スガキヤとは、
概要
スガキヤ(ラーメンチェーン店)
愛知県名古屋市に本社を置き、東海北陸地方を中心に東は静岡県から西は兵庫県まで、本州中部を中心に展開している。愛知県を例に挙げると、「名古屋市中区大須3丁目」だけで3件存在するなどしており、愛知県をはじめ中部・北陸・近畿の出店エリア近辺の地域住民にとってソウルフードと呼ぶべき存在となっている。
単独店舗も多いが、「バロー」「アピタ」といったショッピングセンター内に出店しているケースも多い。そのため、地元の高校生が放課後に食する姿をよく見ることができる。
ラーメンとしては薄味の魚介豚骨風ラーメンといった感じで、癖が少なくあっさりとした味わいである。
特筆すべきは値段設定で、ラーメンは1杯¥300からという安さが売りである。(肉入りラーメン=所謂チャーシュー麺でも¥380、「全部入り」とも言える一番高い「特製ラーメン」でさえ¥430である)お腹いっぱい食べたい人も+100円で大盛に、+290円で五目ご飯とサラダ付きのセットに変更することが出来るなど、コスパの良さは牛丼チェーン店にも引けをとらない。
元々甘味処をルーツとする店舗であるため(開業時は甘味処で、2年後にラーメンがメニューに追加された)、麺類以外にもコーヒーゼリーや各種フロート、ぜんざいやソフトクリームといった甘味も充実している。最近は富山ブラックを模した?「ブラック担々麺」などの商品もある。「生卵」のイメージが強いが、実際に寿がきやで使用しているのは生に近い「半熟玉子」である。
かつては関東地方にも出店していたが、1999年3月をもって全て撤退している。味と香りに独特の癖があるせいか、関東では本当に人気がなかった。店舗数がそれほど多くなく、しかも偏在していたため食べたことのある人は少ないかも知れない。
関東再進出を目指し2004年12月26日に高田馬場に出店したが、無念にも2006年9月30日をもって閉店してしまった。ラーメン激戦区の壁は厚い。
「スガキヤ」の社名は、創業者の菅木(すがき)さんの名に由来している。
寿がきや食品株式会社(インスタントラーメンメーカー)
愛知県豊明市に本社を置くインスタントラーメンメーカーで、上記のスガキヤを運営するスガキコシステムズの子会社である。商品はやはり本州中部を中心に流通している。ラーメンチェーン店のイメージとは異なり、主力商品は生タイプうどんやチルド生麺である。チェーン店で使用する食材の製造も行っている。
「日本で初めてスープの粉末化に成功した」と謳うだけあって、粉末の中華スープ・うどんつゆなどのスープ単体商品や、液体のつゆ・タレ類を製造している一方、スープの付属しない麺単体の商品は存在しない。
基本的には「台湾ラーメン」「きしめん」「味噌煮込みうどん」「あんかけスパ」などといった名古屋風の商品が主だが、意外にも上記チェーン店の味のインスタントラーメン(SUGAKIYAラーメン)を発売したのは21世紀に入ってからである。ちなみに、SUGAKIYAラーメンは袋が140円、カップが199円、チルド生麺(2食入り)が274円、鍋(半熟玉子付き)が331円となっており、上記のチェーン店が安さが売りなのと比較するとどちらかと言えば標準サイズとしては相場より高い高級路線と言える(特に鍋はチェーン店の「玉子入り」(現在は販売終了)が340円だから店で食うのとほぼ変わらない)。ゆえに、主にお目にかかる機会が多いのはコンビニと思われる。
一方でノンフライ麺採用の「全国麺めぐり」シリーズを展開しており、現在は「富山ブラック」「京都豚骨しょうゆラーメン」「東京油そば(生タイプ)」が販売中である。
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関連項目
外部リンク
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