スキンヘッドとは、
※スキン(Skin)=肌・皮・表皮・外皮・人肌
概要
通常は適度な長さに残しておく頭髪を、カミソリ等の道具で1mmも残さず剃ってしまう。よって厳密には冒頭で用いた「髪型」には分類されないかもしれない。
スキンヘッドにする理由としては、単にファッションとしてのほか、反社会的な活動のアピール、宗教などの思想のため、ハゲを隠すためにされる場合がある。前者は日本国内においてあまり多くはない。後者はお坊さんとして日本人に馴染み深く、前者も周囲の者からニックネームとして「坊さん」等と名付けられることがある。
日本人は黒髪であるため、肌色の頭は人混みの中でもひときわ目立つ。また珍しさによる強烈な印象から、初対面の相手にすぐ覚えてもらえる効果も期待できる。人によってはいかついイメージになったり、(頭髪はまた生えてくるとはいえ)単純にハゲ扱いされてしまう場合もある。
余談ではあるが、反社会アピール目的の剃髪をスキンヘッド、それ以外の目的の剃髪はシェイブヘッドと英語圏では区別されている。
そのため、英語圏の人物との会話で「スキンヘッド」という語を用いることは、日本人としては単なる容姿の説明であっても、相手にとっては「反社会的な思想を持っている」と紹介していることになるためご法度である。
髪を成型せず全部剃るため、道具があれば1人でも行いやすく節約にもなるといった利点もある。
丸刈りとの違い
わずかに髪が生えている状態(おおむね15mm以内)であれば丸刈りと区別される場合もあるが、混同されてしまう場合もある。伸びてしまえば両者の境界が曖昧になる。
髪を洗いやすく乾かしやすい、寝癖の心配がないのはどちらも同じ。
毛がなく肌しかないスキンヘッドの場合、丸刈り以上に頭皮の垢なども落としやすい。
簡単な方法
この段落では、パーティーなどのサプライズ用に今すぐスキンヘッドを始めたい人を対象にした簡易的な方法を説明する。
個人によって実証された方法だが、これに従い健康や社会的立場等の被害があっても編集者は責任取りません。
ハゲ・丸刈り・スキンヘッド共通の弱点として冬は寒い。暖かい帽子などを購入しておくと良い。
用意する物
- 回転式シェーバー
一度きりなら気にならないが、何回も頭髪に使うと臭いが付き転用できなくなってしまうので注意
※バリカンだと若干の毛が残るため丸刈りになるが、その辺りは個人の好みにもよる。 - 洗面所の鏡
でかければでかいほど良し - 手鏡
合わせ鏡として後頭部を見る
下準備
実行日になったら床屋へ行き、技術的限界まで髪を短く切ってもらう。感触がジョリジョリするくらいなら準備完了。
本作業
シェーバーの安定動作のため髪は乾燥させ、汗をかかないよう作業場(洗面所等鏡の前)は涼しくしておく。ただし照明は明るいほうがいいだろう。
シェーバーは一度に少しずつの範囲しか剃れないので、頭全体を手のひらくらいの面積に区切り、ブロックごとに作業を分けて進めていく。
頭髪には個人・部位ごとに毛並みの方向があるので、まずは目的のブロックを触り、どの向きなのか把握する。おおむね掴めたら、シェーバーを毛並みを逆なでする方向に滑らせ剃る。毛並みに沿って動かしてもほとんど剃れない。
またシェーバーを強く押しつけると頭皮を傷めるので、ヒゲ剃りの感覚を思い出し注意されたし。
作業の進捗は、シェーバーを握っていない方の手で逐次さわって確認する。鏡は全体の仕上がりを目で確認する程度。
だんだんシェーバーに毛髪が溜まっていくので、頃合いを見計らって捨てると良い。大抵はこれで切れ味が復活する。
あまりにも剃れなくなった場合、刃に粉状の毛髪がこびりついていることが考えられる。シェーバーの説明書に従い刃を分解し、古歯ブラシ等で掃除し水気を払えばまた使える。
小ブロックごとの作業が頭全体に渡って完了したら、感触や合わせ鏡で剃り残しがないかチェックをする。見つけたら再びその部位の毛並みを読み、シェーバーで丁寧に処理しよう。
部位によっては感触が残っているにも関わらずシェーバーが効かないこともある。経験が浅いと判断が難しいと思うが、そんな場所は無理せず放置でおk。
後始末
満足に剃れたら、毛髪の屑を残さぬようシェーバーの手入れを行う。先述のように分解すればなお良し。
次に、細かい毛髪の粉が散乱しているであろう作業現場を、床も含めぞうきん等で拭く。
人間自身はそのまま風呂に入り、一度頭を石けんで優しく洗ってしまうと良い。衣類も洗濯機へ突っ込みスイッチONで清潔である。
日が浅いうちは頭皮が弱く、剃る度に傷ができてしまうかもしれない。そんなときは風呂上がりにちゃんと消毒等の手当てをしてあげよう。大切な頭ですから。
完成!
これでキミも注目の的間違いなしである。以後継続すれば、熟練することで鏡なし15分で完了できるようになるだろう。
また一発芸なら次の日から伸びてくる頭髪の生命力を感触で体感するのもまた風流である。
継続
スキンヘッドを維持するには、定期的な上記の剃り作業が必要になる。
間隔は毎日か一日おきくらいだろうか。何日も放置していると頭髪が伸びすぎ、シェーバーが使えなくなる恐れがあるので注意。
スキンヘッドは日中屋外で太陽に晒されるため、だんだん頭皮が丈夫になってくる。それとともに汗や油が浮いたり、垢が多くできたりする。こまめに拭いてあげたり、日頃の入浴でよくきれいにしておく必要がある。
頭皮に傷を負いかさぶたができてしまった場合、一日おいて回復を待つのが得策である。剃ることによってできる傷は小さいものがほとんどなので、すぐ回復することだろう。
続けていくうちに、電動でないカミソリを用いるなど個人それぞれのオレ流が確立していくことだろう。ここでは始めるきっかけを簡潔に説明したのみのため、興味がある者は各自研究されたし。
またスキンヘッド専用シェーバー「ヘッドブレード」なるアイテムも存在する。通信販売の他、東急ハンズ等大型の雑貨店でも販売されている。
関連動画
関連項目
- 6
- 0pt