スカイラブハリケーンとは、漫画『キャプテン翼』に登場する必殺シュートである。
ドライブシュート、タイガーショット、明和特攻スライディング部隊と並ぶ、作品を代表する有名な技。
名前の由来はアメリカの宇宙ステーション「スカイラブ」で、作品連載当時、宇宙空間における宇宙船のドッキング作業が大きな話題となっていた。このためスカイラブと言えば「ドッキング」を意味する言葉として通用したのである。
(同時期に連載された漫画『キン肉マン』でも、合体必殺技マッスル・ドッキングの際にスカイラブのドッキングの場面がイメージ図として描かれている)
概要
発射台となる方が地面に仰向けになって寝そべり、両足を上に向けて掲げる。
ジャンプする方がその両足の上に飛び乗り、二人分の脚力で遥か上空までジャンプし、ヘディングシュートを繰り出す。
作中の描写では5~7mほどは高くジャンプしており、まともな選手では一人でこの高さまで追いつくのは不可能。ただし翼はまともな選手では無いので一人で追いつける。こうして常識では考えられない高さ・角度から、ノーマークでヘディングシュートを撃ち込むことができる。
南葛守備陣はゴールバーの上に登るという方法で対抗したが、今度は発射角度を変えて低空飛行し、ダイビングヘッドでゴールを狙う方法で破られた。
なお、現実のルールでは「味方選手を踏み台にする」「ゴールバーに登る」のどちらも反則である。
だが作中ではスカライブハリケーン以外でも味方を踏み台にしたりゴールバーを利用する場面があるので、作中世界のサッカーのルールでは合法である可能性が高い。
派生技
スカイラブブロック
南葛との試合の終盤に、翼のシュートをブロックするためスカイラブハリケーンで飛翔。惜しくも届かずに敗れることになったが、守備にまで応用できる便利さを披露した。
テクモ版のゲームや『Rise of New Champions』ではこれが「スカイラブブロック」の名で登場している。
パスカットに用いる場合は「スカイラブパスカット」になる。
スカイラブツインシュート
立花兄弟が全日本ジュニアユースに選ばれると、発射台を次藤が担当し、両足にそれぞれ一人ずつを乗せて同時に蹴り飛ばし、空中でツインシュートを繰り出す大技に昇華された。
……が、着地をどうするのか考えていなかったため、凄まじい勢いで蹴り飛ばされたまま地面に転落。そのままグラウンドを転がり、不運にもゴールポストに激突してしまい、両者負傷退場となった。
ほとんど特攻に近い行為だが、ゲーム版では着地の欠点が描写されたことは無く、遠慮無く使用可能。
スクランブル顔面
名前はテクモ版のゲームのもの。
次藤が石崎を発射するスカイラブブロック。そのまま顔面で敵のシュートを受け止める。
スカイラブタックル
テクモ版のゲームに登場。
スカイラブハリケーンの要領で飛翔し、その勢いを利用してスライディングタックルを仕掛ける。
飛行中は顔が前方なのに、着地したらすぐ足を前にして地面を滑っている。
時間差スカイラブ
テクモ版の『キャプテン翼4』に登場。
スカイラブハリケーンの要領で飛翔し、空中回転踵落としによるシュートを繰り出す。
スカイラブストーム
テクモ版の『キャプテン翼4』に登場。
立花兄弟のどちらかがパスを出し、次藤がセンタリングを上げ、立花兄弟が自力でジャンプして空中で踵落としによるツインシュートを繰り出す。これスカイラブじゃないよね?次藤必要無いよね?
スカイラブタイフーン
テクモ版の『キャプテン翼5』に登場。
まず次藤が高くセンタリングを上げる。
即座に次藤が立花兄弟を一人は高く、一人は低く発射し、高い方がボールをオーバーヘッドキックで蹴り落とし、低い方がそのボールにダイビングボレーシュートを放つ。次藤忙しすぎ。
立花兄弟がスカイラブハリケーン開発前に使っていた空中技「トライアングルシュート」の要素を組み合わせたような技で、立花兄弟の集大成的な技になっている。
スカイラブ・トライアングル
『Rise of New Champions』に登場。
いつものスカイラブハリケーンに見せかけて、高空からのヘディングからニューヒーローのダイレクトシュートに繋ぐ。以前破られたトライアングルシュートをスカイラブハリケーンによって再現した技。
関連動画
関連項目
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