スズキ・MRワゴンとは、スズキが2001年より製造をしている軽トールワゴン型の軽乗用車である。
概要
車名の由来は、MRは「Magical Relax」の略。1999年に開催された第33回東京モーターショーに出品をしたショーモデル時はMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)レイアウトの意味だったが、その後、前輪駆動レイアウトになり、「Magical Relax」の略となった。
ワゴンRをベースにしながらも、スタイリッシュさを全面に押し出している。ミッションは初代と二代目が4速ATのみ、三代目がCVTのみとなる。エンジンも歴代共にターボ無しとターボ有の二種類が用意される。駆動方式はFFと4WDが用意される。
2002年より日産自動車にモコとしてOEM供給がされている。
初代モデル(2001年~2006年)
2001年に登場。ワゴンRをベースにしながらもスタイリッシュさを全面に押し出している。原型は1999年に開催された第33回東京モーターショーに出品されたミッドシップレイアウトの軽乗用車であったが、市販版はワゴンRをベースにしているのでFF駆動が基本となる。エンジンはターボ無しとターボ有りの二種類が用意される。
2002年に日産自動車との提携によりOEMモデルのモコが登場。同年にはアパレルメーカー・ミキハウスとのコラボをしたグレードも登場。
2004年に一部改良。グレードの整理とフロントバンパー形状の変更とリアスライドシートのスライド幅が大きくなる。燃料電池車も登場をする。
海外仕様のインド仕様やインドネシア仕様では、排気量が1100㏄にアップをされて、独自の5速MT仕様も存在をしている。
TVCMには、2002年から2004年にかけて女優・米倉涼子が起用されている。
二代目モデル(2006年~2010年)
2006年に初のモデルチェンジ。先代モデルよりも利便性をたかめ、子供や女性に対して「使いやすさ」を追及をしている。またキーレススターターシステムを上級グレードに初採用がされる。またスズキ車初のインパネシフトが採用される。
2009年に一部改良。ユーザーからの不満点を改善をしたモデルとなった。
2010年に装備変更で、ターボ仕様が廃止(モコでは継続)され、モコで標準装備となっていたABSが標準装備となった。
三代目モデル(2010年~)
2010年にモデルチェンジ。2008年に登場をしたパレットが家族をメインとしているためターゲットを主婦層から若年層に切り替え、先代モデルよりも直線的なデザインとなった。標準装備のオーディオもタッチパネル式を採用。ミッションもCVT化がされる。
2013年に一部改良。ターボエンジン仕様が廃止をされるが、スズキの軽乗用車共通の技術・エネチャージが全グレードで採用され、パワーと燃費を両立をした形となった。また二代目モデルに設定をされていたゴージャス仕様・Witも復活する。
TVCMには当初は『ムーミン』シリーズに登場をするキャラクター・ミイがアニメで登場をしている。2012年には、きゃりーぱみゅぱみゅが登場をしている。
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関連項目
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