スクール☆ウォーズとは、大映テレビ制作で1984年10月6日から1985年4月6日までTBS系列で放映された高校を舞台としたドラマである。
概要
元日本代表フランカーであった山口良治氏が伏見工業高等学校を全国優勝まで導くまでのノンフィクションがモデルである。制作側の大映テレビとしては、当時社会問題化していた「校内暴力」をドラマを通じて無くしたいという意図があったらしい。
あくまでもフィクション・ドラマなので原作(というか現実)が微妙にアレンジされている。
例えばモデルになった伏見工業高等学校は京都府の学校だが、ドラマの川浜高校は神奈川県。実際に優勝するのにかかった年月が短縮されている。そこら辺は原作と読み比べていただきたい。ちなみに原作は文庫化のときに「スクールウォーズ」のタイトルが前に挿入された。
なおドラマタイトルと同じ「スクール☆ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」という原作者執筆の本があるが、これはドラマを基にしたノベライズであり原作では無い。
OPでは1981年の伏見工業高校対大阪工業大学付属高校(現 常翔学園高校)の決勝戦映像が使用された。
また、1990年9月から1991年1月まで続編にあたる「スクールウォーズ2」が放送された。こちらは「八月の濡れたボール」という作品が原作だが、原作が野球の話の為大きく改変がされている。
他に2004年9月には映画版として「スクールウォーズ・HERO」が上映されている。こちらはドラマ版とは違い、原作を基にしている。
作品が与えた影響
放送開始時こそ視聴率が6%と振るわなかったが、山下真司の迫真の演技や数々の名言が次第に視聴者の評価を得て、最終的には20%代を出し、再放送枠まで出る程の人気となった。それは2000年を超えた今の時代でも通じるものがあり、再放送される事もあればDVDやBlu-ray版も発売されている。また、この番組の影響で放送後にラグビー志願者の増加とラグビー界においても影響を与えている。
何よりこの番組のOPテーマである麻倉未稀の「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」はラグビーのみならず、あらゆるスポーツで使われるスポーツの曲の一つとして使われている。
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主題歌は映画フットルースの挿入歌だった「HERO」に売野雅勇氏による日本語詞バージョン。
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関連項目
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