ジョン・プライスとは、Call of Dutyシリーズの登場人物である。Infinity Wardが制作を担当するCoDシリーズでは皆勤賞で現代戦を舞台としたCoD4、CoD:MW2にも転生した姿で登場する。本記事では主にMWシリーズのプライスについて記述する。
概要
※ネタばれ注意
CoD4以前のジョン・プライス
初代CoDでは、ドイツ軍に捕虜に取られ拷問されて歩くのもやっとといった状態で登場でする。(だが助けられた直後元気一杯に走り回るプライス大尉が見られる)。その後のミッションでは、第六空挺師団の大尉として、ノルマンディー上陸の下準備であるトンガ作戦にてペガサスブリッジの防衛を行ったり、ドイツ軍が占拠するダムを爆破する作戦を成功させたりと、大活躍する。
だが、ドイツ海軍のコスプレをして主人公とともに戦艦ティルピッツに潜入するミッションで無念の戦死を遂げる。
初代でも活躍したプライス大尉だが、CoD2にも登場する。前作でのプライスは第6空挺師団に所属していたが、今作のプライスは第七機甲師団に所属している(開発によると"転生"したらしい)今作では、エル・アラメインの戦い及びヴィレル・ボーカジュの戦いに参加し、前作と相も変らぬ大活躍をする。
CoD2でのプライス大尉は兵達と戦利品のワインを乾杯したり、退却するドイツ兵を見て「まるでフン族の最後だな」と発言する等、なかなか粋なキャラクターとして描かれている。
CoD3では、ダンカン・キースというプライス大尉に似た人物が登場するが、直接の関わりは無い。
CoD4以降のジョン・プライス
CoD4では、イギリス陸軍特殊部隊『SAS』の大尉として登場。プレイヤーキャラであるソープの名前を軽く馬鹿にした挙句、「お前のようなボンクラがなぜ受かったんだ?」とキツい一言を放ったが、初任務で飛び移ったヘリから落ちそうになるソープを助けたりと、なんだかんだ言って気にかけてた様子。それから共に任務を達成して成長していくソープを徐々に認めていく。
本作のラスボスであるイムラン・ザカエフとは因縁があり、過去の任務でマクミラン大尉とプリピャチに潜入しザカエフの左腕を撃ち飛ばしたが生きてることが判明、真なる決着を付けるためにも、ザカエフ抹殺を誓う。
最期は仲間が次々とザカエフに殺されていく中で、満身創痍の状態でソープに最後の望みであるコルト・ガバメントを託す。ソープの早撃ちによりザカエフを完全に抹消することができたが、プライスは死亡し、蘇生を試みる衛生兵の姿で本作の最終ステージは締めくくられる。このような経緯もあり、ソープよりも主人公らしいキャラクターとも言えよう。
(ここから先はCoD4の結末の後のIF設定)ファンメイドによるショートフィルムムービー「キング・フィッシュ作戦」ではあの後から一命を取り留めたプライス大尉が登場する。キング・フィッシュと名乗るテロリストを捕らえるため某国に派遣されたプライス、ソープ、ゴースト、他のTF141メンバーはキング・フィッシュの所在を突き止めるがそこに彼の姿はなく、罠だったことに気が付かされる。TF141メンバーは脱出地点に急ぐが、ソープが途中で負傷してしまい、囮になる形でプライスがテロリストに捕獲されるのだった。
尚この作戦はファンによるムービーで所謂二次創作(関連動画を見ればわかるが、「二次創作ってレベルじゃねぇぞ!」な高クオリティだが)だったが、MW3でなんとこの作戦は公式の時系列に収まってることが判明した。現在においてこのムービーは半公式扱いとなっている。
それから5年後のCoD:MW2では、あの時から一命を取り留めたらしくロシアの某収容所で『収容者627』として登場しプレイヤーを驚愕させた。ソープからガバメントを『返され』、ロシアの収容所から脱出後は、タスクフォース141となり、ソープや、ローチ、ゴーストと共闘することになる。しかし指揮官であるシェパードが裏切り、ローチとゴーストは死亡、ソープやプライスも国際指名手配にされ追われる中、シェパードと対峙しプライスも殺されかけるが、ソープの投げナイフによりシェパードは死亡。間一髪で助かるが、2人の背後には多数の私兵部隊が迫っていた…。
CoD:MW3ではMW2の直後、世界中から追われる身となったプライスとソープが登場。致命傷を負ったソープを蘇生後、マカロフを抹殺するために世界中を転々とする。ソープとはCoD4のギャズとプライスを彷彿とさせる、軽口を言い合う仲となったが、作戦行動中にマカロフによる罠によりソープが戦死する。マカロフの元仲間でTF141の新メンバーであるプレイヤーキャラのユーリにそのことを詰め寄ったが、ユーリも理由があってプライスと同じくマカロフを憎んでいることを知り、再び共闘する。デルタフォースのサンドマンの決死の死守もあって、ユーリとプライスはついにマカロフを突き止め、完全に抹消した。
その他の設定・噂
- 喫煙者であり任務前に葉巻を愛飲するシーンを度々見かける。吸殻は必ずと言っていいほどポイ捨てされる。
- CoD:WAWやBOの制作を担当したトレイアーク作品はプライスの登場するインフィニティウォードのCoDとはパラレルワールドと思われていたが、BOである条件を満たすと入手できる機密文書でSASの「ジョナサン・(伏字)」という隊員がファンからはプライスではないかと噂されている。フランス語版ではこの伏字の部分がモロ「Price」となっている。ジョナサンの愛称の一つにジョンがあり、更にはSAS隊員だったことを考えると、ありえない話ではないが、MWシリーズに登場するプライスの年齢を計算するとややつじつまが合わなくなる。「実は別人」、「MWシリーズに登場するプライスではないが血縁者」と様々な意見が飛び交っているが、挙げていくとキリがないのでここでは省略させてもらう。
- 蛇足だがMW3ではBOのボスの一人であったクラフチェンコの写真があるシーンで登場している…。全くパラレルワールドなら何故BOのキャラクターが登場するのか、ただのファンサービスなのか…と筆者は考えているが。
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関連項目
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