1987年〜2004年に週刊少年ジャンプで連載、2005年からはウルトラジャンプで連載している。
概要
ジョースター家の数世代に渡る戦いの軌跡を描くロマンホラー。テーマは全編通して『人間讃歌』。
コミックスは100巻を超え、累計発行部数は1億部を超える、異能力バトル漫画の金字塔。
第1部と第2部では波紋、第3部からはスタンドという超能力を扱う。特に「スタンド」は「超能力そのものが具現化する」表現の先駆けであり、様々なクリエイターに影響を与えたとされている。
グロテスクな描写も厭わないスリリングな展開、存在感あふれるキャラクターたちの個性的なファッション・ポーズ、独特な擬音・台詞回し・コマ割り等、他の追随を許さない作風は、世界中で多くのファンを獲得している。
特に有名なコマや台詞・擬音は、アスキーアートやネットスラングになる程、インターネット文化にも大きな影響を与えており、漫画を読んだことがなくても台詞やネタを知っているという声は多い。
シリーズ
部ごとに時代・舞台は異なるが、どの部もあだ名が「ジョジョ」となる者が主人公となっている。
主人公の姓は「ジョースター」「空条」「東方」と部によって異なる他、性格・家庭環境も全員バラバラだが、どの主人公も、悪に屈せず立ち向かう「黄金の精神」を持っている。
現在は9部構成で、ニコニコにアップロードされる動画も、特定の部にフィーチャーしたものが多い。詳しくは各部の記事を参照。
メディアミックス
スピンオフ
荒木飛呂彦
- 岸辺露伴は動かない
- 第4部の登場人物、岸辺露伴を語り部としたスピンオフ。1997年に第一作が発表されて以降、ジョジョ連載の合間を縫って新作が発表されている。2025年現在、単行本3巻まで発売され、OVA化・ノベライズ・実写ドラマ化されている。
関連作品に『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』『岸辺露伴 グッチへ行く』がある。 - デッドマンズQ
- 第4部の登場人物、吉良吉影が幽霊となったスピンオフ。短編集「死刑執行中脱獄進行中」に収録。
- 徐倫、GUCCIで飛ぶ
- 第6部の主人公、空条徐倫が登場するスピンオフ。「SPUR」と「GUCCI」とのコラボ企画第2弾。現在単行本未収録。
他作家
- クレイジー・Dの悪霊的失恋
- 第4部の主人公、東方仗助が登場するスピンオフ。原作は『ブギーポップは笑わない』の上遠野浩平、漫画は『ノー・ガンズ・ライフ』のカラスマタスク。
- フジコの奇妙な処世術―ホワイトスネイクの誤算―
- 第6部を舞台としたスピンオフ。作者は『怪物事変』の藍本松。
- 間田敏和の微妙な冒険
- 第4部を舞台としたスピンオフ。作者は『セクシーコマンドー 外伝すごいよ!!マサルさん』のうすた京介。
- エコーズACT50
- 第4部を舞台としたスピンオフ。作者は『ギャグマンガ日和』の増田こうすけ。
小説
小説家による公式ノベライズ。オリジナルのスタンドが登場する作品もあり、荒木飛呂彦によって描き下ろされている。
- ジョジョの奇妙な冒険(JUMP j BOOKS)
- 第3部、ジョースター一行エジプト上陸後のオリジナルバトルを描く。作者は大塚ギチ・宮昌太朗。
- ジョジョの奇妙な冒険Ⅱ
- 第5部、ブチャラティらが組織と離別した直後が描かれ、敵としてパンナコッタ・フーゴが登場する。作者は大塚ギチ・宮昌太朗。
- ”The Book” jojo's bizarre adventure 4th another day
- 第4部終了後に杜王町で発生した事件を描く。作者は『GOTH リストカット事件』の乙一。
- 恥知らずのパープルヘイズ
- ジョジョの奇妙な冒険25周年企画『vs jojo』第一弾。第5部終了後のパンナコッタ・フーゴの活躍と葛藤を描く。作者は上遠野浩平。
- JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN
- 『vs jojo』第二弾。ジョースター家の宿敵DIOの遺した日記に迫る。作者は『化物語』の西尾維新。
- JORGE JOESTAR
- 『vs jojo』第三弾。ジョナサンの息子、そしてジョセフの父親であるジョージ・ジョースター2世の活躍を描く。作者は『ディスコ探偵水曜日』の舞城王太郎。
- 野良犬イギー
- JOJO magazineに掲載。第3部前のイギーとモハメド・アヴドゥルの出会いを描く。作者は乙一。
- ジョジョの奇妙な冒険 無限の王
- JOJO magazineに掲載。第2部と第3部の間で行われたリサリサの旅を描く。作者は『宝島』の真藤順丈。
- ジョジョの奇妙な冒険 赤い遺言
- JOJO magazineに掲載された、第5部の敵「暗殺チーム」の短編小説集。
アニメ
OVA
1998年〜1999年・2000年〜2002年、第3部を原作としたOVA『ジョジョの奇妙な冒険』が発売。
詳細は「ジョジョの奇妙な冒険(OVA)」を参照。
映画
2007年、第1部を原作とした劇場版アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』が公開。スタッフは上記OVAと一部共通している。
詳細は「ジョジョの奇妙な冒険(映画)」を参照。
TVアニメ
2012年10月、david productionによるTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』が放送。
2014年4月には第2期『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』が放送。
2016年4月には第3期『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』が放送。
2018年10月には第4期『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』が放送。
2021年12月には第5期『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』が放送。
第6期『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』の放送も決定している。
詳細は「ジョジョの奇妙な冒険(アニメ)」を参照。
ゲーム
アーケードゲーム
1998年、第3部を題材とした格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』がカプコンより稼働。1999年には続編『ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産』が稼働。同年に、本ゲームをベースにストーリーモードを追加した同名の家庭用ゲームも発売された。詳細は「ジョジョの奇妙な冒険(対戦型格闘ゲーム)」を参照。
2019年より、20人対戦によるバトルロイヤル『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』がバンダイナムコアミューズメントより稼働。開発はヒストリア。
家庭用ゲーム
2002年、第5部を題材としたアドベンチャーゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』がカプコンより発売。
2007年、第1部を題材としたアドベンチャーゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』がバンダイナムコゲームスより発売。開発はアンカーエンターテイメント。
2013年、対戦格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』がバンダイナムコゲームスより発売。開発はサイバーコネクトツー。第4部・第6部・第8部が初めてメディアミックス化された作品となった。2022年にはリマスター版『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』が発売された。
2015年、オールスターバトルと同開発会社による3D対戦アクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』が発売。
SFC版?何のことだ……?わからないな。
スマートフォンゲーム
TVアニメ放送にあわせ、バンダイナムコよりリリースされている。
2014年〜2021年にメダルシューティングゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』が、2017年〜2019年にアクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドレコーズ』が、2018年〜2021年にパズルゲーム『ジョジョのピタパタポップ』が配信された。
実写映画
第4部を題材とした実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が2017年8月4日に公開。監督は三池崇史、主人公・東方仗助を演じるのは山﨑賢人。
詳細は「ジョジョの奇妙な冒険(実写映画)」を参照。
ミュージカル
2024年2月に公演された、ジョジョ初の舞台化作品。第1部を題材としている。
詳細は『ジョジョの奇妙な冒険(ミュージカル)』を参照。
関連動画
関連静画
関連項目
公式サイト
親記事
子記事
- うろジョジョ
- 黄金の風
- The JOJOLands
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- スターダストクルセイダース
- スティール・ボール・ラン
- 戦闘潮流
- ダイヤモンドは砕けない
- ファントムブラッド
- ジョジョの奇妙な冒険(ミュージカル)
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