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スズキ・エブリイとは、スズキが1982年より発売をしている1BOX型の軽乗用車及び商用車である。
概要
車名の由来は、英語で「どこへでも」という意味から。従来のキャリイから1BOXバンのみを独立化をしている。初代モデルから三代目モデルまでは、4ナンバーの商用車がメインであったが、上級グレードの場合は一般のユーザーをターゲットとしてた装備充実のモデルも用意をされ、乗用車としても通用出来るモデルでもある。1999年登場の四代目モデル以後は、5ナンバー登録のワゴン仕様も用意される。
駆動方式はＦＲと4WDであるが、三代目モデルのみリアミッドシップレイアウトとなっていた。
また海外でも現地生産がされるなどのスズキの海外戦略車でもある。
初代モデル（1982年～1985年）
1982年にキャリイのバンモデルから独立をしたモデルとして登場。駆動方式はＦＲと4WDが用意をされ、リアサスペンションがキャリイの場合は板バネのリーフリジット式から、コイルスプリング式へと改められて乗り心地を追及をしたモデルとなっている。
二代目モデル（1985年～1991年）
1985年に初のモデルチェンジ。モデル初の3速AT仕様が追加される。なお4WD仕様のリアサスペンションは耐久性重視の板バネのリーフリジット式になる。エンジンも上級グレード用にターボ仕様も追加がされた。
1986年に一般ユーザーをターゲットにした最上級グレード・ジョイポップが追加される。
1988年にマイナーチェンジ。内外装を大幅に変更をし、インパネデザインも刷新される。一部グレードのエンジンもパワーアップ化がされる。
1989年にマイナーチェンジで、上級グレードのデザインが刷新をされバンとの差別化が図られる。同時にマツダへＯＥＭ供給を開始。
1990年に軽自動車規格の改定により排気量が550㏄から660㏄へとアップされる。
三代目モデル（1991年～1998年）
1991年にモデルチェンジ。ビジネスタイプの「キャリイバン」と上級版の「エブリイ」に分けられて販売をされ、この代のみリアミッドシップレイアウトになる等の力を入れた作りとなっていた。また内外装も曲線を多用をするなどのスタイリングに力を入れていたモデルでもある。
1993年にマイナーチェンジ。ビジネスタイプの「キャリイバン」を「エブリイ」に統合がされ、ハイルーフ仕様が登場をする。
エアコン冷媒がR12からR134aに変更をされ、内装も難燃化素材となる。
1995年に一部改良。ターボエンジンをパワーアップ化がされた。
1997年にマイナーチェンジ。エンジンの改良とクラシックバージョンの「エブリイＣ」が追加される。
四代目（1999年～2005年）
1999年にモデルチェンジ。軽自動車規格が改定をされる。また従来のフルキャブオーバー式から前輪を前方に出したセミキャブオーバー式に変更がされる。商用の350キロ積みと乗用ユーズを狙った250キロ積みの二種類が用意される。
同年にシリーズ初の5ナンバー仕様のエブリイワゴンが登場。商用グレードよりも両席エアバックやABSを装着をしたモデルとなっている。また、電気自動車やLNGエンジン仕様が登場をしている。一部改良により初の4速AT仕様も登場をしている。
2001年に一部改良。エンジンが新設計のオールアルミタイプとなる。ATのシフトレバーが一部グレードを除きフロアからインパネ式となる。
五代目（2005年～2014年）
2005年にモデルチェンジ。デザインを直線的なデザインとし、シフトレバーをMT仕様も含めてインパネシフトに変更をされる。
2012年に一部改良で、シートベルトに関する保安規制に対応をする。
六代目（2015年～）
2015年2月にモデルチェンジ。使い勝手を追求をしたモデルとなる。またミッションも従来の5速MT仕様とターボ仕様に用意される4速AT仕様の他に従来の3速AT仕様に代わる、5速のオートギアシフトを採用をし、燃費性能を高めた。
TVCMには、俳優・宇梶剛士、タレント・はるな愛、歌手・円広志を起用。音楽には円広志が1978年に大ヒットをした曲『夢想花』の替え歌を採用をしている。
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関連項目
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