ジ・エベレスト(The Everest)とは、オーストラリアのロイヤルランドウィック競馬場で開催される競馬のレースである。
1着の賞金は約5億円でスプリントとしては世界一の賞金レースである。
某競馬ゲームでGⅠとして実装されているため勘違いしやすいのだが、本レースは国際的にGroup1どころか格付けなしである。理由は後述。
背景
本レースは当時世界最高賞金レースであったペガサスワールドカップに倣い、60万AUドル(約5000万円)の出走枠を購入することで出走が認められる。
2017年に設立、オーストラリア国内ではメルボルンカップを超えて一番の賞金レースとなった。
格付けこそされてないものの、出走馬のレベルは高くレッドゼルやネイチャーストリップなど短距離最強クラスの馬が出走して勝利を掴んでいる。
勝利馬の中にはイエスイエスイエスのような珍馬名も。
日本からオーストラリアに移籍したブレイブスマッシュも2017年に出走して、3着に入線している。
なお、重賞格付けの理由については、豪州の競走格付けはパターン委員会での全会一致が必要なのだが、ロイヤルランドウィック競馬場が属するニューサウスウェールズ州とコーフィールド競馬場、ムーニーヴァレー競馬場、フレミントン競馬場の3場を擁するヴィクトリア州との仲が非常に悪く、格付け審議において拒否権を行使されて必ず否決されるからとのこと。身も蓋もない言い方をしてしまえば内ゲバである。
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