スクイーズとは「押しつぶす」という意味の英語で、それに由来する玩具の種類のこと。海外では「Squishy」「Kawaii Squishy」という呼称で知られている。
低反発の材質で出来ており、押しつぶしても元の形状へと復帰しようとする特徴がある。
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この記事ではおもちゃのスクイーズについて説明しています。その他の用法は「squeeze」を参照ください。 |
概要
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パンのスクイーズ |
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「やわらかく、香りのする癒し系雑貨」で、一般的にはポリウレタン、ゴム、スライムなど軟質な素材で形成される全般の玩具を指す。
持つ。握ってみる。柔らかい。それだけ。……という、手に持って感覚を味わう系の玩具、いわゆる「フィジェットトイ」の一種であり、ハンドスピナーなどとなんとなく立ち位置は近い。触っているだけでストレスが発散されたりとか、ボケを防止できたりとか意外な効果がある。
柔らかい素材の玩具というのは昔から無かったわけではなかったが、触感を押し出したものが登場したのは2000年代と思われ、特に日本のブルーム社は2002年からその製造を行なっており最初期と目される。2007年ごろに携帯電話へつける大きなストラップのブームの一部として広まって以降は玩具のジャンルの一つとして定着、近年では小学生などを中心に人気となった。原宿などには専門店も出来ており、海外にもファンは多い。ニコニコ動画など動画サイトにおいては、スクイーズを触って発せられる音のASMR動画などが多く上がっている。
作られることの多い題材は動物、果物や食品といったもので、食品などに関しては、リアルな造形ながら好き勝手に触れることができることによる不思議な感覚を味わうことができる。キャラクターコンテンツのグッズなどでも多く作られていて、例えば鬼滅の刃、呪術廻戦、Among Us、PUI PUI モルカーなど、著名なコンテンツでもグッズ展開されていたりする。
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Among Usのスクイーズ |
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価格帯はさまざまで、100均で取り扱われるものから、数千円の高品質志向なものまである(先述のブルーム社のものは後者にあたる)。また、風船の中に小麦粉を入れたり、スポンジを用いるなどして「手作りスクイーズ」を作る人も意外と多く、このように身近な材料でも独特の触感に挑むことはできる。作り方を紹介している作ってみた動画も上がっているので、暇な人は試してみてはどうだろうか。
一方で、環境・健康に対する問題の指摘もある。デンマーク環境保護庁はスクイーズを検査したところ、ジメチルホルムアミドなどといった有害物質の放出を検出したことから、市場からの排除を促している。
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