スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza)とは、イタリアの球技専用スタジアムである。イタリア・ミラノ西部に位置し、競馬場と隣接している。通称サン・シーロ(San Siro)。サンシーロ、ジュゼッペメアッツァスタジアムなどとも表記される。カルチョのスカラ座という愛称もある。
概要
インテル・ミラノとACミランのホームスタジアムであり、世界でも大変有名なサッカースタジアムである。80018人収容でき、イタリアサッカーの聖地と言える。しかし屋根を付けて以来、芝の育成が困難になり粗悪なピッチになっていた。そこで2012年、芝の改修を行い、人工芝になった。このスタジアム自体は創設以来、何度か改修を重ねている。またビッグマッチ(ダービーマッチや上位対決など)では発炎筒が大量に焚かれることも珍しくないが、屋根によりスタジアム内に煙がこもり、ピッチ内が視界不良になることもしばしばある。
サン・シーロとはスタジアムが位置する地名であり、もともとこちらが正式名称であった。しかし、インテルとACミラン両チームで活躍したサッカー選手ジュゼッペ・メアッツァの功績を称え、この名称になった。日本ではインテリスタがジュゼッペ・メアッツァ、ミラニスタがサン・シーロと呼ぶという説があるが、これは誤りでインテリスタもサン・シーロと呼ぶ(逆も然り)。インテル公式ページでもサン・シーロと書かれていることからも確認できる。
基本的にウルトラス(熱狂的ファン)は、インテリスタの場合北側ゴール裏2階席、ミラニスタの場合南側ゴール裏2階席に陣取る。またアウェイ側ゴール裏3層目(3階席)はアウェイサポーター専用席となる。また1階席(特にゴール裏)はよくゴミや物が上から投げつけられるので注意。
ミラノダービー及びインテルホームのイタリアダービーの開催地であり、イタリアW杯の開幕戦の会場にもなった。このスタジアムのピッチに立つことを夢見るサッカー選手も非常に多い伝統のスタジアムであるといえる。
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