ジュラシック・ワールド/炎の王国とは、映画『ジュラシック・パーク』シリーズの第5作である。
概要
前作『ジュラシック・ワールド』の続編にあたる。アメリカでは2018年6月22日公開。オープニング興収約1億5000万ドルで、メガヒットスタートを切った。日本では2018年7月13日に公開。
続編に2022年6月米公開の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』がある。
あらすじ
中米コスタリカ沖に存在する孤島イスラ・ヌブラル島に建設された恐竜テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は大惨事のため閉鎖されたが、その3年後、火山噴火のためイスラ・ヌブラル島に残された恐竜たちは絶滅の危機にあった。
元恐竜監視員のオーウェンは、テーマパークの元運用管理者クレアの誘いで恐竜救助のための部隊に加わり、島に向かう。かつて自ら育て、3年前の悲劇の際には共に戦ったヴェロキラプトルの「ブルー」を助けるために。しかし恐竜救助計画の裏には、全く違う目的を持った陰謀があった。
キャスト・スタッフ
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグとコリン・トレボロウ。監督はJ・A・バヨナ、脚本はコリン・トレボロウ&デレク・コノリー。主演は前作と同じくクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード。日本語版の吹き替えも前作と同じ玉木宏と木村佳乃。
マルコム博士役のジェフ・ゴールドプラムも第2作『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』(1997年)以来、久々に登場している。
登場キャラクター
- オーウェン(演:クリス・プラット)
- 前作から引き続き主役を務める。かつてテーマパーク「ジュラシック・ワールド」でヴェロキラプトルを育成・訓練していたトレーナー。クレアの元恋人。
- 今回はクレアの誘いを受け、噴火寸前の島からかつて育てていたヴェロキラプトル「ブルー」を助けるために島に向かう。
- クレア(演:プライス・ダラス・ハワード)
- 前作から引き続きヒロインを務める。かつてはテーマパークの責任者だったが、現在は恐竜保護のための団体を自ら設立し、噴火寸前の島から恐竜を救うための活動をしている。オーウェンの元恋人。
- アメリカ政府が恐竜の救出への関与を拒否したのち、ジュラシック・パークの設立者ジョン・ハモンドのパートナーだったベンジャミン・ロックウッドの誘いを受け、彼の組織した恐竜救助隊への参加を依頼され、これを受ける。
- イアン・マルコム(演:ジェフ・ゴールドプラム)
- 第1作・第2作に登場していた数学博士。原作小説にも登場している。
- 第1作第2作当時から恐竜の危険性を訴えていたが、今回もアメリカ政府の公聴会において恐竜と人類が共存する危険性を主張する。
- ベンジャミン・ロックウッド(演:ジェームズ・クロムウェル)
- かつてジョン・ハモンドと恐竜復活のための研究を進めていた大富豪。ハモンドとたもとは分かっていたが噴火による恐竜絶滅の危機に際し、恐竜救出作戦を実施しようとする。
- メイジー・ロックウッド(演:イザベラ・サーモン)
- ベンジャミンの孫娘。ベンジャミンの娘の忘れ形見であり、母親と瓜二つだと言われている。今作の鍵となる人物。
- イーライ・ミルズ(演:レイフ・スポール)
- ベンジャミン・ロックウッドの右腕として、老齢で寝たきり生活のロックウッドに代わり計画の総指揮を執る。
登場恐竜
- レクシィ(ティラノサウルス・レックス)
- 『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』から引き続き登場するティラノサウルス。今回も島の主として存在感を放つ。
- ブルー(ヴェロキラプトル)
- 『ジュラシック・ワールド』で登場したヴェロキラプトル姉妹の長女にして、リーダー。体の側面に走る青い筋が特徴。
- オーウェンに育てられ、人間に対しても強い共感能力を持っている。今回3年ぶりにオーウェンに再会したが、すぐに彼の事を思い出す高い知能も持つ。
- インドミナス・レックス
- 前作で人工的に作られた新種の大型肉食獣。レクシィと島のトップをかけた戦いを繰り広げた後、モササウルスに海の中に引きずり込まれ絶命した。
- 今作では冒頭で海中のインドミナス・レックスの骨を回収するシーンが見られる。
- そして、回収された骨を分析したウー博士により、軍事用に調整されたインドミナス・レックスの小型版とも言えるインドラプトルが生み出される。
- モササウルス
- 前作でデビューした巨大海棲爬虫類。その巨体はティラノサウルスをも上回る。今作でも冒頭から登場し、海からの恐怖を観客に刻み込む。
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関連項目
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