「じゅ、巡洋艦……ジュノーです……痛いのは怖い……うぅ!
指揮官さんも怖いです…!」
ジュノー(軽巡)とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属のアトランタ級駆逐艦CL-52〈USS Juneau〉をモチーフにしたキャラクター(艦船少女)である。
なお、同ゲームには同じ名前の駆逐艦も存在しているため、本ページ名では(軽巡)として区別している。
デザイン:夢咲楓&MD、CV:木村珠莉
し、指揮官さん…ジュノーはず、ずっと待っていますからね……(概要)
ユニオン(アズレン世界でいうところのアメリカ)に所属する軽巡。レアリティはR(レア)。
上記の通り、同じ名前の艦がロイヤルの駆逐艦に存在しているが、日本名が同じでも英名は全然違う(こっちはJuneauで、あちらはJuno)。言うまでも無く、アトランタ級の図鑑報酬に絡んでくるのはこちらである。
アトランタ級姉妹の次女で、アトランタの妹にして、あのサンディエゴの姉にあたる。
戦闘艦なのだが、やたらと怖がりで臆病な性格。史実の一件(史実節で後述)がトラウマになってるようであり、寮で寝ているときにはうなされている様子。そのトラウマを払拭できるかどうか、指揮官の懐の深さが試されているとも言える。
金髪のショートカット(セミロングかもしれない)に、オレンジ色の瞳の持ち主。通常絵でしゃがみ込んでいることもあって、全体的に丸っこい印象を受ける。胸部装甲は姉よりもありそうだが妹には及ばない様子。つまり、アトランタ級は年下ほどでかい。……アトランタ、涙拭けよ。
性能は、流石のアトランタ級だけあって対空性能は高いのだが、アトランタやサンディエゴと比較して「これ」というポイントがないのが泣き所。更に通常火力は他の軽巡に劣る(アトランタ級がそういう軽巡である)ため、マップ攻略の際には使い処を考える必要がある。
スキル「戦争の悲劇」は他の艦の耐久を15%(スキルMAXで25%)回復するという貴重な回復スキルだが、発動条件が自分が戦闘不能になったときであるため、マップ攻略では使い難い。一方で何隻沈もうと最後まで1隻残れば勝ちな演習ではかなり有用なスキルであり、スキルと同種の効果を持つ装備「真珠の涙」(自身が沈んだ時に他の艦の耐久を10%回復させる)を持たせることで、回復率を最大35%まで引き上げることができる(通称「真ジュノー」)。ロイヤル艦ではないためクイーン・エリザベスのスキルの恩恵を受けることはできないが、それを差し引いたとしても大変魅力的な性能であり、演習ではロイヤル艦隊の面々に混じっているのをよく見かける。
ジュノーは……よく悪い夢を見ますけど、なぜか顔がぼやけた似ている人が5人いて、ジュノーに一緒に行こうって……怖いです……
アトランタ級軽巡洋艦2番艦〈USSジュノー〉は1942年2月14日に竣工した。ちなみに艦名はアラスカ州の州都である都市の名前より(さらにその都市名は、この都市の位置に最初に居留地を作ったジョー・ジュノーという人の名前から取られている)。よく誤解されるが、女神の名前ではない(そっちの名を使ったのはイギリスの駆逐艦〈ジュノー〉である)。
大西洋側で慣熟訓練を行った後、哨戒や護衛任務を経た後、8月には太平洋側に移動した。
9月には空母〈ワスプ〉を護衛してガダルカナル島に向かうが、その途中で日本潜水艦〈伊19〉の雷撃によって〈ワスプ〉は沈められてしまう。〈ジュノー〉は〈ワスプ〉の乗員を救出し、一旦戻った後、今度は重巡〈ポートランド〉と共に南太平洋の前線に向かった。
そんな〈ジュノー〉が初めて参加した大規模海戦が、10月26日の南太平洋海戦だった。〈ジュノー〉は当初空母〈ホーネット〉の守りを務め、殺到する日本軍の航空機を20機撃墜しているが、それでも〈ホーネット〉は致命的な攻撃を受けてしまった(放棄後、最終的に日本の〈秋雲〉と〈巻雲〉に撃沈される)。その後、〈ジュノー〉は命令で持ち場を〈エンタープライズ〉の防御に変え、そこでも18機を叩き落とし、こちらはなんとか守り抜いている。
息を付く間も無く、〈ジュノー〉はソロモンに向かった。ソロモンに向かってくる日本の迎撃のためだった。
そして、ガダルカナルの米軍基地を攻撃しようとする日本海軍と、それを阻止しようとするアメリカ海軍が激突する。第三次ソロモン海戦である。
日本艦隊を発見し、整然と攻撃をしようとしたアメリカ軍の目論見は、単艦でアメリカの艦列に突入してきた日本駆逐艦〈夕立〉によって阻まれ、そして類を見ない大混戦となった。
〈ジュノー〉は、艦列を突っ切っていった〈夕立〉に対して砲撃を行っていたが、そこに突然魚雷が炸裂した。それを発射したのは日本駆逐艦〈天津風〉だが、その〈天津風〉は米軽巡〈ヘレナ〉に舵を吹き飛ばされて戦線離脱に追い込まれている。
姉艦の〈アトランタ〉も日本駆逐艦〈暁〉とやり合い、味方に誤射されるという不幸もあって航行不能に陥る(後自沈)という激戦の中、大破した〈ジュノー〉は戦闘を離脱し、彼女にとっての戦いはそこで終わった。
戦場を離れ、ハワイに向かって撤退する米艦隊に、海面下から忍び寄る影があった。日本潜水艦〈伊26〉。かつて〈サラトガ〉にも傷を負わせてドックに逆戻りさせた戦歴の持ち主である。
〈伊26〉は重巡〈サンフランシスコ〉に向けて魚雷を3発斉射。しかしその魚雷は逸れて、そのうちの1発が流れ弾のような形で〈ジュノー〉を直撃した。運悪く、その雷撃で火薬庫が誘爆を起こし、大爆発を起こした〈ジュノー〉は僅か数分で轟沈した。この時点ではまだ100名ほどの生存者がいたが、艦隊はさらなる攻撃を恐れてその場から離脱してしまったため、この海域にいた鮫に襲われたりで、1週間後に生還できたのは10名ほどだったという。
その〈ジュノー〉の乗組員に、サリヴァン兄弟という5人の兄弟がいた。彼ら兄弟は全員が〈ジュノー〉に乗り組んでおり、そして全員がここで命を落としてしまった。この事件は大きな問題となり、アメリカ軍にソウル・サバイバー・ポリシー(家族や兄弟が全員従軍していたとき、少なくとも一人を最前線任務には送らないようにする、という方策)を採用させることになる。艦船少女のジュノーのセリフに出てくる「似ている5人」とは彼らのことだと思われる。
〈ジュノー〉には、4つのバトルスターが授与され、さらに戦後すぐの1946年に竣工したアトランタ級軽巡洋艦9番艦にその名が受け継がれた。CL-119〈USSジュノー〉である。ちなみにこのジュノー以降のアトランタ級最終ロットとなる3隻は設計を一部変更しているため、「ジュノー級軽巡洋艦」とも呼ばれている。
時は流れて2018年3月17日。第二次世界大戦時の沈没した軍艦を精力的に捜索しているポール・アレン氏のチームが、南太平洋の海底に沈んでいた〈ジュノー〉を発見したことを発表した。
みんな…、関連動画に気を配って…嫌な潜水艦に注意して…
あのぉ…指揮官さん…関連静画がありますよ…?
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指揮官さん……す、すみません……関連商品です……
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し、指揮官さん…ジュノーは関連項目をず、ずっと待っていますからね……
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