次におまえは「概要」と言う
概要 ――ハッ
ジョセフ・ジョースターとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物である。
第2部「戦闘潮流」の主人公で、第3部、第4部にも登場する。
第5部以降は登場しないが、荒木先生へのインタビューなどによると第6部(2011~2012年)時点でも生きてはいるらしい。
また、第8部「ジョジョリオン」では同姓同名のキャラクターが登場する。
⇒ジョセフ・ジョースター(ジョジョリオン)
以下は第2部時点でのプロフィール。
- 1920年9月27日 イギリス・ロンドン生まれ
- 身長:195cm 体重:97kg 血液型:B
- 家族:両親はすでに死亡しており、祖母(エリナ・ジョースター)に育てられる。けっこうさびしがり屋なのかもしれない
- 学歴:高卒
- 前科:ケンカによる投獄7回 放校1回
- 趣味:マンガ集め
- ガールフレンド:今はいないが好みはうるさい(頭は悪くってもいい カワイければ)
- 好きな食べ物:フライドチキン チューインガム
- 好きな色:マリンブルー
- 好きな動物:イヌ 嫌いな動物:ウシ(よだれをたらすからだと)
- 将来のゆめ:パイロット
- 好きな俳優:ジャン・ギャバン
あだ名はジョジョ、じじい。ジョナサン・ジョースターの孫、ジョージ・ジョースターII世の子。妻はスージーQで間に娘ホリィがおり、孫に空条承太郎を持つ。また、東方朋子と不倫して生まれた隠し子に東方仗助がいる。
歴代のジョジョの中でもかなりお茶目で抜け目がない。その抜け目のなさは味方すら騙されてしまう程である。また、手品が得意で特に糸を用いたトリックは戦闘でも頻繁に使われた。
ジョースター家の男子のジンクスである「短命で、一人の女性しか愛さない」を思いっきり打ち破っている。
相手の台詞を先読みするのが得意。「おまえの次のセリフは~という!」「てめーは~という」など。
またジョースター家の戦闘方法に「逃げる」を追加したのもこの男で、敵前逃亡すら厭わない。とはいえ、あくまでも最終的に相手を出し抜き勝利を掴むための逃亡で、戦闘そのものを放棄したことは一度もない。
出演するストーリーパートの関係上、作品中で「波紋」と「スタンド」の双方の力を使った描写がある、ただ1人の人物でもある。
『バカ』もしくは『バカモノ』呼ばわりされることを『最も嫌う性格』であり、息子の仗助にも『髪型をけなす』行為を『最も嫌う性格』となっているため、この辺りは親から遺伝されていると確実に言える。
第2部「戦闘潮流」
主人公。祖母であるエリナのもとで育つ。紳士的な振る舞いの祖父ジョナサンとはまるで正反対の軽ーい性格で、目上の者であっても茶化すような態度が目立つ。
その一方で当時迫害されていた黒人のスモーキー・ブラウンと友人になったり、友人や尊敬する者を迫害する者にはどんな相手でも毅然と立ち向かうなど、ジョースター家特有の正義感は彼も受け継いでいる。
生まれ持った波紋法と持ち前の機転を武器に、吸血鬼となったストレイツォ、柱の男サンタナを倒していく。しかし、ワムウ、エシディシ、カーズが目覚めた際には歯が立たず、ワムウ、エシディシに死の結婚指輪を体内に埋め込まれてしまう。
過酷な修行を通じて後に親友となるシーザー・アントニオ・ツェペリとともにリサリサのもとヴェネツィアで一ヶ月波紋の修行を積み、直後に襲ってきたエシディシを倒し、指輪を解く。またサンモリッツでシーザーが命と引き換えに解毒剤を奪取。その後、戦車戦でワムウを倒し、ワムウの指輪も解く。
残ったカーズを追い詰めるが、エイジャの赤石の力で究極生物となり波紋さえも操れるようになったカーズに有効な攻撃手段はなく、ジョセフは左手を失う。絶望したジョセフは最後にほぼ無意識のうちにカーズの前に赤石をかざす。結果、カーズの波紋が赤石により増幅され、そのエネルギーが火山噴火を招き、その火山岩によりカーズは大気圏外へ吹き飛ばされた。
その後、ジョセフは看病してくれたスージーQと結婚。失った左手は以降義手となっている。
第3部「スターダストクルセイダース」
ある日突如としてスタンド能力が発現。ジョースター家の血筋の共鳴や自身の能力から、DIOが祖父ジョナサンの体を乗っ取って生きていることを知る。
孫の承太郎にもスタンド能力が発現したことを聞き、アヴドゥルとともに来日。時を同じくして娘であるホリィにもスタンド能力が発現するが、温和な性格のホリィは闘争心でコントロールするスタンド能力の制御が出来ず、自分の能力によって身体を蝕まれてしまう。
娘のスタンドを解除するにはDIOを倒すしか方法はないと、娘ホリィを助けるため、そして一世紀にわたる血の因縁に決着をつけるべく、承太郎、アヴドゥルらとDIOのいるエジプトへ向かう。
DIOとの対決の末、一度は殺害された。さらにDIOに血液を吸われしぼりカスにされたが、承太郎によってDIOの死体からの輸血を受け蘇生。その際にすら瞬時に状況を把握しジョークを飛ばすなどして承太郎を呆れさせていた。
なお、DIOの血液を輸血されてもヴァニラ・アイスのように吸血鬼にならなかったのは、輸血時にDIOの意識が無いので能力として意識し血を与えていなかったからというのが大方の見解である。
スタンド能力
スタンド能力はイバラのような見た目の「隠者の紫(ハーミット・パープル)」
能力は「念写」で、当初はいちいちインスタントカメラを叩いてブチ壊さないと念写が出来なかったが、後に砂や火鉢の灰、テレビまで使って念写ができるようになっていた。成長したのだろうか。
また、イバラの縄状のスタンドであるがゆえ時にロープ代わりに使用したり、敵を縛ったりする事も可能である。
波紋もいまだ使用可能で、DIOと対峙したときにはスタンドと合わせて対抗した。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」
自身が高齢となり、もしもの時に備えて身内がジョセフの資産の整理をする中で隠し子である東方仗助の存在が発覚したのが物語の発端となっている。仗助はかつて不倫関係にあった東方朋子との間に生まれた実子であり、承太郎より歳は下だが血縁上は叔父である。
仗助らを付け狙う「ポッポ・ポッポ・ハト・ポッポレッド・ホット・チリ・ペッパー」の本体を「隠者の紫」で探す、という名目で来日。その後も第4部完結まで承太郎と共に杜王町へ滞在。
ちょっとボケ気味であり、仗助とは気まずい関係にあったが、身元不明の「透明な赤ちゃん」を巡る騒動を通じて今だ健在の機転と黄金の精神を見せ、ぎこちなさは残るものの関係は良好になってきている。
乗ったら落ちる飛行機に懲りたのか、それともSPW財団の都合か、来たときも離れるときも船だった。またコミック集めの趣味が高じてか、岸辺露伴に「キミの漫画も読んでみたい」と頼んだ事も。
透明の赤ちゃんは結局両親が見つからず、ジョセフが養子として引き取る事となる。名前は静・ジョースターとなった。
第8部「ジョジョリオン」
東方・ジョースター両家の家系図に名前が登場。1~6部までの世界同様、ジョージとエリザベスの間に生まれており、スージーQと結婚し、娘・ホリーを授かっている。しかし、男一人・女二人の兄弟姉妹がいる事や娘・ホリーの結婚相手が空条貞夫でないなど、大きな違いが見受けられる。
そして、エピローグ的に挿入されたエピソード『ラヂオ・ガガ事件』にてその活躍が描かれる。
詳細は「ジョセフ・ジョースター(ジョジョリオン)」の記事を参照。
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