ジョルノ・ジョバァーナとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」の登場人物である。
CV:朴璐美(黄金の旋風) / 浪川大輔(ASB・EoH) / 小野賢章(TVアニメ)
概要
「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の主人公。
- 生年月日:1985年4月16日生まれ。物語開始時点で15歳。
- 身長:172cm
- 血液型:AB型
- 好きな音楽:ジェフ・ベック。
- 好きな物語:レ・ミゼラブル。
- 好きな食べ物:チョコレート、プリン、タコのサラダ。
- 嫌いな食べ物:鳥肉(特に鴨の肉)。
- ヒーロー:幼い頃に出会った、名も知らぬヤクザ。
DIOの息子であり、母は彼の食料であった日本人女性。DIOの首から下の肉体がジョナサン・ジョースターのものであったため、ジョースター家の特徴である星形の痣がある。一方である時期を境に髪の色が黒髪から金髪に変わっており、DIOの血統も感じさせる。
イタリア人の義父がおり、ジョルノも国籍上はイタリア人である。本名は「汐華初流乃(しおばな はるの)」だが、イタリアで生活する都合上「ジョルノ・ジョバァーナ(Giorno Giovanna)」を名乗っている。
単行本では裏表紙の「JOJO」のデザインが「GIOGIO」になっていた(イタリア語の場合「JOJO」は『ヨォヨォ』と発音するため)。しかし歴代の主人公達と違い作中で「ジョジョ」と呼ばれた事は無い(ついでに言うと、ジョースター家の存在も知らない)。
幼少期は母親の愛情をほとんど受けずに育ち、義父からは虐待・近所の子供達からはイジメを受け心が歪みかけていたが、ある日名も知らぬギャングの男の命を(無意識にスタンド能力を使って)助けた事で転機が訪れる。
ジョルノに恩を返すと約束した男は義父からの虐待や近所の子供達からのイジメを解決し、ジョルノに一人の友人として対等に接し見守り続けた。ジョルノは彼から「人を信じること」を初めて学び、彼の「仁」の姿に生きる意味と正義を見出して「ギャングスター」に憧れるようになった。しかし男はジョルノをギャングの世界からは遠ざけようとしていた。
その後ネアポリスのハイスクールで寮生活を送りながら旅行者相手の詐欺まがいをやっていたが、ネアポリスを仕切るギャング組織「パッショーネ」の涙目のルカとトラブルを起こし、後処理の為にやってきたブローノ・ブチャラティと出会う。
ジョルノは彼を始末すると覚悟して退けるが、彼が「いい人」であり「パッショーネ」の在り方に疑念を抱いている事を察すると彼の仲間になり、「ギャングスター」になって町を浄化すると告げる。ブチャラティに認められたジョルノは組織の入団試験に合格し念願だった「ギャングスター」への道を歩み始める。
作品中では序盤、自分の耳を耳の穴の中にしまったり刑務所では看守の持ち物を本人に気づかれないまま抜き取り、帰り際にも気づかれぬまま返していったりするという特技も披露した。
またDIOやジョースターの血を受け継いだためかハイスクールの女生徒たちにも人気が高い。
ジョジョの主人公としては異色の経歴を持つが、ジョルノが初めて出会ったスタンド使いであり3人のジョジョを知る広瀬康一はジョルノに彼らと同じ「黄金の精神」を感じている。
性格は非常に冷静沈着で、正義感が強く勇敢、機知に富み大胆な行動力と高い洞察力を持つ。一方で感情を表に出さないため何を考えているのか判らないところがあり、前述のブチャラティとの邂逅で彼を殺そうとしたり、無関係の老人の命を犠牲にしたギャングの幹部を自殺に見せかけ殺害したりなど、年齢に似合わない冷徹さはDIOの影を感じさせる。
口癖とラッシュ時の掛け声は「無駄無駄」。ヒートアップすると「WRYYY」と吸血鬼のような咆哮を挙げるが、それ以外の吸血鬼の特徴は見られない。
読者からジョースター家との関連(血統)の薄さを突っ込まれることがあり、作者もその点は認めているが、原作5部の紹介欄(ジョジョの奇妙な冒険 STARTER BOOK)で「ジョナサン・ジョースターの遺伝子も受け継いだジョルノ・ジョバァーナ」と表記があり、初代ジョジョのジョナサン・ジョースターと5代目ジョジョのジョルノ・ジョバァーナが血縁上の父親と息子で「歴代ジョジョ主人公としての親子」である事が説明されている。また、ジョルノの容姿は1・2・3部主人公のジョースター家血縁者達に似ているという設定がある(本編内で各々顔が似ている・そっくり等と周囲の登場人物から言われている)。
第6部「ストーンオーシャン」では彼の異母兄弟にあたるDIOの息子が3人登場する。
いずれも不幸な幼少時代を過ごし、ジョルノのような転機もなく屈折した青年に成長していた。
ちなみに第6部では単行本のコメントに曰く、ジョルノも彼らと同様にフロリダのどこかに来ていたかもしれない事が示唆されている。
第5部完結後の後日談を描いた小説「恥知らずのパープルヘイズ」にも登場。
パッショーネを掌握したジョルノが持ち前の統率力・カリスマ性で組織をこれまで以上に拡大していく一方、ブチャラティの遺志を受け継いで裏社会の清浄化を推進し、その一環として麻薬の撲滅のために麻薬チームの壊滅を進めるのが本作のストーリーの大筋となっている。
ファンからの愛称は「コロネ」。頭にコロネを3つ並べたような髪型に由来する。動画でのコメントは「@@@」など。
ちなみにコロネの語源はイタリア語だったりする。
スタンド
スタンド名は「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」。手で触れたものに生命を与え植物や小動物などへ変化させる能力で、応用力に優れる。初期の頃は「生み出した生命へのダメージは本人に返る」「スタンドに殴られると精神だけが暴走し、周囲の全てがゆっくりになって見える」という能力もあったが、スタンドの成長に伴いこれらの能力は消滅してしまったのか物語後半からは見られなくなっていった。
詳細は単語記事「ゴールド・エクスペリエンス」を参照。
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム
第5部のラストでゴールド・エクスペリエンスが「矢」に貫かれたことで進化したスタンド。従来の能力に加え、相手の力を、行動しようとする意志をゼロに戻す能力を持つ。
詳細は単語記事「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」を参照。多分見ても判らんけど。
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関連項目
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