ジュラシック・パーク単語

357件
ジュラシックパーク
5.2千文字の記事
  • 8
  • 0pt
掲示板へ

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)とは、マイケルクライトン作の小説、及びそれを原作とする映画

概要

バイオテクノロジーによって現代によみがえった恐竜達が、遊園地内で飼育されるはずが暴走し、人々を追い詰めていくという物語

1990年小説が発表され、1993年スティーヴン・スピルバーグ監督により映画化され世界的な大ヒット記録した。
小説の続編として『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』、映画の続編として『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』『ジュラシック・パークIII』『ジュラシック・ワールド』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』がある。
また1993年1997年2003年にはセガによってゲーム化され、2011年にはTelltale Gamesによってゲーム化されている。

本項では、小説映画『ジュラシック・パーク』のほか、それぞれの続編について記述する。

ニコニコ動画ではテーマ曲(ジョン・ウィリアムズ作曲)関係の動画がいくつかあげられている。

あらすじ

大富豪ハモンドは膨大な資金を投入して、琥珀の中に閉じ込められた中生代のから恐竜の血を採取、それを元にDNAを解析し、恐竜クローンを作りだすことに成功した。

彼は作り出した恐竜達を玉にした一大テーマパーク「ジュラシック・パーク」を太平洋の孤に作った。しかし開園直前、産業スパイの暗躍により、パークシステムダウンしてしまう……。

小説

1990年という、一般にバイオテクノロジー遺伝子DNAなどの単語が知られ始めた時期に発表されたSF小説

恐竜というもが知り、一度は憧れたはずの巨大生物科学を以って現代にらせるという魅力的な題材と、それによってった恐竜たちに追い詰められていく人間恐怖を描いたSFパニック小説である。

当時の最先端の科学技術を取り込んでいるほか(現在となっては矛盾点などが少なからず見つかっている)、生命の行動・発展に関してのカオス理論物語軸となっており、さらに人間が命を勝手に作っていいのかという倫理の問題なども物語キーワードとして登場するなど、小説版を読むにはそれ相応の知識と理解力が必要になる。

映画版

1993年開。スティーヴン・スピルバーグ監督
カオス理論など原作者が小説テーマとしていた部分は排除され、同監督の『ジョーズ』や『激突!』にも似た怪獣パニック映画として製作された。
一部登場人物の性格と生死が変更されており(原作では成主義のクソ爺として死ぬハモンドが、明らにスピルバーグ自身をモデルとした子供好きの好々爺として最後まで生き残るなど)、登場する恐竜の数も限定されている。 

タイトルロゴや、作品内でのテーマパークロゴには、ティラノサウルスレックスシルエット徴的に描かれているが、作品内で人々の脅威となるのはむしろヴェロキラプトルの方である。

スピルバーグの迫力ある演出、ジョンウィリアムスによるロマン恐怖の両方を掻き立てる音楽、そしてILMによる当時最先端のCG技術と、ストップモーション大家フィルティペットのモーション監修によって描かれた恐竜の生き生きとした動きと恐ろしい迫力が観客を魅了し、全世界で9億ドル以上の行収入を記録した。

1991年開の『ターミネーター2』と並び、映画によける特殊技術の役が、アナログ的なストップモーション技術から、コンピューターを用いたVFXへと移る決定的な転機となった。
実際、ストップモーション大家であったフィルティペットが招聘されていたものの、ILMが作成したフルCG恐竜の方がかに迫力があったために降となっている(ただし恐竜がすべてCGであるわけではない。またティペットは、恐竜のモーションの監修という立場でやはり作品には深く関わっており、アカデミー視覚効果賞を受賞している)。 

2013年には3Dに再編集されて開されている。

映画シリーズ

アトラクション

ジュラシック・パーク・ザ・ライド

ユニバーサルスタジオアトラクションUSJにももちろんあり、人気アトラクションである。
映画第1作に少しだけ登場した、ジュラシック・パークのアトラクションジャングルリバーライド」を基にしたクルーズアドベンチャー
ボートは劇中のものを忠実に再現しており、巨大な恐竜達の姿を楽しめるほか、映画では道路にあったあの木製のゲートも、航路上に再現されている(エリアとしての「ジュラシック・パーク」の入り口にも設置されている)。  

ゲスト達はボートに乗り込み、恐竜達の姿を楽しむクルーズへと出かける。
クルーズ序盤では温厚な恐竜達がゲストを出迎え、その迫力ある巨体をゲスト達は間近に楽しむ。
しかし、クルーズ途中にトラブルが発生し、ゲスト達のボートは航路を外れ、発電所の方へと流されていく。
そこでは、何とヴェロキラプトルなどの危険な恐竜達が檻から逃げ出し暴れていた。係員たちも、次々に恐竜の餌食になっていく(ちなみに、コンプソグナトゥス達が引っり合っているズタボロの所員には「Mickey」という名前が書かれている。他意はあるのか) 。 
そして発電所の中を逃げ惑った末、とうとうボートの前にティラノサウルスレックスが現れる。そしてボートはそのまま……。

USJアトラクションショーの中では、ウォーターワールドに次いでおそらく一番びしょびしょになる。
売店や自動販売機で安いカッパが売られているため、濡れたくないならこれを買ったほうが難。 

ザ・フライング・ダイナソー

2016年3月18日より稼働予定の、USJの新アトラクション
「ザ・ライド」と異なり、USJが独自に製作したオリジナルアトラクションである。

ジュラシック・パークの新たなアトラクションとして、プテラノドンの足につかまって(というより背中を捕まえられて)自由大空を飛び回るツアー開発された。ゲスト達はさっそくこれに参加するが、いかに訓練されているとはいえそこは野生の恐竜プテラノドン達はやがてコントロールを失い本のままにを飛び回りはじめ、ゲスト達は360度振り回され猛スピードでぶっ飛ばされる羽になる……という設定のフライングコースター

ゲストは「うつ伏せ」の状態でアトラクションに参加する。
全長1124m、最大落下高度37.8mというすさまじい規模で、これはいずれもフライングコースターとして世界最大・最高である(ただしUSJ調べ)。ちなみに他のアトラクションの落下高度は、「ザ・ライド」が25.9m、東京ディズニーランドの「スプラッシュマウンテン」が16mである。

その他

恐竜クローン再生については、現在ではほぼ不可能とされている。
劇中では恐竜の血を吸った琥珀の中に閉じ込められていたためにクローン再生を行うのに十分な質のDNAを採取できたが、現実にはいくら保存に適した条件下であってもDNAは数万年で全に崩壊してしまうと判明したからである。
また、血を吸った状態の琥珀の中から見つかること自体が非常に稀である。

ただし、永久凍土の中に閉じ込められたDNAであればあるいは……という意見もある。
マンモスなどは、永久凍土の中から保存状態のいい死体血液が見つかっており、クローン再生の可性も決して小さくはないとされている(ただしこのマンモスは1万年程度前のものであるため、そもそもDNA劣化の問題にひっかかっていないのだが)。 

また、本シリーズにおける「恐竜」は再生の際にカエルワニなど現代の生物DNA欠損部位の補に使用しているため、厳密には「恐竜によく似たなにか」であり正確には原種とは別の生物となっている。

グラン博士モデルとなったジャック・ホーナー博士は、現在は、恐竜の子孫である鳥類のうち、遺伝子を操作することで、恐竜に近い生物博士は「チキサウルス」と呼んでいる)へと先祖返りさせる研究を行っている。

関連動画

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 8
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

お姉さんの人 (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: ゲスト
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

ジュラシック・パーク

615 sage
2024/05/24(金) 12:47:20 ID: ZjdMV5+3e2
ネドリーさんて

エンジニアとしてはめちゃクソ優秀
ハモンドから力に似合わない冷遇を受けていた
フェンスの電を切った際も、極力パークスタッフ被害が及ばないようにラプトルのフェンスの電は切らないでいた
・ディロフォに「エサなんて持ってないんだよ」と言う

やったことは決して褒められたことではないが、裏切るのも理解できなくもないんだよな。性格にはあるけど後のシリーズの悪党にべたら100倍はまとも。むしろハモンドの方がクズ
👍
高評価
2
👎
低評価
0
616 ななしのよっしん
2024/05/29(水) 12:55:48 ID: 5OcdqRQDug
原作小説は読んだこといが、ハモンド較的良いに改編したからちぐはぐな感じするんだろう。ネドリーのとこ。
これが原作通りのキャラと結末なら単純明快なんだ。
👍
高評価
1
👎
低評価
0
617 ななしのよっしん
2024/05/31(金) 23:43:34 ID: 5OcdqRQDug
ウー博士生きてたのか・・・。
しかも今回の悪者ってあいつかよ。ていうか開当時パーク無印の最初の方にちょっとだけ出て来たとかどのくらいの人が気づいたんだ・・・?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
618 ななしのよっしん
2024/06/01(土) 07:32:31 ID: EmBGVsZsOX
なんならパーク1の時と役者も違うからな
シリーズ好きで調べてないと分からないかも
👍
高評価
1
👎
低評価
0
619 ななしのよっしん
2024/09/26(木) 20:54:28 ID: uxv5n4plcm
で窒息させられたおじいさんもいたけどキャラのウー博士恐竜ではなく爆発で死にました、じゃ締まらないからなぁ。おかげでオーウェンが溶岩も火砕流も飛行機墜落気な人になってる。
初代パークの話に戻ると、弁護士映画での改変でわりを喰ってると思う。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
620 ななしのよっしん
2024/11/03(日) 13:24:42 ID: f3GxE6/GJk
久々に「炎の王」を見た。
なんか、「ジュラシックシリーズ悪役ってこんなに外道だったっけ?」と思ったな。
まあ、話の中盤で恐竜に食われてるけど、これまでのシリーズ悪役も結構外道だったかな…。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
621 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 22:25:32 ID: Z6dhajLmyB
全体的に見るとパークシリーズ悪役よりワールドシリーズ悪役の方が外道感は増してる気がする。特に2と3。
ロストワールドのルドローとか家族謀なだけでスゲー悪気があるわけじゃないと思うし、ワールド1のホスキンスも傲慢すぎるけど一応は自分の正義に基づいて動いてて人死にまで望んでたわけではないと思う。
ただパーク1のドジスンはあの当時からイナゴ計画を考えていたのかどうか…
👍
高評価
0
👎
低評価
0
622 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 22:35:47 ID: Z6dhajLmyB
ワールドリバースの記事読んできたんだけど、
恐竜の襲撃によって立ち往生している家族と出会う。」おっと、スピノサウルスかな?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
623 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 22:38:08 ID: 5OcdqRQDug
に生きたまま貪り食われて死ぬのが善人であるのなら、悲劇としてその善性に反例するような痛ましさが欲しい。
悪党であるならば、それが報いとしてふさわしい悪性が欲しい。

というかそれくらいじゃないとなし崩し的にウー博士が許されない。と、考えもしたかもしれない。
まあ最後まで悪党として死んで終わるなら出来るだけ同情できない方が良いだろ。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
624 ななしのよっしん
2024/12/18(水) 21:37:24 ID: 5OcdqRQDug
いつの間にか新作の話が。原点回帰パークの頃の空気再現したい。しかし過去6作を否定したり矛盾しない様に作りたいと。
👍
高評価
0
👎
低評価
0

ニコニコニューストピックス