ジャンボ尾崎のホールインワンとは、ジャンボ尾崎こと尾崎将司氏にアドバイスをしてもらえるゴルフのゲームソフトである。HAL研究所から発売。
これまでに2つのハードで発売されている。ファミコン版は正式には名称が異なるが、ニコニコ動画のタグではファミコン・スーパーファミコン版ともに共通して「ジャンボ尾崎のホールインワン」が使われている。両方とも1990年前後のゴルフゲームとして見れば完成度は高く、SFCについては北米版も出ている。
概要
FC版
イーストコースとウェストコースの計36のホールでプレイが可能。オーソドックスなコースもあるが、かなり癖のあるコースが多く、池やバンカーの面積が芝地より広かったりすることも多い。中にはコースの途中で森を挟むという無茶なものもある。グリーンの芝目が矢印で再現されており、ボールもそれに従った挙動をする。
「ストロークプレイ」「トーナメント」「マッチプレイ」の3つのモードがある。尾崎先生からのアドバイスがもらえるのはストロークプレイ。状況に応じた様々なアドバイスをしてもらえるが、何度も質問したり、どうしようもない状況で質問をしたりするとだんだん答えが投げやりになっていく。
ファミコンということもあり、尾崎先生のメッセージは基本的にひらがな表記。例えば、本来カタカナの「グリーン」も「く゛りーん」と書かれている。
アドバイスの例
読みにくくなるため、濁点・半濁点については通常の文字で書き、適宜スペースを省略した。
- ちょくせつぐりーんをねらわず どこかにねらいをさだめてうとう。
- きがじゃまなので きをよけてうとう。むりならばいちど うしろかよこにだしたほうがいいぞ。
- じゅんめのときはよわめに ぎゃくめのときはつよめに。
- もうめんどうみきれないよ。でも あきらめちゃ だめだぞ。
- もっとはやく きいてくれなくちゃ あどばいすのしようがないよ。
- なんどもおなじことを きいているようでは いちりゅうのごるふぁーには なれないぞ。
きれぼし脳
発売時からしばらくはマイナーなゴルフゲームであった。しかし、2000年代末ごろからチートコードを入力してゲームを強制的にバグらせて楽しむ人々(きれぼし脳)が、当ゲームのバグプレイをした際、シンプルながら破壊力の高いメッセージを多く出していき、語録・スラング化していった。以下に例を示す。
また、トーテムポールのように尾崎先生の顔が縦にいくつも並んで表示されたり、球が急な横風にあおられてOBになるなど、テキスト以外にも大胆なバグり方をすることが多い。
なお、バグっていない通常プレイの動画でこれらのコメントをするのは、もともとのゲームの知名度の低さもあって許容されているところがある。しかし、ゲームではない普通の尾崎将司氏が登場する動画でこれらのコメントをするのは控えた方がよい。
SFC版
FC版の3年後の1991年に発売。のちに「HAL's Hole In One Golf」として北米版も出た。
FC版からモードが「ストロークプレイ」「マッチプレイ」「トーナメント」「VSジャンボ」「プラクティス」「メモリアルプレイ」の6つに増加。VSジャンボではジャンボ尾崎と対戦することができ、勝つと「メタルウッド」を入手することができる。
コースの全体像が3Dで表示される。FC版よりも常識的なコースが多いが、中には池や川を3回渡らないといけないコースもあったりする。尾崎先生のアドバイスも健在で、むしろカタカナ表記が増えパワーアップした。
名前の入力画面で特定の名前を入力するとキャディーが変わる裏技がある。
関連動画
FC版
SFC版
きれぼし脳向け
関連リンク
関連項目
脚注
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