スカサハ=スカディ(Fate)とは、Fate/Grand Orderに登場するサーヴァントの一騎である。
CV:能登麻美子
イラスト:こやまひろかず / 設定制作:桜井光
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。
概要
第二ロストベルトである北欧異聞帯の女王。
北欧異聞帯は狂ったラグナロクによりスカディ以外の神がスルトによって滅ぼされ、神代が終わらなかった世界。その世界で唯一残った神としてその土地を統治している。
最初は主人公たちの生存を認めるものの、彼女はある決定的な対決のために、主人公たちによる異聞帯での活動を必ずしも許容するわけではなかった。
史実・来歴
北欧神話の雪山の女神スカディ(スカジ)。その名は古ノルド語で「傷つくるもの」を意味する。巨人スィアチの娘。
人類史では、光の神バルドルと結婚したがっていたのだが、願い叶わず海の神ニョルズと結婚することになる。ニョルズと婚姻し、彼の子であった兄妹フレイとフレイヤの母(または義母)となった。この結婚から「神々の麗しい花嫁」と評される。
しかし海の神と山の神である二柱は反りが合わず、結局別れてしまう。伝説によっては、その後スカディは大神オーディンの妻になったという。
ーーーしかし、異聞帯においては婚姻が果たされる間もなく他の神はスルトによって討たれ、身一つで世界を守ることとなった。
スカサハとあるが、ケルトの影の国の女王とは同一視される別人。
スカディと同一視されたスカサハ要素が僅かに付帯しているような状態と言える。
スカサハとスカディの習合を唱えた著作は、神学的・裏付けのないトンデモ本の類なのだが、Fate世界ではある意味正鵠を射ていたという解釈がされているといことなのだろう。
人物像
「愛そうか、殺そうか」と、まさしく自然(神々)そのものの性質を秘めている。敵であれば殺すが直接宣戦布告でもしない限り敵とは見做さず、ラグナロクを生き抜いたあらゆる生命体を等しく愛している。
一方、冷徹な側面を有し、北欧異聞帯における極めて徹底された人口統制・管理制度は彼女なりの理想と現実の折り合いの結果と言える。
それゆえ、女王としての威厳を持ちながらも、望み通りの人生を歩めず、“閉じてしまった”世界を愛すると決めた儚さを彼女は漂わせる。
一方で汎人類史側のスカサハよりも肉体的にも精神的にも幼い。スレてないともいう。
そういう隙ともいうべき温かみがあるのが彼女といえる。
一応、神話のようなモテモテの時期があったようで美貌や気品については自信がある一方、不可抗力とはいえ、独り身になってしまったことをつつかれるのを嫌う。
カルデアにおいては汎人類史の英霊とは少し距離を置いて接している節がある。
女王メイヴから殊更気に入られており、いろいろと世話を焼かれている姿を見ることができる。
ステータス
- クラス:キャスター
- 真名:スカサハ=スカディ
- 身長/体重:162cm・50kg
- 出典:北欧神話、ケルト神話
- 地域:欧州
- 属性:混沌・善 カテゴリ:天
属性:混沌は自己申告。北欧異聞帯では自らが社会秩序であったが汎人類史世界でサーヴァントと化した今では異なるとの考えによる。 - 性別:女性
- パラメータ
筋力:B 耐久:D 敏捷:C 魔力:EX 幸運:D 宝具:A - スキル
保有スキル 原初のルーン
(CT8→6)味方単体のQuickカード性能をアップ[Lv.](3T)
&Quickカードのクリティカル威力をアップ[Lv.](3T)凍える吹雪:B
(CT8→6)敵全体の防御力をダウン[Lv.](3T)
&クリティカル発生率をダウン[Lv.](3T)大神の叡智:B+
(CT8→6)味方単体のNPを増やす[Lv.](30→50%) クラススキル 陣地作成:EX 自身のArtsカードの性能をアップ 道具作成:A 自身の弱体付与成功率をアップ 女神の神核:A 自身に与ダメージプラス状態を付与 &弱体耐性をアップ - 原初のルーン
- 大神オーディンの作りしオリジナルのルーンを使用できる。
- 凍える吹雪:B
- 万物を凍えさせる極北の風。本来は権能でありAランク以上の威力を発揮すると霊核ごと消滅してしまうため、Bランクスキルとしての使用が限度。
- 大神の叡智:B+
- 神々の花嫁であったスカディに施された北欧の神々の加護。かつてオーディンが片目を捧げて得た叡智をベースにした、ランサー/スカサハの魔境の叡智スキルに似て非なる物。
- 陣地作成:EX
- 女王として何処であろうと己が城を作り上げる。規格外の能力だが本人は得意ではないと言う。それはオーディンと比較してのことらしい。
- 道具作成:A
- 様々な物を魔力から編み上げる。装備にしろ霊薬にしろ大抵は低温で冷たい。
- 女神の神核:A
- 女神であることを示す神性の複合スキル。神でありながら巨人としての属性も持つ彼女はEXではなくAランク。
- 宝具
死溢るる魔境への門(ゲート・オブ・スカイ) カード種別:Arts ランク:A+ 味方全体のクリティカル威力をアップ[Lv.](3回・5T)
&回避状態を付与(1回・3T)
&即死無効状態を付与(1回・3T)
&被ダメージカット状態を付与(3T)<OCで効果アップ>死溢るる魔境への門(ゲート・オブ・スカイ)
ランク:A+ / 種別:対軍宝具/開戦宝具 / レンジ:2~50 / 最大捕捉:200人スカサハの支配する影の国に存在する影の城を召喚する。効果範囲内の彼女が認めた者にのみ「影の城」は幸運と祝福を与える。この祝福を与えられたものは力なき身でも強大な敵を打ち倒す。彼女はなぜこの宝具が使えるのか理解できていない。北欧の神々から与えられた加護が、もうひとりの自分(ケルトのスカサハ)に由来する異境の力を行使させているのであろうな、程度の認識である。
ゲーム内性能
2部2章にて敵として登場。その後FGO3周年記念にて実装された限定星5キャスター。
カード構成はQ2A2B1。
満を持して登場したQuick特化のサポートキャスター。不遇とされてきたQuickのカード性能を補って余りある補助能力と、最高性能のNP供給スキルを持つ。 Quickが多い分クリティカルが絡みやすいキャスターなので、火力やNPに関してはムラがあるものの平均的な水準の基礎スペックを持つ。
耐久支援に関しても出来なくはないがクセが強く、特に消耗戦には弱め。他のサポートキャスター達と比較してなお突出した瞬発力の反面、初速が残るうちに仕留め切れないと脆さが目立つようになる典型的な短期決戦型である。
現在は通称「スカディシステム」「スカスカシステム」と呼ばれる編成で一世を風靡している。
NP獲得量増加スキルを持つ全体かつHIT数の多いQuick宝具を持つサーヴァントにサポート含む2人分のスカディのQuickバフを注ぎ込むことで、宝具を3連射して殲滅してしまうというシステム。
これにより周回では最高クラスの効率を発揮できるものの、敵クラスと敵構成への依存の強さ、撃ち漏らしが出た際のグダりやすさ、何より極端な編成難易度の高さが難点。ぶっちゃけこれが組める人の大半は元から周回に困ってない。編成できてしまえばスカディ自身に付ける礼装は何でもいいためイベント特攻礼装をたくさん積めるのがメリット。
関連動画
関連静画
関連項目
- TYPE-MOON関連の一覧
- サーヴァント(聖杯戦争)
- Fate/Grand Order
- スカサハ(自分のそっくりさん。凛々しすぎじゃろあれ)
- 女王メイヴ(よく付き合ってくれる異郷の女王様)
- フレイヤ(汎人類史でのスカディとニョルズの娘)
- スルト(北欧異聞帯が行き止まりの歴史と化した原因、怨敵)
- シグルド(最近やっとその顔に慣れた)
- 3
- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%83%8F%3D%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%87%E3%82%A3%28fate%29