃の場合、発射の際に出る反動やガスを使って薬莢を排出している。
- しかし、銃を横にしてしまうと薬莢は本来排出される向きとは違う方向に出される。この向きによっては排出に影響が出るとされている。
- ※盾と同時に構えたり(覗き窓からの照準時)、近接戦闘等で僅かな隙間から敵を撃つ場合など、やむを得ずイレギュラーな射撃姿勢になる場合もあるが、あくまで例外である。
フラグとしての「ジャムる」
ジャムれば一時的にではあっても拳銃などの火器が使用不能になる。攻撃が途切れたその瞬間はどうしても無防備になり、敵に反撃の機会を与えてしまう。拳銃を使った戦いの中ではこのジャムをどのように引き起こさせるかが勝負の決め手となる場合がある。
また、ジャムることが多い機関銃が用いられるのは主に弾幕を形成するのが目的である。拠点に設置された機関銃などは敵の進路上に弾幕を形成し、敵の行動を阻害して味方陣地に近寄らせないことを狙いとしている。この場合、敵が多数であろうとも機関銃の圧倒的な連射速度によって数の不利を覆すことができるわけである。
しかし、機関銃がジャムってしまった場合、弾幕は途切れることになる。そうなれば敵は容易に味方拠点に接近することができ、悪くすればそのまま数の暴力で押し切られ拠点は陥落、味方は全滅ということになる。
よって、ジャムるのはジャムった人間にとっては死亡フラグであり、相手がジャムった人間にとっては生存フラグとなる。場合によっては「こめかみに銃を突きつけられる」→「ジャムって弾が出ませんでした」というような強引な展開も起こる。
これらのフラグは実は「弾切れ」という別のフラグでも達成できるのであるが、弾切れが使用者の「うかつさ」で引き起こされるのに対してジャムるのは使用者とは関係ない場所で勝手に起こる。いわば「天運」として処理することができ、ジャムった人物に対する評価の低下などを防ぐことができるのである。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
脚注
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