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スコット・トレーシーとは、イギリスの特撮番組「サンダーバード」に登場するキャラクターである。
概要
トレーシー家の長男で、サンダーバード1号の担当である。冷静沈着な性格で基本的に温厚な性格。いち早く現場に駆け付けて、移動指令室を設置して陣頭指揮にあたったり、ジェフがいない時は代わりに作戦の総指揮をとったりと、副官的な立ち位置である。救助隊創設以前はアメリカ空軍にいた経験を持ち、また、オックスフォード大学とイェール大学に在籍してた秀才である。そつのないキャラクターであるが、彼なしに作戦実行はありえないという点で国際救助隊には欠かせないキャラクターである。なお、1号の他にも3号に乗ってアランのサポートをする事もある。
また、優秀なパイロットでもあり、テロ行為の続いたファイヤーフラッシュ号のテスト飛行のパイロットに指名されたほどである。その際に一緒したハンソン機長とは一番最初の活動時からの仲である。
命名の由来はマーキュリー計画に参加した宇宙飛行士の一人である「スコット・カーペンター」である。
日本語吹き替え版は時代劇の悪役でおなじみであり、エースをねらえ！の宗方仁の声で知られる中田浩二氏である。
サンダーバード1号
災害現場へ急行し、情報収集と作戦の指揮の任をもつ。全長35m、全幅24m(羽を広げた状態)、直径3.6mの大きさをもち、一見してロケットのようなシルエットをもつ。塗装は銀色で機首付近は赤、機尾付近は青くなっている。機体には縦に「THUNDERBIRD 1」と書いてある。時速12000キロという凄まじいスピードで地球上のどの場所でも60分以内で到着できる。また、離着陸も水平状態で可能である。
前述したとおり、主に情報収集と作戦の指揮を主な任務とするので、装備品もそれにあわせたものとなっている。現場での作戦の指揮をする為の移動司令室、危険地帯での現場視認の為の無線操縦のホバーカメラがある。
その他にもカメラ探知機・フィルム隠滅装置と機関銃がある。これはファイヤーフラッシュ号の様な超音速旅客機が登場しているサンダーバードの時代においても、地球上を60分以内で、しかも水平状態の離着陸の出来るVTOL機的なものはサンダーバード1号以外に存在せず、悪人の手に渡れば世の中が混乱するのは必定である為、過剰と言えるほどに隠避性を重視した装備が必要となった。番組初期はフッドによるサンダーバードの情報収集とその攻防がメインに行われてた。その際にはこれらの機器を駆使したが、フッド以外にもマスコミの餌食になった事もある。
発進までの流れは、
- スコットが壁に張り付くと、どんでん返しのようになり、格納庫に通じる。
- タラップがサンダーバード1号に近づき、連結をする。
- サンダーバード1号に乗り込んで発射台へ移動する。
- プールが開き、スコットがレバーをスロットルを引く事で発射。そしてこけて大爆破。
ここまで約2分で完了をする。これは現実世界と比べれば非常に短い時間である。
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関連項目
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