- ポケモンの関連項目一覧 > ジョウト地方
ジョウト地方とは、ポケットモンスター 金・銀、ポケットモンスター クリスタルバージョン及びポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバーの主要舞台となる架空の地方である。
概要
公式設定として近畿(関西)地方がモデル。中部地方と四国の一部も含んでいる。
建物や音楽は和風なものが多く、歴史的建造物や言い伝えなどが特徴的な地方でホウエン地方やシンオウ地方の神話も残されている。
カントー地方と繋がっているため、ジョウト地方・カントー地方を行き来するトレーナーも多い。
森林の多くは針葉樹のような形をしており、広葉樹風の森林が並ぶカントー地方と対を成す。
ジョウト地方のトレーナーはカントー地方にあるポケモンリーグ本部に挑戦することになる。
ジョウト地方の町
ジョウトには歴史ある町が多く、全体的に和の雰囲気を持つ。
- ワカバタウン -はじまり つげる かぜのまち-
- 冒険の出発点となる、始まりの町。位置的には静岡県付近。常に風が吹いており、風向計がいくつか設置されている。ウツギ博士の研究所や、幼馴染(ヒビキ、コトネ)の家がある。東にある水路を進んでいくとカントー地方に行ける。
- ヨシノシティ -はなのかおり ただよう まち-
- 主人公が2番目に到着する街。位置的には愛知県付近。あちこちに色鮮やかな花が咲いており、家の屋根も共通してピンク色と、かわいらしい雰囲気が漂う街。
- キキョウシティ -なつかしい かおりの まち-
- 古風な建物が揃う、歴史を感じさせる街。位置的には奈良県付近。ポケモンセンターとフレンドリィショップは他と比べ少し落ち着いた色をしている。キキョウジムには鳥ポケモン使いのジムリーダー、ハヤトがいる。ポケモンセンターの北にはバトルの基礎を教えてくれる学校があり、更に北には「マダツボミのとう」がある。
- ヒワダタウン -ポケモンと なかよしの まち-
- 藁で作ったような屋根に煙突などもある民家がある町。位置的には和歌山県付近。ヒワダジムには虫ポケモンを研究しているジムリーダー、ツクシがいる。町の東には「ヤドンのいど」があり、北西にはぼんぐりからモンスターボールを作ってくれるボール職人のガンテツさんの家がある。
- コガネシティ -にぎわいの おおがた とし-
- ジョウトで一番の大都会。位置的には大阪府付近。街全体が黄金色をしており明るい雰囲気が漂う。コガネジムにはノーマルタイプのポケモンを使用するジムリーダー、アカネがいる。コガネ弁という方言があるらしい。
- コガネシティにはポケモンジム、ラジオとう、リニアの駅、ゲームコーナー、歴代最大を誇るデパート、花屋さん、自転車屋さん、姓名判断師の家、ちかつうろ(地下商店街)、GTS(グローバルトレードステーション)など数多くの施設があり、施設の数では歴代の街でトップ。
ちなみにリメイク前後で曲調が大幅に異なっている。 - エンジュシティ -れきしが ながれる まち-
- 歴史を感じさせる建物が多く存在する街。位置的には京都府付近。キキョウシティと同じく、ポケモンセンターとフレンドリィショップは他と比べ少し落ち着いた色をしている。エンジュジムにはゴーストポケモンを使用するジムリーダー、マツバがいる。ポケモンセンターの真北に「かぶれんじょう」があり、まいこはんや「なみのり」のひでんマシンをくれるおじさんがいる。
- 北西には「やけたとう(カネのとう)」があり、主人公が訪れた際には伝説のポケモン、ライコウ、エンテイ、スイクンがいる。北東には豊かな紅葉の先「スズのとう」がある。ここでは様々な伝説を残すポケモン、ホウオウが舞い降りるなど、色々と伝説に好かれている。
ちなみにこの街から西、南、東と3方向へ行ける道路があるが、3つ共全てBGMが異なるのである意味ジョウトの中心地とも言える。初代では「きょうと」という言葉が出てくるが、エンジュのことなのかは不明。 - アサギシティ -しおかぜ かおる みなとまち-
- 異国の雰囲気が漂う港町。位置的には兵庫県付近。アサギジムにははがねタイプのポケモンを使用するジムリーダー、ミカンがいる。トレーナーが沢山いる「アサギのとうだい」や、ボールに貼るシールをくれる女の子がいる民家があるほか、港ではこことカントー地方のクチバシティとを繋ぐ高速船、「アクアごう」に乗れる。街の西側に行くとバトルフロンティア(HGSSのみ。クリスタルではバトルタワー)がある。
- タンバシティ -あらなみ よせる うみのまち-
- 海を乗り越えた先にある浜辺の街。位置的には徳島県付近(淡路島との説もあり)。タンバジムにはかくとうポケモンを使用するジムリーダー、シジマがいる。物凄い効果を誇る「ひでんのくすり」を売っている店があり、スイクンを追う謎の男、ミナキとはここでのみ戦う。HGSSでは西にいくと断崖絶壁の岩山があり、その先には改造可能でハイスペックなサファリゾーンがある。
- チョウジタウン -ようこそ にんじゃの さとへ-
- かつて忍者が住んでいた田舎町。位置的には滋賀県付近。チョウジジムにはこおりタイプのポケモンを使うベテランジムリーダー、ヤナギがいる。お土産屋さんは占領されている頃は地下にロケットだんアジトがあったが、その後はフレンドリィショップの役割を果たす。北へ行くと「いかりのみずうみ」があり、色違いである赤いギャラドスと遭遇することとなる。
この町の名物、「いかりまんじゅう」はイッシュ地方でも有名になっている。ちなみにカントー四天王シバの好物でもある。 - フスベシティ -しずかな やまあいの まち-
- ジョウト地方最後のジムがある静かな街。位置的には岐阜県付近。ドラゴン使いのトレーナーはみんなこの街の出身らしい。フスベジムにはドラゴンポケモンを使う最後のジムリーダー、イブキがいる。街の北にある水辺を越えると「りゅうのあな」があり、ドラゴン使いの一族の長老がいる。民家の一つにはドラゴンタイプ最強の技、「りゅうせいぐん」を教えてくれる人がいる。この街のはるか北には「シントいせき」がある。
- サファリゾーンゲート
- 『HGSS』にのみ登場。サファリゾーンのゲートとなる広場。位置的には香川県付近。
- フロンティアフロント
- 『HGSS』にのみ登場。バトルフロンティアの入り口にある広場。位置的には兵庫県付近。「わざおしえーズ」という、珍しい技を教えてくれる人達がいる。
ダンジョン・その他
- くらやみのほらあな
- キキョウシティ東・フスベシティ南などを結ぶ洞窟。
名前の通り洞窟内は暗く、探索するにはフラッシュが必要。稀にノコッチが出現する。 - マダツボミのとう
- キキョウシティにある、大きな塔。マダツボミが生息していないが、たくさんの坊主が修行している場所。
中央の揺れる柱は巨大なマダツボミが変化したものと伝えられている。 - アルフのいせき
- キキョウシティの南西にある遺跡。外にはネイティやドーブルが生息している(陸路では到達できない場所のくさむらだが)。遺跡内部には古代文字と昔のポケモンをかたどった像があるだけだが、あることをすると内部に大量のアンノーンが出現する。
『HGSS』では映画で貰ったアルセウスを連れてくると特別なイベントが起こる。
- つながりのどうくつ
- キキョウシティからヒワダタウンへ向かう途中、通ることとなる洞窟。
毎週金曜日には地底湖にラプラスが出現することで有名。また、「つながりのどうくつ」の名の通り、「アルフのいせき」などにもつながっている。 - ヤドンのいど
- ヒワダタウンの東にある井戸。ヤドンが生息する。ここでひそかにロケット団がヤドンのしっぽを切っていた。
- ウバメのもり
- ヒワダタウンの西にある、日光が微かにしか入ってこない木が鬱蒼と生い茂った森。時を渡るポケモンを祀った祠がある。
草むらがないと油断させつつ、洞窟と同じくどこでもエンカウントする。『HGSS』では映画の前売り券で配布されたピチューを連れて行くと「ギザみみピチュー」がゲットできる。映画館でもらったセレビィを連れてくるとあるイベントが発生する。
ちなみに『金・銀』時代にもほこらは存在し、ここで何かすればセレビィがゲットできるというデマが流行った。
『クリスタル』では実際にモバイルアダプタGBを利用することでセレビィが出現するイベントが追加されている。 - しぜんこうえん
- コガネシティの北にある、モンスターボール状に池と草原が配置された緑溢れる公園。「むしとりたいかい」もここで行われる。BGMの人気が高い。
ちなみに「むしとりたいかい」のBGMは初代のじてんしゃの曲のアレンジである。 - アサギのとうだい
- アサギシティにある大きな灯台。中にはかの有名なカーネルさんを初め、多くのトレーナーがいる。
屋上にはアカリちゃんというデンリュウがいるが……。 - うずまきじま
- アサギシティとタンバシティの間にある、巨大な渦潮によって閉ざされた4つの小島。ひでんマシンの「うずしお」がないと入ることができない。島の中には海の神「ルギア」が住んでいるが、会う為には「ぎんいろのはね」が必要(『ソウルシルバー』では『うみなりのスズ』も必要となる)。
- スズのとう
- エンジュシティにある、10階建ての巨大な塔。『HGSS』では、塔の周りで美しい紅葉が広がる景色が見られる。頂上には伝説のポケモン「ホウオウ」が舞い降りる事があるが、会う為には「にじいろのはね」が必要。『クリスタル』と『HGSS』では、さらに「とうめいなスズ」も必要となる。
- やけたとう
- エンジュシティにある、火事で焼けてしまった塔。その火事で死んでしまったライコウ、エンテイ、スイクンを、ホウオウが蘇らせたという伝説がある。本来の名前は「カネのとう」。
- スリバチやま
- エンジュシティとチョウジタウンの間にある、複雑な構造をした山。内部には雄大な滝があり、最深部では「からておうのノブヒコ」が修行をしている。勝利するとバルキーを貰える。
『金・銀』では全てのフロアでフラッシュが必要であった。 - いかりのみずうみ
- チョウジタウンの北にある、巨大な湖。『HGSS』では水曜日以外は雨が降り続けている。ロケット団によって無理矢理進化させられた赤いギャラドスが出現する。モデルは琵琶湖と思われる。
- ロケットだんアジト
- チョウジタウンのお土産屋さんの地下に仕込まれたロケット団のアジト。監視像、トラップ、パスワード付きの複数の扉など、様々な仕掛けがある。
ビリリダマとドガースが埋め込まれた床には、かくしアイテムがあったりする。 - こおりのぬけみち
- チョウジタウンからフスベシティへ向かう途中にある、凍てついた洞窟。辺り一面が美しい氷に囲まれており、氷ポケモンが多く出現する。入ったすぐのところにある、氷で滑る迷路や、岩を落として進むなどの仕掛けは、トラウマという人も多い。
- りゅうのあな
- フスベシティにある、ドラゴン使いが修行をしている洞窟。奥の建物にはドラゴン使いの一族の長老がいる。『クリスタル』と『HGSS』では、ある問答の後にミニリュウがもらえる(特定の選択をすると『しんそく』を覚えている)。
- だんがいのどうくつ
- 『HGSS』にのみ登場。タンバシティの西にある、断崖絶壁の岩山の中の洞窟。ここ付近の道路では新しい道路曲が追加されている。
- うずもれのとう
- 『HGSS』にのみ登場。「だんがいのどうくつ」の先にある塔。ホウエン地方の人々が造ったとされている。オーキド博士から「べにいろのたま」又は「あいいろのたま」を貰うとホウエン地方の伝説のポケモン、「グラードン」「カイオーガ」が出現し、『HG』と『SS』の両方があれば「もえぎいろのたま」によって「レックウザ」も出現させることができる。
- シロガネやま
- ジョウトとカントーの間に聳える聖なる山。ここに向かう為にはオーキド博士の許可が必要。
『金・銀・クリスタル』では洞窟内部をどんどん進んでいくが、『HGSS』では外壁も登る。ただし、ひでんマシン「ロッククライム」が必要となる。
『HGSS』のみだが、「ファイヤー」が住んでいる。 山を登るにつれ、雪が積もった風景が見られる。山頂は辺り一面が雪が積もっている為、白銀に染まっており雪が降り注いでいる。下の景色を見ると雲が見える。前へ歩いた先には初代ポケットモンスター主人公、「レッド」がいる。モデルは富士山と思われる。 - ラジオとう
- コガネシティにある、ラジオの放送局。ラジオ塔を利用し、全国におかしな電波を流そうと企んだロケット団に乗っ取られる。
- ちかつうろ
- コガネシティにある地下商店街。ちょっと怪しめのお店が出店している。地下二階は開発途中で放棄された立入禁止区画で、「コガネひゃっかてん」の地下倉庫に繋がっている。
- ポケスロンドーム
- 『HGSS』にのみ登場。ポケモンスポーツの祭典、「ポケスロン」の為に「しぜんこうえん」に西に併設された施設。
- がけっぷちゲート
- 『HGSS』にのみ登場。タンバシティの西の洞窟に設置されたゲート。
- サファリゾーン
- 『HGSS』にのみ登場。ジョウト地方のサファリゾーン。バオバ園長から認められると、主人公を園長に任命してくれる。その後は自分の好きなように改造でき、それによりジョウト地方以外の様々なポケモンが手に入る。
- バトルタワー
- 『クリスタル』にのみ登場。モバイルアダプタGBを利用することで遠く離れたトレーナーと対戦することができた施設。現在は稼働していない。
- バトルフロンティア
- 『HGSS』にのみ登場。ジョウト地方のバトルフロンティア。施設の内容、登場人物はシンオウ地方にあるものと一緒だが、『ブラック・ホワイト』でのカトレアの発言からパラレルワールドではなく、同一の施設が両地方に存在する模様。
- シントいせき
- 『HGSS』にのみ登場。フスベシティのはるか北にある、雪に埋もれた遺跡で、豪雪地帯とされている。映画で貰ったアルセウスを「アルフのいせき」に連れて行った時のみ、訪れることができる。シンオウ地方の人々が造ったとされており、「アルフのいせき」と「やりのはしら」の両方の伝説を受け継いでいる。シンオウ地方チャンピオン、シロナが来ており、話が聞ける。ここではアルセウスの創造の力によりシンオウ地方の伝説のポケモン、「ディアルガ」、「パルキア」、「ギラティナ」の内一体がレベル1で手に入り、3匹の専用の珠も持っている。名前の由来は恐らく「シンオウ」と「ジョウト」。
道路・水道
- 29ばんどうろ - 草の匂いに包まれた静かな旅立ちの道
- 30ばんどうろ - 若いトレーナー達が勝負を楽しむ若草の道
- 31ばんどうろ - 短いながら起伏に富んだ懐かしい自然の中の道
- 32ばんどうろ - リニアと桟橋が交差する自然と文化の調和の道
- 33ばんどうろ - 洞窟抜けて辿り着いたらいつも雨降りの道
- 34ばんどうろ - 都会のそばにありながら緑がたくさん残る道
- 35ばんどうろ - 池の水色が目に優しい明るく歩きやすい道
- 36ばんどうろ - 鬱蒼と木が生い茂る緑の三叉路の道
- 37ばんどうろ - 三つのぼんぐりのきが目印のトレーナーに人気の道
- 38ばんどうろ - 木立の中を縫って牧場へ抜ける林道
- 39ばんどうろ - 高原のそよ風を受けて丘を下る段々の道
- 40ばんすいどう - アサギの西側から海に伸びてゆく潮騒の道
- 41ばんすいどう - 渦潮が旅人の前に立ちふさがる海の難所
- 42ばんどうろ - 険しいスリバチ山の一部を切り開いた山裾の道
- 43ばんどうろ - 湖に抜ける林の道 欲張りなゲートに注意
- 44ばんどうろ - 豊かな泉と緑に恵まれた心弾む道
- 45ばんどうろ - 曲がりくねった川沿いの道はマウンテンロードと呼ばれる
- 46ばんどうろ - 山から草原へ続く人里への帰り道
- 47ばんどうろ - 旅行くものを震え上がらせる断崖絶壁の山道(『HGSS』にのみ登場)
- 48ばんどうろ - 山を越えサファリゾーンへ向かう澄み切った空気の登山道(『HGSS』にのみ登場)
劇場版ポケットモンスターの舞台
- グリーンフィールド
- 第3作『結晶塔の帝王 ENTEI』の舞台となった地域。大自然に囲まれた土地であり、シュリー博士と娘のミーが住む屋敷がある。位置的にはコガネシティの東あたり。
- セレビィの森
- 第4作『セレビィ 時を超えた遭遇』の舞台となった深い森。大きな川、滝があるなど豊かな自然が溢れており、建物も森と共存するように建てられてあり、セレビィを祀る祠もある。位置的にはアサギシティの北西あたり。
- アルトマーレ
- 第5作『水の都の護神 ラティアスとラティオス』の舞台となった街。遠浅に海辺に作られた島。「水の都」と称されるだけあり、街中に無数の運河があり、この街はラティオスとラティアスによって護られている。街のモデルはイタリアのヴェネツィア。位置的にはヒワダタウンの真南。
- アクーシャ
- 第9作『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』に登場した建造物。
- 普段は海と同化しており、皆既月食の夜にだけその姿を見ることができる「海の神殿」。海のポケモンと共に暮らしていたという「海の民」という一族によって造られた。海流に乗って移動しているため厳密には特定の地域に属さないが、作中の皆既月食の夜にはジョウト沖(アルトマーレとグレン島の間あたり)に位置しており、公式本のマップでもジョウト沖に掲載されている。モデルはイタリアのナポリなど。
関連動画
関連項目
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