ジャンケンとは、古くから伝わる拳法である。
概要
じゃんけんは別名「邪威拳」と表記されアジア地域で良く使用される拳法の一つである。「愚・著・覇」の3つから成り立ち古来より物事の決定において話し合いで解決できないときに使用される拳法である。この「愚・著・覇」は各々の技の性質を国家の状態に例えたもので、愚は衆愚即ち愚かな大衆を指し、著は書物或いは知らしめること即ち知恵と法による統治、覇は覇道即ち武力と恐怖による統治を指す。即ち、知恵と法による統治が為されているうちは覇道は起こらないが、衆愚は知恵と法による統治を理解せず破壊し、その結果覇者が現れて衆愚は恐怖に屈する結果になるという、大衆の愚かさを大衆社会が興る遥か昔に指摘していたものであるとされる。
事実、この拳を実際に用いた際は愚で覇に負けようが相手を倒す事で威力を相手に示し物事を決定しようとする愚か者が度々現れ、その度に武力衝突となったと言われている。ここでも先述の「愚>著>覇」の関係を見てとることができる。
という大嘘はおいといて・・・
ジャンケン/じゃんけん/じゃいけん/じゃん拳 とは、手を使って遊ぶ遊戯の一つ。手の形はグー(石)、チョキ(鋏)、パー(紙)の三つからなりどれを出すかによって勝敗が決る。
日常的に勝敗を決めて優劣の差を生むときによく使われる。
概要
ジャンケンは、中国の拳遊びの一種が日本に渡り形が変わったものと考えられている。
インドネシアのジャンケンは、日本のジャンケンとルールが同じだが『象』『人』『蟻』の3つからなる。
じゃんけんのグー・チョキ・パーの三つは本質的に対等であるが、相手の指との組み合わせで勝敗が決定される。
また、3という数に強弱関係をつけると強い、弱い、同じが過不足無く分布し、異なるものと当たれば必ず何かしらの優劣が出る3すくみを形成する。
基本ルール
の3つから成り立ち以下のように優劣が決まる。
というルールに沿って2人以上で勝ち負けを決める遊びである。
発展ルール
単にじゃんけんのみで勝負せず、他の方法で勝敗を付けるものもある。
あっちむいてホイ
じゃんけんで勝利した側が「あっちむいてホイ!」とかけ声をかけ、「ホイ」の間に勝った側が上下左右いずれかを指さし、負けた側が上下左右いずれかに首を向ける。同じ向きだと指を指した側の勝ちとなり、負けると再びじゃんけんとなる。
元々は京都の祇園でのお座敷遊びが元になっていて、これをテレビで桂三枝(現:六代・桂文枝)が披露して全国に普及したと言われている。
たたいて・かぶって・ジャンケンポン
手元にピコピコハンマーまたは新聞紙を丸めた棒と、ヘルメットまたは洗面器を用意し、じゃんけんで勝つとハンマーで相手の頭をたたき、負けた側はヘルメットで防ぐ。このときに防ぎきれずに相手の頭をたたけば勝利。
また、防ぎきれずに逃げた場合や別のもので防ごうとする場合は反則負けとなる(地域によって異なる)。
ビームフラッシュ
「じゃんけんほいほい」で両手それぞれを交差しつつ別の手の形で出し、「どっちひくの~」の後、「こっちひくの~」というかけ声とともにそれぞれ一方の手を引いて勝敗を決める。地域によっては「ひくの~」ではなく「出すの~」として、両手を引いた状態からどちらか一方の手を出すものもある。
勝った側が「あんたバッカね」と言った後、「ビームフラッシュ!」のかけ声とともに、ウルトラ兄弟の3つのビーム技のポーズをとって、勝った側が負けた側と同じポーズをとれば勝利となる。
- スペシウム光線:右腕の側で右下腕を縦、左下腕を横にして十字を形作るようにポーズ
- エメリウム光線:両手でチョキを横にしておでこへ左右に当てるポーズ
- ワイドショット:右腕の側で右下腕を縦、左下腕を横にしてL字を形作るようにポーズ
地域ルール
地域ルールとはその地域でしか使用されない遊び方、よって他の地域の人とじゃんけんした場合「なにそれ?」と疑われる場合もある。
- 田舎チョキ ~ チョキを人差し指と中指で作るのではなくLを作るように親指と人差し指で作る
- フレミング ~ 小指と薬指を折りたたみ中指・人差し指・親指を広げた状態で全てに勝っていると言い張る(※ 個人であいこのため基本的にやり直し)。
- ダイナマイト ~ 手でサムズアップ(b)の形をとってダイナマイトと呼び、爆発させて自分の勝ちにする。やり過ぎるとリアルファイトに発展すること必至。
- x (n) 回ルール ~ あいこが x 回続くとやり直しになる。
- 勝者優先ルール ~ 一般的に使用されるルールで勝利者が権利を有する
- 敗者優先ルール ~ 最終的に勝ち残った物に罰ゲームを与える
- ゲーマーじゃんけん ~ 出された数が最も少数である手が勝つ(同数の場合は出した手の優劣で勝敗を判定する)ルール。多人数じゃんけん特有のあいこ連発を回避しやすく、アナログゲームをプレイする際などによく使われる。
- 最初はグー(チョキ・パー) ~ じゃんけんを一発勝負でなく見合った状態から開始する合図。志村けんが参加した飲み会での提案が発祥とされる。
- かつて「最初はグー またまたグー いかりや長介 頭がパー 正義は勝つ~」という長い前フリもあった。昭和の大人気テレビ番組「8時だョ!全員集合」発祥。
- 最初から ~ じゃんけんを見合った状態から開始する・・・とみせかけて一発勝負に変更する方法
漫画・アニメ・テレビゲーム等におけるジャンケン
フジテレビ系列のアニメ「サザエさん」の1991年以降の次回予告はジャンケンで終わる。サザエさんは1週間に一度しか放送しないため、4連敗すると、ほぼ1ヶ月間負けたことになる。あいこは通常引き分けだが、このジャンケンは1週間に1回しかやらないため、あいこでも負けに感じてしまう。
同じく日曜日放映のテレビ朝日系アニメ「スマイルプリキュア!」においても、キュアピースが決め台詞と共にジャンケンをする。こちらも毎回違う手を出してくる。
漫画「賭博黙示録カイジ」では限定ジャンケンという遊びをし、同じく漫画の「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」では「ジャンケン小僧がやってくる!」という話で大々的にジャンケンを取り上げた。
じゃんけんの持つ性質と比喩表現としてのじゃんけん
概要の通り、じゃんけんには全体的に強い手や全体的に弱い手というものは存在せず、「組み合わせの相性」のみによって100%勝負が決する遊びである。そのため、何よりも組み合わせの優劣が決定打となるなものを比喩的にじゃんけんと呼ぶ場合がある。
例えば、テレビゲームにおける戦略シミュレーションなど比較的複雑な要素を持つものにおいて、ユニットの素の性能や能力よりも相性のほうの影響が大きく、「相手に有利な性質のものを持ってくれば勝てる」というバランスをジャンケンと表現することがある。
また、格闘ゲームなどで、自分と相手の取った選択肢の組み合わせによって有利不利が一気に確定するような状況を指してジャンケン状態と言う場合がある。
ジャンケンが娯楽として面白く無いと思っているあなたに
ジャンケンは物事の勝ち負けを決める便利な手段ではあるが娯楽としてはつまらないと思っていませんか?
などと思っていませんか?
そんなあなたに、ジャンケンに駆け引きを作る方法があります。
点数ジャンケン(スコア・ジャンケン)
この遊びは普通のジャンケンとほぼ同じですが、以下のように勝利した指に点数を付けます。
そして、複数回遊び、最終的な得点数によって勝ち負けを判断します。ルールは以上で終わりです。
・・・ただこれだけで今までのジャンケンと変わらないように感じると思いますが実は全く変わります。
相手が点数を多く取ろうとすれば、パーを多く出そうとするでしょう。
そして、あなた自身も点数多く取ろうとすればパーを出すでしょう。しかし両方パーを出せば決着が付きません。
相手のパーに勝つためにはチョキに出すことになりますがチョキは1点しか貰えません、
グーを出せば相手がパーを出した時に3点も入ってしまいます。ここでいかに相手の裏を読めるかが勝利へのカギとなります。いつパーを出すか、いつチョキを出すかなどいかに点数を多く取れるようにかつ負けないような手を考えなければなりません。
ルールはほぼ、普通のジャンケンと変わらないのに全く違う緊張感有る遊びに変化するでしょう。
ライアー・ジャンケン(嘘付きジャンケン)
この遊びは、今までのジャンケンとほぼ同じですが1つだけ違う事があります。
それは『勝負の前に自分が何を出すか宣言すること』です。
この遊びは両手を使い、左手で『私はグーを出します』と最初に宣言したら勝負が終わるまでずっとグーのままにします。勝負は右手で普通に勝負します。
そして、勝負が終わった時に右手と左手が同じ指の形なら点数が2点、違うなら1点で計算し、複数回勝負して点数が多いほうが勝利です。
つまり『私はグーを出します』と宣言して、グーを出して勝ったら2点、嘘を付いて勝ったら1点です。負ければ0点。
両手を使う理由は、勝負中に何を宣言したか分かりやすくする為です。
普通のジャンケンとは比べものにならないぐらい頭を使うことになるでしょう。
宣言はお互いに先攻後攻を決めて交互に、勝負するのもいいですし、「いっせーの」で同時に何を出すか宣言して遊ぶのもいいです。全く別の遊びに感じます。いろいろ工夫して遊んでみて下さい。
指揮官ジャンケン
しかし、前半と後半で6回戦ずつ、計12回ほど勝負します。前半6回はそのまま勝負しますが違うところは左手で勝負しながら、右手で何を出したか紙に記入しながら戦います。
例えば、6回ともチョキを出したなら以下のように、右手で紙に記入します。(左利きの人は逆)
チョキ チョキ チョキ チョキ チョキ チョキ
もし、4回チョキを出して2回パーを出したのなら以下のような記入になります。
上記のように1回ずつ何を出したか記入しながら6回勝負が終わった所で前半戦は終了です。
そして、ここからが後半戦になります。
後半戦は『前半戦で出した指しか使えません』
前半戦で出した指の中から選びながら戦わなければいけません。
後半戦は左手で勝負しながら、右手で前半戦に書いた指の記入を出した順番で消してきます。
後半戦で出す順番は自由ですが、上記のように一度出した指は横線で消してもう使うことはできません。書かれた紙はお互いに見せ合いながら自分は何が出せるか・相手は何が出せるかを推理しながら戦います。
そして全ての記入が横線で消えるとゲーム終了です。前半戦と後半の合計勝利数が多いほうが、ゲームの勝利者となります。
この遊びのポイントは前半で何を出すかが重要になります。前半戦で適当に勝負すれば後半戦で苦しむことになります。
そして、後半戦も相手の心理状態がどれだけ読めるかも重要となってくるでしょう。相手と自分の紙を見ながら相手の心理状態を予想します。
その他、細かいルールは自由に設定しながら遊んでみてください。今までのジャンケンとは全く違う遊びに感じるでしょう。
トランプジャンケン
この記事の掲示板>>44の友人考案のトランプを使ったジャンケン風ゲーム。
- トランプを一人一組計2組用意。
- 2組のダイヤをどっかに置いとく。 (一応混ざらないようにする)
- 各自で混ぜて自分の近くにセット。 (以後山札と呼ぶ,現時点で40枚のはず)
- 各自が5枚引き,同時に場に出す。
- クラブ→ハート→スペード→クラブとなるよう勝者を決める。 (ジョーカーの場合は後で話す)
- 勝者の数字分相手の山札から見ずに近くに置く。 (ダイヤとは一応混ぜないようにする)
- 互いに1枚引き,同時に場に出す。
- 5に戻り以下繰り返し。
※5でジョーカーが出た場合 出された側のカードの数字分相手の山札から見ずに近くに置く。
※5であいこの場合 数字が大きい方の勝ちになる。 大きい数字-小さい数字=山札から引く枚数となるよう見ずに近くに置く。
じゃんけん双六
これについては『じゃんけん双六』の記事を参照。
その他
(何か他にあればここに追加してください。)
関連動画
関連項目
- 最初はグー
- 3すくみ
- スーパージャンケン
- グーとパーで二組に分かれるゲーム
- ジャンケン十三奥義
- 野球拳
- ジョジョの奇妙な冒険
- ハンター×ハンター
- カイジ(限定ジャンケン)
- ムシキング
- 日常じゃんけん
- 8時だョ!全員集合(「最初はグー」の発祥)
- いかりや長介
- 流星人間ゾーン
- サザエさん
- アメリカ横断ウルトラクイズ
- アイドルたちのジャンケン大会
- じゃんけん双六
- ジャンケンマン
- めざましじゃんけん
- #本田とじゃんけん
- パワプロくんじゃんけん対決
- ポンキッキーズ(コニーちゃん、ジャカジャカジャンケン(右上のやつ))
- ジャポニカジャンケン(ショウワノート「ジャポニカ学習帳」CM)
- 黄瀬やよい(キュアピースvsサザエさんの項も参照)
- ときめきポポロン♪(ご注文はうさぎですか??ED)
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