概要
茨城県を地盤とするホームセンターチェーン。
現在、茨城県・千葉県・群馬県・栃木県・埼玉県・東京都に店舗を構える。
ジョイフル本田の一番の特徴はとにかく巨大な店舗。
並のホムセンの数倍はあろうかという売り場面積が当たり前。「小型店」扱いの千葉店で、ようやく普通のホームセンターのサイズである。
これに関しては、先ず(比較的)小さい店舗で出店する→周囲の土地を確保する→スクラップ&ビルドや、或いは単純な建て増しで規模を広げる→最初に戻る(以下無限ループ)を繰り返すうちに、いつの間にか巨大店に「成長」してしまうということをよくやるためだと言われている。
アームズフォート、もとい巨大店舗に物を言わせ、店舗数そのものは十数店しか無いにもかかわらず売上で国内のホームセンター上位に食い込んでいる。まさに力押しの一言である。
同じ茨城系の流通業である食品スーパー・カスミがぶっ飛んだことをやらかすキサラギならば、ジョイフル本田は大艦巨砲主義を極めた有澤重工といったところであろうか。
また、とにかく商品の価格が安い。いわゆるEDLP(たまにセールするよりいつでも低価格)方針である。一言で言えば茨城県南(及びジョイフル本田が出店した地域)の物価水準を引き下げる元凶である。
こいつと安さで殴り合おうとしたら、それこそコストコのような規格外の相手でないと太刀打ちすることは先ず不可能。まともに安さで殴り合ったら先ず勝てない相手の一つと言っていい。文字通り「撃ち合い(安売り)に付き合うな、賢くやれ」でないと、並のスーパーやホムセンじゃ簡単にやられてしまう。
「スーパー」と書いたが、実はジョイフル本田は傘下に「ジャパンミート」という食品スーパーを持っており、よく共同出店している。もちろんここもかなりの激安店である(その代わりメガサイズな商品が比較的多く、一人暮らしなどにはちょっと使いづらいかも知れないが)。
チェーン店方式の草分け
ジョイフル本田は、日本に於けるいわゆるチェーン店方式の草分け的な存在の一つである。
創業者が「本店を持たないチェーン店の集まり」という形態の店をアメリカで見たことが全ての始まり。
当時の日本では、「まず本店があって、そこから支店が暖簾分けしていく」という形態が主流であったことからすれば画期的なことであったと言える。
但し、この「チェーン店」という形態が日本にあまり存在していない頃にこの形態を日本に持ち込んだためか、地元民の中には一号店である荒川沖店を「本店」と呼ぶ場合があるとか。
(ジョイフル)山新との関係
ジョイフル本田の創業者は、実は同じく茨城を基盤として家具店・ホームセンター運営を行う「山新」の創業者の友人である。
お互いに友人同士であったためか、嘗ては「(茨城)県南はジョイフル本田が、県北は山新の領地」というある種の"不可侵条約"が暗に結ばれていたと言われているが、ジョイフル本田がひたちなか市によりにもよって大型店を出店したことで「仁義なき戦い」が勃発したと言われている(ちなみに山新は土浦市内にも店舗はあり、最近になって龍ケ崎市や下妻市にも出店している)。
関連動画
店舗の例。
ジョイフル本田の店舗の巨大さが垣間見れるであろう。
関連項目
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